高みを目指す人へ アルクTOEIC900点コース使った感想 評価

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alc900_01_2企業が求めるTOEICスコアが655~865と言われる中で900という数字がどういう意味を持つか。

あなたは理解しているだろうか?

TOEIC900!と聞くと一筋縄ではいかない難しいスコアに聞こえるが、

実はやってみるとそこまで難易度の高い目標でも無い。

にも拘らず、取得した後のあなたの変化は大きくプラスの方向に向かう可能性が高い。

TOEIC900はそんな『割のいい』資格なのだ。

今回、そんなTOEIC900点取得のための有名な一つの通信講座を使ってみた。

アルクTOEIC対策コース使ってみたシリーズの最終回、

『アルクTOEIC900点コース』を実際に使ってみた感想 評価である。

『800点コース』までとはまるで違う、ユニークな学習法を最後までご覧あれ。

900点コースの特徴

●現在TOEIC700~800相当の人向け。

●ギリギリ900点ではなく、余裕の900点を狙うことができるコース。

●TOEIC900を取得した後を見越した内容で、実用的で現実的なシーンの英語の習得を目指す。

あくまで文法やボキャブラリーはTOEICをベースにして、かつ英語環境の職場で実際に使われる会話やシチュエーションをテーマにレッスンを進める。

これをすることで900点という数字を余裕で超える英語力を身につけることを狙ったコース。

『国際部門で通用するワンランク上の英語を目指す』
というもの。

大げさに聞こえるかもしれないが、アルクの教材はこういうことを本気で実現させてくれる。
『超入門編』からの 6つ全てのレベルのコースを受講した今だからこそそう思う。

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1日60分のレッスンを週5日、6ヶ月で修了するよう設計されている。

1~4ヶ月目は練習期間で、5~6ヶ月目でTOIEC形式の問題を積極的に解いてスコアを上げる。

教材構成

●コースガイド1冊

●テキストブック6冊

●ウィークリーテストブック1冊

●マンスリーテストブック1冊

●ワードブック1冊

●マンスリーテスト5、1冊

●ファイナルテスト1冊

●CD13枚(CD版のみ)

監修講師の方はなんと本業がTOEIC講師ではなく、30歳から英語を始めて2年で900点、5年で990点満点を取得した経歴を持つという大里氏。

TOEIC® LISTENING AND READING TEST 完全攻略900点コース監修:大里秀介先生

900を目指すとなると継続した学習が非常に重要になる。
なかなか思うようにスコアが伸びなかったり、英語が頭で理解できないともどかしい思いをすることも当然ある。

そういう時に継続学習を止めてしまう人はかなり多い。
それは非常にもったいないことで、
このコースではただTOEICスコアを上げるための講義だけでなく、目標を立てて実行するためのアドバイスなどもサポートしてくれている。

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学習者目線に立って、勉強意外のことも考えてくれるのはアルク教材ならではの特徴。

学習の進め方

週5日学習すると1週間分が修了。

それを4週分学習すると1ヶ月修了として一区切り。

これを6ヶ月継続すると講座修了。alc900_07_2

1~4ヶ月目

週の1~3日目 プロジェクト
毎日のレッスン形式が800点コースまでとは全く異なる。
この900点コースの特徴にも書いた通り、リアルなビジネスシーンでの英語を使ってレッスンを進める。

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会議やスケジュール管理など、TOEICでよくあるシチュエーションで、使われる単語もTOEICの頻出単語そのものなのだが、
問題の形式が全く違う。

週の1~3日目は『プロジェクト』という単位で、与えられたミッションを達成することになる。

いくつかの英語のアナウンスを聞いたり英文を読んで、全体を把握しつつ、細かい内容を全て理解しながら一つの課題に取り組むというもの。

この『プロジェクト』は『次のアナウンスを聞いて以下の質問に答えましょう』といった丁寧な出題のされ方は無く、
テキストには必要最低限の情報しか記載されておらず、自分でアナウンスの内容を聞き取ってヒントを見つけていく。

例えば1週目、1つ目のプロジェクト。まず下のようなまっさらな表がいきなり表れる。

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このプロジェクトでは、あなたはUpward社の営業部長Leeさんの立場になりきって、この予定表を完成させるのが目的だ。

早速1つ目のアナウンスを聞くと、あなたの上司であるCarolから

『あなたは自社製品のMinitime社に対するプレゼンの日程を決めるため、5月前半のそれぞれの参加者の予定を表に書き込みつつ、プレゼンに都合の良い日程をこれから決めてください』

というミッションが与えられているという大まかな目的がわかる。

次に、2つ目のアナウンスでは、あなたと先方の会社の担当者との電話での会話が流れ、その内容から
「Minitime社のプレゼン参加者三人の名前とそれぞれの予定」がわかる。

