『留学、ワーホリに行ってきたけど、TOEICのスコアがあんまり上がらなかった。これって普通なの?』
海外で英語を頑張ってきたハズなのに、TOEICで高スコアが取れないと不安になっちゃいますよね。
『じゃあどうしたら良いんだろう?』…と

30歳、英語力ゼロでカナダにワーホリ。
TOEIC 300から900点まで伸ばしました aki(漢)と申します。
基本的にアンポンタンです。
結論から言いますね。
留学後にTOEICスコアが上がらなくても、今からが本番なので何も問題ありません。
留学で得られるモノは、単純な英語力だけではないからです
今のあなたのままで大丈夫。留学経験を活かして活躍することができます
そして今からTOEIC高得点を取ることも十分可能です。
今回はこんなお悩みを解決します
- 留学後のみんなのTOEIC平均点は?
- 今からどう勉強していけば900点が取れる?
- 留学経験者の強みって何?
- 留学後は何をすればいい?
私の実体験をもとに、留学で得た価値を更に磨く方法を解説していきます
留学後、TOEICスコアは平均どのくらい上がる?
留学やワーキングホリデーに行った場合のTOEIC平均スコアですが
半年~1年の留学で、200~300スコア上がるのが目安です。
英語初心者のスコアが TOEIC 200~300点と言われているので、留学後には 400~600点が取れるようになるということです
私(aki)の場合、、、
私の場合、英語力ゼロから1年間のカナダワーホリで、TOEICは690点でした。そこから900までは日本で伸ばしました

留学中、誰よりも英語学習を頑張った自信はあったんですけどね…
TOEIC公式の数値からも明らか
TOEIC公式の平均値グラフを見ると
1~2年の海外滞在経験のある受験者のTOEIC平均点は700点です。
見やすく表にまとめます
滞在期間 | リスニング | リーディング | 合計平均スコア |
---|---|---|---|
なし | 313 | 256 | 569 |
6ヶ月未満 | 348 | 285 | 633 |
6ヶ月~12ヶ月 | 382 | 317 | 699 |
1年~2年 | 387 | 324 | 711 |
2年以上 | 418 | 360 | 778 |
↑私が出会った他の留学生たちも、ほぼこの平均値通りの結果でした
留学後にスコアが上がらないのはなんで?→TOEICには専用の勉強法があるから
TOEIC800~900点に必要なテクニックや知識は、海外で生活するための英語からは得られません。
冒頭で触れましたが、TOEICにはTOEIC専用の勉強法があるからです。
↓その事実を呟いたときのツイートです。
英語力ゼロで30歳でカナダに留学して、困惑しながらも英語で買い物して、友達とも英語で喋って、英語で部屋探しして、英語で仕事探して、英語で農場で住み込みで働いて。
それを1年経験して受けたTOEICは690点。
TOEICにはTOEIC専用の勉強法があるんだってしみじみ思います。#TOEIC攻略— aki(漢)|TOEIC勉強の味方!ブログがんばり中 (@akijapanenglish) November 28, 2021
このツイートのリプライには、
「生活のための英語スキルと、試験用のスキルは違う。両方大事。」
と、同意してくださる方がいました。
可能性は十分!留学後に目指すTOEIC平均スコアは~点
留学から帰国後なら、TOEIC800点~900点を狙えるポテンシャルは身についています。
理由は先程説明したとおり、『英語を継続する習慣ができている』からです

継続学習は、900点をとるために一番難しくて一番大事なこと
- 留学先でもあまり英語を伸ばせなかった。現在500~600点の場合は800点を
- 留学先でそこそこ英語を伸ばせた。現在600~700点の場合は900点を
それぞれ目標にTOEICの勉強を進めていくといいです。
まだある。留学生がTOEICに有利な点
留学経験者には、TOEIC勉強の際にもう一つ大きな利点があります。
それは、一番大事な「英語の基礎ができている」ことです。
英語の基礎というと
のような語順を理解していたり、基本的な最低限の単語を知っていたり
初心者にとって難しい英文法を理解していることです。
難しい文法の例
- 過去形(不規則変化)
- 現在完了形(have + 過去分詞形)
- 関係代名詞(The book which I bought is interesting.)
など
これらの基礎を完璧に理解していると、TOEICでは600~700点が取れます。
TOEIC初心者の人って、だいたい500点台から伸ばせずに、途中で心が折れて勉強をやめちゃうんですよね。

