【入門との違い】アルクTOEIC 500点教材をガチ評価してみた!

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トイックで500点を目指す。

初心者を抜け出して具体的なスコアを目指す人の最初の関門である。

当たり前の話だが、TOEICで目標スコアに達するためには自分に合った教材が必要不可欠であり、一番重要な要素だ。

さて、どれを選ぼう?
TOEIC関連の教材は高いものが多いけど、何を選んだら一番効率よくコストを抑えて目標スコアにたどり着くだろう。

とお悩みの方のためにいろいろな教材を実際手にとって学習者目線でレビューしていくシリーズ第2弾。

ということで今回は『アルク TOEIC 完全攻略500点コース』の評価・レビューをしていく。
同アルクの『TOEIC超入門コース』より一つ上のレベルのコースだ。
この教材があなたに合うものかどうか、高い買い物をしてしまう前にまずはこの記事を参考にして欲しい。

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アルク500点コースの特徴と『超入門』との違い

『超入門コース』と共通する部分

●TOEIC新形式に完全対応。

●コース購入で自動的に会員登録完了。WEBサービス(テストコ)が利用可能になる。テキストや音声のデータ版が入手可能。
スマホアプリで外出先でもトレーニング可能になる。

●各月の最終日にはTOEIC形式のミニテストがある。理解できていない部分を再確認できる。WEB経由で回答を提出しないと答え合わせできないので、程よい緊張感を持ってコースに取り組める。

『超入門コース』との違い

●具体的なスコアを目標としているので、レッスンに使われる問題がより本番のテストに近い。

●1日20~30分、週6日のトレーニングを3ヶ月で修了となるよう設計されている。

●文法→リスニング→文法→文法&リスニング→TOEIC攻略→まとめ を週の1サイクルとしているので、順序良く理解できるし、同じことの繰り返しを避けてうまい具合にモチベーションの維持ができる構造になっている。

●500を目指す場合に必要な頻出単語集が別にまとめられている。メインコースで出てきた順に掲載されているので、ちょっとした空き時間に単語の暗記ができる。

●3ヶ月のレッスン終了後に最終テスト200問が用意されている。500点コースではこの最終テストを3回、それぞれ違う条件下で受けることを前提としている。
3段階に分けて受験することで、自分の英語力を詳しく分析できるので非常に本格的。

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セット内容(左から)

・ファイナルテスト200
・CD×8枚(テキスト音声5枚、ワードブック音声1枚、マンスリーテスト音声1枚、修了テスト音声1枚)
・毎月行うマンスリーテストブック
・コースガイド
・ワードブック(重要単語練習ブック)
・テキスト3か月分

実際に勉強してみた

基本のレッスンの流れ1 ボキャブラリー

週の始めの3レッスンでは、必ずその単元で使われる単語の紹介から始まる。
軽快な曲と共に単語が紹介され、続いて自分も発音して練習できるように作られている。

企業の → corporate♪
監督者 → supervisor♪

のように、まずは重要単語を耳に慣れさせるようなレッスンから始まるのでとっつきやすい。

ちなみに1日分の音声は大体4~10分程度。1日20~30分目安というのはリーディングを解く時間や復習なども加味した数字。

基本のレッスンの流れ2 シチュエーション

1つのレッスンは、面接、会議、広告、空港などTOEICでよく出題されるシチュエーションから1つのテーマに絞って、それに沿った練習問題やボキャブラリーを覚えていくことになる。
練習に使われる問題もTOEICに慣れた人が見たら、「あーあるあるこういう問題」とピンとくるだろう。

アナウンスのスピードは全体を通して超入門に比べて速い。
実際のTOEICテストのゆっくりめなアナウンスと同じくらい。

本番のナレーションの人達に近い感じで、本番と同様にイギリス訛りなどもあるがやはり聴き取り易く喋ってくれる。

基本のレッスンの流れ3 スラッシュリーディング

英文を/(スラッシュ)で区切って日本人にわかり易いかたちにしてから理解する練習が随所に現れる。

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これは初心者にとって英語文法の語順を覚えたり、慣れるのにとても有効。

日本人にありがちな間違いである”文を後戻りしてうしろから訳す”
この悪いクセを直すことを第一の目的としている。

基本のレッスンの流れ4 ディクテーション

アナウンスで聴こえた単語の穴埋めをするディクテーションの練習がある。
ディクテーションとは、聞こえた英語を文字に書き起こすリスニング練習法のことだ。

とても有効な練習法だが、初心者には難しいはず。
しかし、このテキストでは簡単な難易度が設定されているのでとっつき易い。

解答、解説ももちろん丁寧にされている。

基本のレッスンの流れ5 週末の確認レッスン

各週の最後(6日目)にはその週で学んだ内容をしっかり頭に定着させるような復習と応用を兼ねた練習が用意されている。
もちろん、本番のTOEICと同じ形式の問題ばかりだ。

それを繰り返し声に出したり、繰り返し読んだりするノルマの回数も設定されている。
少し丁寧すぎる気がするが、この指示通りに進めていけばたしかに効率は良い。
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毎回、丁寧に文章の解説を細かくしてくれるので、ゆっくり確実に文法が理解できるようになっている。

基本のレッスンの流れ6 マンスリーテスト

テキストの最終レッスンには『マンスリーテスト』と呼ばれるその月で学んだ内容を確認、復讐するためのテストを受けることになっている。
WEB経由で提出しないと解答の確認や答え合わせはできないので、しっかり腰を据えて取り組もう。
自分の弱点を把握することが目的なので高スコアを目指す必要はない。

