英語が聞き取れない、英語が聞き取れなければTOEICでスコアは取れない。
TOEICのリスニングはすごく難しいです。
でも『難しい』『聞き取れない』は当たり前なんだと理解すれば、今やるべき正しい勉強法が見えてきます。

私は今でこそリスニング495点ですが
英語を始めた30歳当時は140点。絶望してました…どうもaki(漢)と申します。
こんなお悩み解決します
- TOEICリスニングが聞き取れるようになりたい
- リスニングのおすすめ勉強法を知りたい
- 本番でスコアを伸ばすテクニックやコツを知りたい
この記事では、TOEICリスニングの伸ばし方、勉強法を解説します。
キャリアアップに役立ててください
TOEICリスニングで高得点が取れればキャリアアップに繋がります。
英語のコミュニケーションの基礎が身につくので、外国人と話しやすくなります。
是非TOEICリスニングをマスターして、自分の新しい可能性を広げてください。
ゼロからリスニングを伸ばす勉強法、対策
私が実際にリスニングを伸ばした方法は、一般的なTOEICの勉強法とは少し違います。
TOEICの範囲にこだわらずに基礎知識を増やしてから、改めてTOEICに取り掛かる勉強法です。
初心者のうちから丁寧に英語に向き合っていきます。
今すぐにTOEICスコアが欲しい方には向かないですが、英語全体の理解が深まり、最終的にリスニング満点も狙える勉強法です。
アウトプットができて初めて聞き取れる
自分で英語を書いたり喋ったりできて、初めて英語を聞き取ることができます。

基本的な英語の仕組みを理解したうえでリスニングしなければ、謎の呪文を聞いているのと変わりません。
自分で言えることなら、相手が言っても聞き取れます。
つまり初心者のうちから、TOEIC形式の問題だけに集中するのはおすすめしません。
TOEICを解くためには、知らないといけない情報が多すぎるからです。
まず基礎が理解できて初めて、TOEICの解き方を身につける準備ができます。
- 時間配分
- 先読みテクニック
- 単語暗記
- 英文法
などなど…
全部いっぺんに説明されても、頭が追いつかなくて当然です。
英語を順序立てて理解していくことで、苦手意識を持たずにリスニング練習を進められます。
そのためにはまず、自分でアウトプットできるようになることが最重要になります。
アウトプットってどういうこと?
参考書を読んで英文法の仕組みを覚えることをインプットとしたら、アウトプットは『覚えた英文法を使って話したり、自分で文を変えたりすること』です。
例えば、現在形の英文法を覚えたとします。
主語 + 動詞 + 目的語
のシンプルな形ですね。
ここまでがインプットです。
ここからアウトプットをして、現在形の英文法の理解を深めて自分のものにします。
形を変える練習で、英文法を自分のものにする
まず今の例文を疑問文に変えてみましょう。
となりますね。
このように、形を変えてみることがアウトプットの練習のひとつです。
声に出して練習するとさらに効果的です。
話す相手がいれば、その返答から学べるのでもっと効果的。
他にも、否定文に変えてみたり
目的語を変えてみたりするのも良いアウトプットの練習になります。
子供は無意識に質問トレーニングしている
日本人の子供を想像してもらえるとわかりやすいです。
子供はなんでも質問してきますよね?
『~ってなぁに?』『~はどんな色なの?』『~好き?』など
その返答を聞いて、また新たに言葉を覚えていきますね。
未熟でもかまわないので自分で質問をしてみるということは、言語を身につけるための重要なプロセスなんです。
初心者には難しいかもしれませんが後で紹介する『英語のハノン』という参考書は、このアウトプット練習に特化しています。
具体的に何から始めればいい?
まずは基礎英文法を一通りやり直します。
初心者~中級者は、中学英語ののような基礎が最も重要です。
TOEICは初級者~上級者向けの問題がごちゃ混ぜなので、順序立てて勉強することの大切さを見失いがち。
基礎が疎かなままTOEIC問題の勉強を続けると、いずれ理解が追いつかなくなります。

これはリーディングにも言えること
中学英語の英文法をやり直すには、後で紹介する『中学英語をひとつひとつ~』という参考書が特におすすめでした。
まずは中学の英文法をアウトプットの練習をしながらやり直しましょう。

意外と理解が抜けてることが多いです
- 覚えた文法を使った例文を書いてみる
- 疑問文に変えたり、否定文に変えたりしてみる
- それらを声に出して練習する
などがアウトプットの練習になります。
文法を自在に操れるようになることは、リスニングに絶大な効果があります。
”理解できてるからこそ聞き取れる”
AIで文法チェック
自分で書いた例文が文法的に正しいかどうかは、ChatGPT(無料)のようなAIを使って
と入力してチェックしましょう。
間違っていたら指摘してくれます。
無料で利用できるAIを比較してみたところ、ChatGPT4.0を搭載したBingチャットがもっとも詳細な回答をしてくれました↓
基礎ができたら、改めてTOEICリスニングに取り組む
基礎が一通りやり直せたら、初めてTOEICの問題にチャレンジしていきます。
Part1と2なら半分くらい聞き取れるようになっているはずです。
公式問題集を解いてスコア計測してみると
リスニングが上がっていることを確認できて自信がつきます。おすすめ。
ここまで来たらTOEIC形式の問題を解いて解答を読み、TOEICで出題される英文法表現や単語を一つずつ覚えていくだけです。
基礎がしっかりできているので、700点くらいなら短期間で上ります。
リスニングの伸びもスムーズです。
TOEICのリスニング練習なら、後で紹介する『スタディサプリ』というアプリが音質も機能も良くておすすめ。
遠回りに見えて実は最速の勉強法。
さらにその上のTOEIC800点以上を狙う場合、リスニング満点を視野に勉強していくことになります。
知りたい方は リスニング満点の勉強法▼までスキップしてください。
ここからはTOEICリスニングに焦点をあてた解説をしていきます。
TOEICリスニングの仕組みとスコア別正解数
TOEICはリスニング100問、リーディング100問
それぞれ495点満点です
計200問、990点がTOEICの満点です。

