【新解説英文法】 a, an, the 英語の冠詞 【画像付き図解】

the dog

レベル Beginner ★☆☆☆

どんな時に The をつけないといけないのか? なぜこの場合は a ではダメなのか?
初心者のうちは英文法を学習していると毎回、名詞の前に The (冠詞)を置くべきか悩んでしまう。

いきなりその答えを書かせてもらうと

その話題の中で限定、特定されているかどうか

非常にシンプルである。

…しかし、この一文だけではピンと来ないかもしれないので
今回は名詞と冠詞の関係について詳しく以下に解説していく。

毎回言っている感はあるが、
「文法という難しそうな言葉の響きに身構える必要はない」
英文法は非常にかんたんだ。

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可算名詞と不可算名詞

冠詞の話をする前に、まず説明しなければいけないのが「可算名詞と不可算名詞」である。
既に知っているという人はこの項をスキップしてもらって構わない。

名詞には大きく分けて2種類ある。

ball や dog のような、1つ、2つ、と数を数えることができる可算名詞
対して、
water や air のような単純に数を数えることができない不可算名詞

・代表的な可算名詞
ball, dog, child, egg, letter など

・代表的な不可算名詞
water, air, salt, money, music など

名詞はこの2種類に分けられることを今の段階では理解しておいてほしい。

不定冠詞と冠詞 a と the

それでは本題である。冠詞とは名詞の前につけることで名詞を限定する品詞である。

名詞の前に a(不定冠詞) をつけるべきか the(冠詞) をつけるべきかを決める基準は以下の通りだ。

α.(その話題の中で、明らかに1つに絞られ、特定されているものには the をつける。)
β.(その話題の中で、初めて話題に出た単数の可算名詞には a をつける。二回目からは the をつける。)

文字で説明しただけではイマイチ掴めないのでわかり易い例文で解説する。

まずは冠詞をつける基準αの説明から

話をしているその場面で、自分からも相手からも明らかにどれを指して言っているのかが明白な場合、名詞の前には the をつける。

例えばあなたが誰かと話をしていて、部屋が暑いから窓を1つだけ開けて欲しくなったとする。
その場合、部屋に窓がいくつあるかによって言い方を変えなければいけない。

例:
・Can you open the window?
(部屋に窓が一つしかない場合。)
・Can you open a window?
(部屋に窓が複数ある場合。)

上の例文は、話をしている範囲には明らかに窓が1つしかないので
「(今見えているあの)窓を開けてくれますか?」
という意味になる。

article1

対して下の例文では、今話をしている範囲に窓が複数あるので
「どれでもいいので1つ窓を開けてくれますか?」
という意味になる。

article2

仮に、話をしている範囲に窓が複数ある場面で

Can you open the window?
「あの窓開けてくれる?」

と言ったとする。すると相手から

Which window do you want me to open?
「いくつかあるけど、どの窓を開けてほしいの?」

と聞き返されてしまうだろう。

article3

明らかに1つに絞られてはいない場面では the window と表現してはいけないのだ。

冠詞をつける基準βの説明

「1つに絞られるかどうか」という基本的な考え方は先述のαと同じだが、こちらはαに比べて単純である。
初めて話題に出す時には a 二回目以降には the をつける。それだけだ。

例:
・I bought a car last week. The car is good. I like the car.

非常にかんたんだ。

この話題の中で「先週(とある1つの)車を買った」と初めて車が登場したので、最初の car には 不定冠詞の a をつける。
一度話題に出た時点で「私が先週買った車」と明らかに1つに絞られたので次からは 冠詞の the をつけて「その車は良いよ」と話す。そういう決まりなのだ。

他にもいくつか例文を紹介しておく。

例:
・I have a desk. The desk is so old, but I like the desk.
・I had a guest yesterday. The guest was my cousin.

所有格がつく場合

「誰の」を表す所有格 my his her などが名詞の前に置かれる場合は、冠詞も不定冠詞も必要ない。最初から1つに絞られているからだ。

例:
・I washed my car yesterday.
His sister was sick. She is fine now.

the my car や his the sister とは決して言わない。

複数可算名詞 不可算名詞の場合

初めて話題に出るものが cars や water のような複数可算名詞や不可算名詞の場合は a をつけずに some をつける。

例:
・I bought some snacks.
・I have some water.

結論

つまり、名詞の前には基本的に a, an, some, the, my などの名詞を限定する単語をつけなければいけない。

更に詳しく冠詞について解説

全般を表したい場合は the をつけない

先述のαの基準(その話題の中で、明らかに1つに絞られるものには the をつける。)
をもう少し深く掘り下げて解説する。

まずは、次の二つの例文を比べてみてほしい。意味がどう違うかわかるだろうか?

例:
・I like dogs.
・I like the dogs.

上の例文は冠詞の the がついていないが、下の例文にはついている。
冠詞の有り無しによって意味がどう違ってくるかというと

上の the がついていない場合は一般的な犬全般を指して dogs と言っている。
つまり
「私は犬全般が好きだよ」
と言っている。対して下の the がついている場合は、その話題の中で相手にも自分にも限定できている犬達のことを指して the dogs と言っている。
つまり
「私はあの犬達が好きだよ」
と言っている。
例えば「101匹わんちゃんに登場する犬達が好きだよ」という意味ならば the dogs と言えばよいということだ。

全般を表しているので、名詞に the がつかない例文をいくつか紹介しておく。

例:
・Life is not possible without water.
・I don’t think English is difficult.
・I’m not good at writing letters.

その他の the をつけない表現

これまでの冠詞の解説を踏まえて
「仕事に行ってきます」
という意味の英文を作ってみて欲しい。さて、 work に the をつけるべきだろうか?つけないべきだろうか?

→正解はつけない。この場合「とある特定の仕事に行ってきます」という意味ではなく、単純に「働きに行ってきます」と、いわゆる広い意味での仕事全般を言っているので冠詞をつけないのが正解。つまり、

I’m going to work.

と言えばよい。
school や prison なども同様だ。

例:
・What did you learn at school today?
・He is in prison. What did he do?

例外: THEの付く場合と付かない場合

以下は必ず the をつけて用いる。

the movies, the theater, the post office, the hospital, the airport
the police, the sky, the world, the top, the left, the right, the bottom
the internet, the radio

以下は the をつけずに用いる。

TV, breakfast, lunch, dinner
next (week), last (week)

まとめ

これで冠詞の解説は終了。
解説が長くなってしまって複雑に感じたかもしれないが、
冒頭で話した通り、冠詞をつける必要があるかどうかは

「その話題の中で特定されているかどうか」だけを考えれば基本問題ない。
地名やルーブル美術館などの固有名詞と冠詞の関係については少し複雑なので後に詳しく補足しようと思う。

初心者が気をつけるべき4つの品詞については過去の記事にまとめてあるので参考にしてほしい。

レベル Beginner ★☆☆☆ 時制英文法の第一歩 単純現在形

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