今まで、たくさんそういう方を見てきました。もったいない
つまり600点レベルまでたどり着けば
あとは基礎を固めて、応用的な表現を新しく覚えていけば
800点レベルは現実的だということです。
留学を経験してきたなら
あなたは既にこの600点レベルまで達しています。(もしくはもう少しで達するレベルです)
これは、800点超えを狙わないのはもったいないです。
800点に届けば、900点も見えてきます。

留学に行くという決断をしただけで、あなたは他の人よりも行動力も英語力も優れています!スゴイんです!
まだ留学前で、失敗しない留学のコツを知りたい方は←ここまでスキップしてください。
TOEIC専用の勉強とは、TOEIC用の教材を使うこと
(他記事誘導しなくていいか。。。日本にいる人達の900点取りたいっていう検索意図とは違うし、何よりも留学っていうカテゴリー記事同士で相互リンクしたいし
冒頭でも言いましたが、800点~900点を取るには
”TOEIC専用の勉強”が必要です。
英語の基礎だけで取れるのは700点までです。
専用の勉強法と聞くと、難しく感じるかもしれませんが
大したことないです。
要するに
- TOEICに出やすい単語を覚えて
- TOEIC形式の問題に慣れる
これだけです。
各パートの時間配分を体で覚えるのも、この”慣れ”の部分に含まれますね。
具体的には、TOEIC用の教材を使って勉強するということです。

やるべきことが明確になってきましたね
では、留学後ならではの具体的なTOEIC勉強方法について以下で解説します。
基礎編】留学後ならではの、TOEIC800点~900点勉強法
留学後ならではの、TOEICスコアを上げる勉強法を解説します。
大きく分けて
- 英語の基礎の再確認
- TOEIC教材での勉強
という順番で進めていくことになります。
留学で学んだことを自分のモノに! まずは基礎を再確認
英文法の基礎を再確認します
これにはそんなに時間はかからないはずです。
留学中に学んだ英語をもとに、基礎を完璧にしていきます。
※基礎英文法に自信があるなら、このパートはスキップして大丈夫です。
やることは単純で、簡単な英文法書を一冊終わらせるだけです。
留学後なので、超初心者向けのものでは簡単過ぎます。
なので、基本的な英文法を広く学習できるものを選ぶといいです。
私が実際に使った中でのおすすめはマーフィーのケンブリッジ英文法(初級編) (Basic Grammar in Use)です。
カナダの語学学校の教材にも使われていたもので、基本的な英文法をとても広い範囲で勉強できます。
一冊全てを読む必要はなく、理解の浅い文法だけを選んで学習できるので、再確認用として特におすすめ。

これで、600~700点レベルに届きます。
TOEIC用の単語について
TOEICで使われる単語は、非常に限られています。
逆に言えば、それら単語を知らないとTOEICの問題は解けません。
英単語は”金のフレーズ”で毎日覚えましょう。
600~990点レベルまでのTOEIC用単語を暗記できます
1000円でお釣りがくるお値段で、コスパが良いです
単語の暗記は他の勉強と平行して、毎日コツコツ進めましょう。

一日に覚えられる単語の数は限られていますから
できれば2周、3周と繰り返して、完璧にしましょう
コツとしては、
- 100単語ずつまとめて覚えていくこと
- 例文も一緒に読むこと
発展編】600点を、8~900点に上げる|TOEICの傾向を掴む練習
基礎を再確認できたら、TOEIC高スコアを取る準備が整いました。
この段階から、一気にスコアを上げていきます。
具体的には、
TOEIC用教材を使ってTOEIC形式の問題に慣れながら
英語の応用的な表現を覚えていくことになります
その練習の効率を上げるおすすめ教材と勉強法です↓
リーディングを徹底的に練習できる|『出る1000問』
TOEIC Part5に特化した問題集です。
難易度別、問題タイプ別に1049問も収録されていて、しかも解説がひとつひとつ丁寧。
おそらく、これより丁寧な解説は無いでしょう。
この本一冊で、リーディングは900点レベルまでカバーできます。

あとは慣れですね
『でる1000』にはデメリットもあります。
- 重いので、持ち運びに向かない
- 参考書の中では¥2300 と少し高い(税別)
という欠点があります。
『でる1000問』を実際に使ってみたレビューです。参考にしてください。