この基本レッスンの流れ1~6を1サイクルとして3ヶ月行うと
見事コースは修了となる。

その他の付録

ファイナルテスト200

3ヶ月のレッスン、3冊のテキストを終えた後に受けることになる最後のテストだ。
本番のTOEICと同じ200問構成で、出題される問題も本番さながら。

しかし、難易度は本番のTOEICに比べるとかなり易しめ。
3ヶ月のレッスンで覚えた内容の理解度を再確認するような問題が多い。

まだ理解しきれていない自分の弱点を把握するためのテストだ。
弱点を無くすことが一番スコアアップに繋がると私は思う。
高いスコアを意識せず、今の自分の実力を知るために気楽に臨もう。

ワードブック

レッスン内で登場した単語を暗記するための付録だ。
ちょっとした空き時間などに読んでレッスンで新たに学習したボキャブラリーを頭に定着させよう。


必ずその単語を使った例文も掲載されているのでとても覚え易い。

英語においてボキャブラリーは、文法と同じくらい重要な要素なので、このワードブックだけでも充分価値がある。

『500点コース』の細かい特徴 個人的感想

●超入門編と違って、文の構造を専門的に解説している。

●TOEICに限らず、英語初心者のうちに確かに私もここがわからなかった!と思えるような初心者目線で書かれている解説がうまい。

●各月開始時に講座監修者の先生の動画(約10分)の視聴が推奨されている。

くやしいけど、でもいいことを言っている。

「いろいろな教材に手を出さず一つの教材をきちんと終わらせること」「TOEICでは英語力だけでなくその傾向を知ることが同じくらい大事」「500を目指すなら500をとるのに充分な単語だけを覚えればいい」

など。一応、私が聞いても『あ、うん正しいこと言ってるね』と思えるので、この監修者のおねーさんのことをどれだけ信用できるかがこの教材で成果を上げられるかのポイントになるだろう。

この人↑が担当監修者さん。

●ところどころコラムという形で記載されているワンポイントアドバイスがなかなか役に立つ。
単語が覚えられないのを年齢のせいにしていませんか?とは痛いところを突かれた。
テキスト1の2週目くらいに、なるほど!と思ってしまう単語の覚え方テクニックが載っていた。
私が実践していた暗記方法と少しだけ似ているが、より突っ込んだ方法だった。

●最後まで講座を受けてみて気付いたが、アナウンスの速さがレッスンが進むにつれて徐々に速くなっていった。
気付かないうちにレベルアップさせるのがうまい。

●『超入門コース』の記事にも書いたが、テキストが進む毎に徐々に学習レベルを上げていく感じがうまい。
週の1~3は簡単で週末になるほど本格的な内容になるが、前半で覚えた内容に沿った内容なので決していきなり難しい問題という感覚はない。
学習の進捗具合と英語のレベルの上がり具合をグラフにするとこんな感じ。
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『アルク 500点コース』のデメリット

難易度がやや高い

『超入門コース』に比べるとイラストでの解説が少なく、難しめ。
ガッツリと英語を学習するための本格的な内容になっているので、
ある程度英語に慣れた人じゃないと難しく感じてしまう。

自分で攻略している感がない

これは『超入門コース』にも共通していえることだが、
この『500点コース』はこの教材だけを続けていればTOEICの基本が学べるように作られている。
つまり自分で計画を立てる必要がない。
自分だけの方法を試行錯誤してスコアアップしていきたいという人にはあまり向いてないかもしれない。

お値段がやはり少々…

目標スコアが上がった分、当然その対価も高くなる。
3万5千円とちょっと高い。
普通に書店などで自分で教材を選ぶ場合よりも大体2~3倍のお値段。
ちなみに、MP3版ならCD版より3000円近く安いので、MP3を再生できる環境にあるならこちらが断然おすすめ。

『アルク TOEIC500点コース』感想 評価まとめ

以上が『500点コース』の詳細と感想だ。
やはり『アルク』の教材というだけあって安定した学習ができると感じた。

本当に500点到達に必要なことに厳選して解説が行われているので、余計にレベルの高い内容は一切でてこない。
いきなり難しいことに挑戦することは効率が悪く、徐々にレベルアップしてこそのハイスコアなので、この構成は確かに効果的だ。

英文法の基礎からわからないと言う人は超入門から、中学英語くらいは覚えていると言う人は500から始めてみると丁度いい

勉強を成功させる秘訣は『いかに自分の気持ちをコントロールしてモチベーションを維持させるか』だ。
そういう意味でこの教材は作り方がうまいと思う。
500点コースを見てみる→

アルクの講座全てに言えることだが、「コツコツ毎日努力の積み重ねこそが英語を身に付ける秘訣だ」と口をすっぱくして語っている。
私自身がそうしてきただけに非常に同感できる。
「~するだけで簡単に英語がしゃべれるようになる!」などと無責任なことを謳って客を集めようとしている教材などより、よっぽど信頼できると感じた。

人は自分にとって都合の良い情報を疑わず、信じてしまう傾向があるという。
そんな心理を巧に利用されないよう、賢い教材選びを心がけよう。

超入門コースとの細かい違いも知りたい方はこちらも参考にどうぞ↓

TOEIC対策の通信講座や教材は日本中に溢れている。ちょこっと検索しただけで山ほど見つけることができる。さぁ、一体どれが一番自分に...
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