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↑次にこの長めのEメールを読むとMinitime社のAlewifeさんの予定が書かれていることがわかる。

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↑Alewifeさんはプレゼンに必ず参加する予定の人物なので、表はこのように書き足すことができる。

左側に参加者の名前が書かれている。

バツ印はその人に他の予定が入っていてプレゼンに参加できない日という意味

このように、複数のアナウンスや文章を聞いたり読んだりして情報を集めながら最終的なプレゼン日程を導き出していくというレッスンになる。これが1日目のレッスンだ。

実際の英語環境ビジネスの場面にも対応できるようなレッスンをしていく。
とはこういうことだったのだ。

「難しそう」とか「めんどくさそう」と感じましたか?

…いやいやこれが楽しいんです。

このように聞くと非常に難しいレッスンに聞こえるかもしれないが、難易度は絶妙に設定されていて
一回で全ての情報を理解するのは難しいが、何度も聞き直したり読み直したりすることで
確実に全体像が把握できるようになっている。

これこそ、まさにトレーニングというもの。
確実に英語力のレベルアップが実感できる。

ちなみにこの後、2つ目のEメールを読み解くとこうなって↓

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3つ目のアナウンスでPotter氏という人物とスケジュールがわかって。↓

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次に簡単に読み解けるスケジュール帳であなた(Lee氏)の予定がわかって。↓

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最後のEメールを読むと一気に3人分の新たな参加者の名前とスケジュールがわかる。

こうして完成した表がこれ。

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つまり、プレゼンに最適な日は、、、おわかりだろうか?

そして最後の締めに、プレゼンの情報をまとめたものを穴埋めして
全ての情報をまとめたアナウンスを聞いて1つのプロジェクトは修了となる。

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この1つ目のプロジェクトは、アナウンスは1~2分のものが4つ、文章や表は5つで構成されていた。
これを3日かけて行い、細部が理解出来るまで、わからない単語が無くなるまで繰り返し読む、聞く。

(プロジェクトによってはアナウンスが5つだったり、文章が6つだったりとまちまちだが、全体の量はほぼ均等)

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もちろん、アナウンスのスクリプトや日本語訳も解答例という形で掲載されている。
しかし、ミッションを1度達成するまでは解答は見ないでおこう。

プロジェクトを使った学習の感想としては
最初は難しいかもしれないと感じたが、いろいろな情報を頭の中で繋ぎ合わせながら進めていくうちに、
予定表完成に必要な情報を文章中、アナウンス中から抜き出すことが楽しくなってきて、
途中からは流れに乗るかのようにスラスラと進めることができていた。

最終的に予定表が完成した瞬間、自分でも気づかないうちに自分の英語がレベルアップしているのをハッキリと感じた。

これを毎日少しずつ練習していけば、確かに『いつの間にかTOEICそのものが簡単に思えるレベル』に到達するだろう。
なるほど、よく出来ている。

週の4~5日目 ウィークリーテスト

週の後半はTOEIC形式の模試1回分を2~3日かけて行う。
ウィークリーテストが週に1日しか割り当てられていなかった800点コースまでと大きく違う。
また、難易度も900点コースに相応しく、少しだけ難しめ。

一回約15分、25問の小テストだ。

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4日目にはこのテストを2回に分けて行う。
1回めは制限時間内に解き終わるようにして、2回目は制限時間を気にせずに納得いくまで解く。

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その後、解答、解説を読んで採点をする。
という流れ。

5日目には、4日目に解いたテストを完全に理解するために復習を行う。
各ウィークリーテストには『ブラッシュアップチャレンジ』という小テストの内容を完全に頭に記憶するための課題が用意されている。

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このチャレンジに記載されている内容をこなしていくのが5日目。

『ブラッシュアップチャレンジ』には例えば以下のようなものがある。

●パート1の写真だけを見て、正解の選択肢を思い出して書き出す。
●パート3,4の問題文と選択肢を20秒で読み、解答のヒントになる部分を書き出す。
●パート6の全文を音読する、パソコンでタイピングする。
●パート7の文章中の知らない単語を全て調べる。文章を速読する。

900点を取得するということはTOEICの苦手な分野、弱点問題を無くすことである。
そのためにはなるべくたくさんの模試をこなし、間違えた問題を繰り返し繰り返し理解出来るまで読み直す必要がある。

この『ブラッシュアップチャレンジ』はその繰り返し理解できるまで読むという練習そのもので、
非常に理にかなった練習法と言える。

これで5日目が修了し、その週のレッスンは一応は終わりなのだが、
余裕があれば6日目にその週で学習していて自信が無かったり、少し不安が残っている部分を復習してみることをおすすめする。