Part5が苦手だったので『こんな良い参考書があったのか!?』と衝撃的でした。
リスニング満点を目指せる教材たち
私はリスニング満点を連続で取れているので、満点のための教材と勉強法を解説します。
リスニングで満点を取るために必要な要素は
- 単語と英文法の知識
- 先読みなどのテクニック
- スクリプトとアナウンスを一致させる練習
これだけです。
特に3つ目は、ひたすら数をこなす作業になります
単語と英文法は、当然必要ですね。
これらを知らないと、英語を理解することができません。
先読みテクニックについて
TOEIC Part3と4を解くにはテクニックが必要です。
例えアナウンスを全部聞き取れたとしても、同時に問題まで解くとなるとコツが必要になります。

単純なリスニング力だけでは満点は取れないんです
例えば「問題の先読み」というテクニックは有名ですね。
アナウンスが流れる前に、予め問題を読んで頭に入れておくというものです。
しかし1つのアナウンスに対して3問も設問があるので、全て記憶しておくのは難しいです。
仮にできたとしても、脳が疲れて後の問題に影響が出ます。
そこで、私が使っているテクニックがこれ
「1問目と3問目だけ先読みする」
です。
2問目はアナウンスが終わって、次のアナウンスが流れるまでの間に解きます。
アナウンスを集中して聞いていれば、あとから2問目を解くのは比較的かんたんです。
このようなテクニックを駆使しないと、リスニングで高得点は難しいです。
その他にもいくつかテクニックを使っています。
詳細は別の記事にまとめてあるので、こちらを参考にしてください↓
スクリプトとアナウンスを一致させる練習について
英語アナウンスを聞き取れるまで繰り返し聞いて、スクリプトで答え合わせをする練習をします。
これを頑張ると、英語を聞いて即座に意味が理解できるようになります。
使う教材ですが、
公式TOEIC L&R 問題集を中古でたくさん買い集めて、音声をシャドーイング、もしくはリピーティングします。
シャドーイングとリピーティング
※しばしばシャドーイングと混同されることもありますが、『シャドーイング』は英語を聴き終わらずに、2~3秒あとを追うように並行して発音するハイレベルな方法
『リピーティング』は、英語を聴き終わったあとに自分でも発音する方法です。一文ずつ丁寧に行います
公式問題集だけだと問題数が少ないので、【スタディサプリ ENGLISH】のような大量の問題が収録されたアプリで練習するのもオススメです。
リスニング練習用と割り切って使うと、スタサプも非常に有用です。

外出先で声が出せなくても、頭の中で音声を追いかければ十分練習になります。
映画や海外ドラマを使ってのリスニング練習も超効果的
映画や海外ドラマでの英語学習。留学中に一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

私は語学学校の授業で「フレンズ」をよく観ました
でも、授業でただ観させられているだけじゃ勉強になりません。
私の経験上、
- 英語字幕付きで
- セリフを繰り返し聞いて練習する
これをすることで、スゴイ効果を発揮します。
映画で得られる効果
- 英語を英語のまま理解する力
- ネイティブらしい、自然な英会話力
- 発音のキレイさとボキャブラリー
『自分の好きな作品を楽しむため』
という意識で英語を勉強すると、「難しい」「勉強が続かない」などのほとんどの悩みは解消されます。
現在は英語字幕付きで作品を観る方法が確立されています。
是非、一度この勉強法を試してみてください。
『英語字幕付き』という条件が重要です
映画や海外ドラマを使ったオススメの勉強法や英語字幕で観る方法をまとめました。こちらも参考にしてください。
※注意 TOEICスコアにこだわり過ぎると前進できなくなる
ここで注意です。
TOEICスコアにこだわりすぎて、キャリア形成を忘れないようにしてください。
TOEICのスコアよりも、仕事の中で得られる経験の方が遥かに価値があるからです。
もちろん、TOEICで高スコアを目指すことは素晴らしいです。

新しい知識は人生を豊かにしていきますからね
しかし、TOEICスコア自体を目的にしては前に進めません。
TOEICを利用して、あなた自身のキャリア形成に役立てることが本当に有意義だからです。
『留学後なんだから、900くらい取ってから面接に行かないとアピールできない』
そんな考えに偏っていて、道を見失ってしまった時期が私にはありました。
結果的に気持ちが焦ってしまって、なかなか900点が取れずに就職活動が遅れてしまったんです。。。
その間に外資系企業のお仕事をもらいましたが、辞退してしまいました。
TOEICスコアよりもキャリアが大事
仕事の中で得られる経験に勝るものはありません。
TOEICスコアを目指しながら、転職、就職活動をすると失敗しません。
【最重要】英語に関わる仕事で地道にキャリア形成していく
例えば今がTOEIC600~700点でも、一般的な日本人より英語に対して抵抗が無いはずです。

渡航前の自分を思い返してみれば、わかるのでは?
英語に関する仕事でスキルを磨きながら、TOEICの勉強も同時に進めていくと、あなたの価値はどんどん上がっていきます
TOEICにこだわりすぎて、行動しないのが一番良くないです。
留学経験者専用の転職エージェントを活用しよう
まずは、留学経験者に特化した転職サービスに相談してみましょう。
どんな形であれ、日常的に英語に触れている環境を作り出すことが一番大事です。
それが仕事であれば、お給料ももらえるし、現場でしか学べない貴重な体験もできるし一石二鳥です
現場で得られる経験は、何にも変えられない財産ですから
TOEICスコアには変えられない、広い知識や経験が得られます。
まずは、無料カウンセリングから始めてみましょう↓
\外資・グローバル求人の圧倒的情報量/
海外経験者専門転職エージェント
人に相談すると、自分ではわからなかった魅力に気付かされます。
転職エージェントはその『プロ』です。
留学経験者ならではの、こんな強みをアピールできるといいですね↓
海外で暮らすのってスゴイ|ワーホリ、留学経験者の強み
海外で生活したことがない人には無い、
留学を経験したあなただからこそ、身に付いているものがあります。
英語の習慣が身についている
- 毎日の英語学習の習慣
- 英語を話すことへの抵抗の無さ
この2つが既に身についているのは、非常に強いです
本来であれば、英語の勉強を始めることは非常にハードルが高いことです。
そこからさらに続けることができる人は極わずかです
しかし留学経験者は、日常的に英語に触れてきたたおかげで、英語学習への抵抗がなくなっています。
そして、日本人によくある『英語を話すことに躊躇する』ということもありません。

普通の日本人は「Nice to meet you.」と言うことすら恥ずかしいですからね
習慣にできていることのスゴさ
そして何よりも”英語学習の習慣”が身に付いているのは大きいです。
留学先では、何をするにも英語のスキルが必要で、英語の勉強をする時間が多かったですよね?
語学学校に通っていたおかげで、毎日の英語学習が当たり前になっています。
英語学習、特にTOEICにおいて毎日の勉強は必須です。
この習慣を身に付けずにTOEIC高得点は、まずあり得ません
視野が広がっているので、柔軟な考え方ができる
日本にいたままでは知ることができなかった現実や体験、それらを通じて視野が大きく広がっています。
全く違う人種、文化、生活を知っていることは、柔軟な考えができるということです。
例えば観光やホテル業界で仕事をする際に、外国人客のことを尊重できる人材として評価されます
そういった、あなたの気づかない価値を見つけてくれる『留学経験者専用の転職サービス』でカウンセリングを受けましょう。
『The Beyond Border』海外経験者専門転職エージェント
「英語」×「海外経験」の強みをもとに活躍できる求人を案内している専門のエージェントです。
【結論】TOEICを上げるのは留学後が本番。転職活動もすると活躍のチャンスが超広がる!
TOEIC高得点を取れる条件は既に揃っているので、後は時間をかけて上げていくだけです。

それが留学、ワーホリ経験者の強み。
そしてTOEICにこだわり過ぎず、転職活動も平行すると幅広いスキルが身につきます。
自分の強みをしっかり認識することで、将来の可能性が広がります。
留学経験を活かして、大きく活躍してください。
\あなたのアピールポイントを見つけてくれる/
まだ留学前の方へ、ワーホリ留学を成功させる方法
留学を活用すれば、英語力ゼロからでも独自の環境でTOEICスコアを伸ばすことができます
私は、30歳でカナダに1年間ワーキングホリデーに行きました
自己紹介でも書いた通り、当時は英語力ゼロでした
『留学したから英語力が上がる』という単純なものではありませんが、『参考書で学んだ内容をすぐにアウトプットできる』という利点があります
何より、『自分を成長させることに全ての時間を費やしていい』
という、まるで学生時代の再来のような体験ができます
TOEICスコアも上がるし、一生に一度の貴重な体験ができるワーホリ
そんな選択肢もあるので、是非検討してみてください

心からオススメします
↓30歳から行くワーキングホリデーのメリットや大成功させる秘訣を、実体験をもとにまとめました