と言ってもたまには休まなければ継続学習に支障をきたす場合があるので、余裕があればで良い。

マンスリーテスト

その月の最終週、4週目の週末にはウィークリーテストの代りにマンスリーテストを実施する。
TOEIC形式の問題100問を約1時間で解く中規模のテスト。
(例外的に5ヶ月目のマンスリーテストだけ200問2時間)

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ウィークリーテストと同じく2~3日に分けて1つのテストを繰り返し解いて理解する。
『ブラッシュアップチャレンジ』も当然用意されているので、完全に理解できるまで何度も読み直そう。

このマンスリーテストはWEB経由でテスト結果を提出する必要がある。
提出するとあなただけの弱点分析や勉強方法などのアドバイスがもらえたり、解答、解説が見られたりするので必ず提出しよう。
ちなみに、郵送でも提出は可能。

マンスリーテストが修了したら、晴れて次の月の1週目に進むことができる。
この「3日かけてプロジェクト→2日かけて小テスト』のワンセットを最初の4ヶ月間で繰り返し学習することになる。

5ヶ月目

そろそろTOEIC本番の申し込みをしておくと良い時期。
900点コースを修了するタイミングを見越してうまく調節して申し込みをしておこう。

ということで、この月からは内容が本格的にスコアを上げる内容となる。

と言ってもやる事は変わらず、プロジェクトの達成である。
例えば5ヶ月目の2週目のプロジェクト、1月目の1週目から数えて18個目のプロジェクトの内容は。

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『あなたはとある会社の人事部の担当者。中国支社に1人欠員が出たから、補充のため適任な人材を候補者リストから1人選ぶ』
というプロジェクトになる。

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これがまず最初に与えられる候補者リスト。
この中から適任者を選ぶのが今回のミッション。

次のアナウンスでは、あなたと中国支社の担当者との電話での会話が流れる。
その会話の中で、望まれる人材の条件として

2ヶ月以内に異動できる人がいい
広東語を話せる人がいい
マーケティングとプロモーションを任せられる人がいい
過去に中国支社に駐在したことがある人がいい

という4つの条件があることがわかる。

ちなみに中国支社の担当者の人は当然中国語訛りの英語だ。

次のアナウンスでは最初の4人の情報が会話の中で説明される。
これを先程の条件に当てはめていくことで、人員を絞ることができる。

次のアナウンスでは
3人の候補者のスキル表を見ながらアナウンスを聞いて、スキル表と照らし合わせながら人員を絞るという作業を行う。

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そして最後のアナウンスで最後の候補者の情報を聞き取って、最終的な適任者1人を導き出すことが出来る。

という流れだ。
4ヶ月目までのプロジェクトに比べると、情報と情報を結び付けないと答えが導き出せないという部分で難易度が高くなっている。

TOEIC本番でも、2つの情報の関係を頭の中で結び付けないと解けない問題がパート7で登場するので、こういった問題に対して最適なトレーニングと言える。

ちなみに、この5ヶ月目のマンスリーテストは200問がっつりあるので気合を入れて取り組もう。

6ヶ月目

いよいよ最後の月、ここまでよくがんばって継続しました。
もうTOEIC900点はすぐそこ、あとちょっと走り抜こう。

と言ってもやはりプロジェクトをこなしてウィークリーテストを実施するという流れは最終月でも変わらない。

が、難易度がまたちょっと上がっている。

英語的難易度ももちろん、複数の情報を結びつけて論理的に答えを導き出さないといけない傾向が強くなっている。

しかし、これまで学習をこなしてきた方にとってはもう慣れたもの。
ここまで来ると900点を余裕で超えられる程の実力が身についている。

自信を持ってプロジェクトを進められる。

ちなみに、6ヶ月目1つ目のプロジェクトは
世界のワインフェアでの出展ブースの割当て。

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アナウンスや文章を頼りに、8つのワイナリーが競合しないようにうまく割り当てよう。

ファイナルテスト

6ヶ月目のマンスリーテストがこのファイナルテストである。
アルクのTOEIC対策コース全ての締めくくりとも言える集大成的テスト。
TOEIC本番のテストと同じ形式で200問2時間で取り組む。

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難易度は本番に比べてほんの少し高めに感じた。
と言っても、本番と同じクオリティを再現しているとても良いテスト。
簡単に解ける問題が本番よりちょっと少ないだけ。

このファイナルテストを提出すれば900点コースは修了となる。
勘を忘れないうちに本番のTOEICを受験しに行こう。

900点コースの良いところ

900点を確実に取得させてくれる

900点と聞くとそのテキストも難易度が高いものと思いがちだが、
この『アルク900点コー』は6ヶ月ゆっくり時間をかけてスコアを上げてくれるので、700~800点くらいの人でも身構える必要なくレッスンについて行ける絶妙な難易度設定になっている。

私個人の話だが、900点取得までに、15回以上TOEICを受験した。
TOEIC一回の受験料が5700円なのを考えると、この教材一つ分の購入の方がトータルでは安かった。
900点コース購入の参考にして欲しい情報である。

プロジェクトが楽しい

800点コースまではあくまでTOEIC形式をベースにしての学習だったが、
それとはうって変わって、週に一つのプロジェクトを完遂させながら学習を進めるのがこの900点コース最大の特徴である。

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これは基本的に退屈なTOEICテストの問題とは全く異なるもので、
一つのタスクが与えられ、様々なアナウンスや文章、表からそれを達成するためのヒントを自分で探しつつ学習を進めるというちょっとしたパズルや推理クイズのような感覚で進められる。

これがとても楽しいのだ。
上でも書いたが、一つ一つの英文やアナウンスは難易度が高いという程でもないので、
面倒くささを感じることなく目標に向かって次々と解き進めることができた。

何事も楽しくモチベーションを保てないと続かない。
そういう意味でもこれはとても良い学習方法だ。

アナウンスは4カ国の英語

英語のアナウンスはTOEIC本番と同じ、
アメリカ カナダ イギリス オーストラリア
の4ヶ国語訛りが収録されている。
聞き取りやすさも本番と同じくらいなので練習にはぴったり。

アプリ版が便利

スマートフォンアプリを利用することでテキストや音声を予めスマホにダウンロードし、場所を選ばずに学習ができる。
長い出勤時間中に学習できる人にとっては最適な機能。
もちろんダウンロード無料。

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困ったらコーチに相談

受講中にもし、学習の意欲が沸かないとか、時間が思うようにとれないとか、不安や疑問に思うところがあれば、
あなたに付いてくれる学習コーチになんでも相談すればいい。
どんなことにも丁寧にアドバイスをしてくれる。

900点コースの悪いところ

お値段が…

一度に支払う金額としてはどうしても高額に見えてしまう。
ここが一番の迷いどころだと私は思う。

一応参考までに、私が独学でTOEIC900を取得するまでにかかった費用を計算してみたので、
迷っている方、比べてみてください…

TOEIC700点台からTOEIC900を目指し始めて約1年半。独学でTOEIC900を取得したはいいが、通信講座で学習した場合と結...

計画が長い

6ヶ月の計画なので、十分な時間と覚悟が必要。
その分900点という目標の達成率は高い。

他の教材を諦める必要がある

この900点コースは、『この教材だけで900点を確実に取得できる』という設計になっているので、
自分でいろいろな教材を使って「自分なりの攻略法を見つけながら学習していきたい」
という人には向かない。

900点コース評価 まとめ

以上がアルクTOEIC対策900点コースの感想まとめである。

さすが英語を教える専門家が作った教材。
これなら時間はかかれど無理なく確実に900点を超える実力を身に付けられるだろう。
日に日に自分の英語力が上がっていくのを感じた。

スマホアプリを使って外出先でも学習できるのも悪くない。

900点コースを進めるうえで一つ私からアドバイスがあるとしたら
『わからなくても心配しない』ということだろうか

プロジェクトが例え難しく感じてうまくいかなくても気にしない。
特に一ヶ月目の始めたてのころは難しく感じるかもしれない。
でも、心配の必要はない。

最終目標はプロジェクトを完璧にこなすことではなく、TOEIC900点の(余裕の)取得なので、そのための英語力は確実に身に付いている。

長い目で見て気楽に進めるといい。

900点を確実に取得させてくれるこのコースに興味が湧いたら公式ページを見てみて欲しい。
テキストのWEBサンプル等も試せるのでおすすめ。

アルク公式 TOEIC900点コース

お得なキャンペーン期間中は特に狙い目ですよ。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

おまけ ワードブック

720語のTOEIC頻出単語を暗記するためのワードブック。
TOEIC頻出単語の中でも難しい部類の単語が掲載されている。

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左側のページにその単語が入るべき文章が虫食いで書かれていて、更にその単語を英英辞書で調べた際の意味が書かれている。
右側のページにはその空欄に入る単語とその日本語訳が書かれている。
つまり、ほぼ左側のページだけで日本語を排除した英英辞書として機能する。

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英単語を日本語ではなく英語で覚える練習は、私も実践していたおすすめの方法なので、
これは非常に良い単語帳。
毎日の学習の合間に少しずつ覚えていこう。