リスニングは45分間
リーディングは75分間 合わせて120分が試験時間。
TOEICリスニングの問題構成 各パートの特徴
TOEICのリスニングはpart1 からpart4 の4つのパートに分かれています。
全4パート 合計100問
設問数 | 特徴 | |
---|---|---|
パート1 | 6問 | 写真を見て、それを適切に表現している選択肢を選ぶパート |
パート2 | 25問 | まずセリフを聴いて、会話として適切な応答をしている選択肢を選ぶパート このパートだけ3択 |
パート3 | 39問 | 2~3人の会話を聞いて、その内容に関する3つの設問に答えるパート。グラフを参照する問題や、セリフの意図を汲み取る問題が厄介 |
パート4 | 30問 | パート3とほぼ同じ形式のパート こちらは会話ではなく、話者が1人。例えば、留守番電話のメッセージとか、ラジオパーソナリティのトークとか |
TOEIC試験全体の仕組み、申し込みから試験当日までの流れなど、基本的な情報を知りたい方は ←コチラの記事にまとめました。
リスニングは何問正解すると何スコア? 正解数の目安
目標スコア毎に、リスニングセクションで必要な正解数の目安をパート別に書いておきます
例:TOEICで600点を取りたかったら、リスニングパート1で4問、パート2で16問、パート3で22問、パート4で18問、それぞれ正解するのが目安。※リスニングとリーディングそれぞれ300点ずつ取れることを前提にしています。
スコア目安 | Part1 6問 | Part2 25問 | Part3 39問 | Part4 30問 | 計 100問中 |
---|---|---|---|---|---|
500点 | 3 | 13 | 18 | 15 | 49問 |
600点 | 4 | 16 | 22 | 18 | 60問 |
700点 | 5 | 17 | 26 | 21 | 69問 |
800点 | 6 | 21 | 30 | 23 | 80問 |
900点 | 6 | 25 | 35 | 26 | 92問 |
この必要正解数は、TOEIC公式問題集を難易度分けしてみた←こちらの記事から算出しました
ちなみに、リスニング満点の目安は100問中97問正解です
TOEICリスニングセクションのスコアの上げ方 特徴
TOEICリスニングセクションは、全問を必死に解こうとするのではなく、解ける問題だけを解いていくことでスコアが上がるセクションです。
なぜなら、TOEIC試験全200問には ”初心者向け問題” ~ ”上級者向け問題” まで混ぜこぜだからです。
考えても解けない問題に時間を使うと負のスパイラルに陥るので、難しい問題はスッパリと諦めて塗り絵する。
『これ以上考えたら次の問題の準備ができなくなる』と思ったら即塗り絵!
これで、リーディングセクションのためのエネルギーを浪費せずに済みます。

この意識があるかどうかで、最終スコアに差が出ます。
ちなみに、この考えはリーディングセクションでも有効です
英語が聞き取れない原因と対策
TOEICリスニングって聞き取れないですよね。難しいです。
私たち日本人が、英語が聞き取れない原因は大きく4つあります。
これを理解すると、リスニング勉強を効率的に進めることができます。
1. 単語とその発音を知らない
単語を知らなければ英語は理解できません。

これは当然ですね
そして『英語を聴いて解く』のがTOEICリスニングですから、『その単語の発音』も知らないと解けないです
2. 英文法の理解が不足している
単語とその発音を知っていても、聴き取れない部分がまだ存在します。
でもそれは、英文法を理解していると聴き取れます。
基本的な英文法を勉強すると、リスニングの土台となるスキルが身につきます。
例えば ”過去形”という英文法を知らなければ、
(私は昨日、英語を勉強しました。) という文章の意味を理解できませんね。
英語を理解するための最低限必要な基礎です。
3.訛りに慣れていない
英語の訛り(なまり)に慣れていないと、聞き取るのは難しくなります。
TOEICリスニングでは特に”イギリス訛り”の英語が聞き取りにくいです。

一般的に、オーストラリア英語とイギリス英語はアメリカ英語に比べて訛りが強いとされています。
4.音と意味が一致していない
ここまでで細かく3つ、英語が聴き取れない理由を書きましたが、結局はこの”音と意味が一致していない”に集約できます

でも、3つとも知っておいて欲しい大事なことだったんです
英語の音と意味を一致させるには、、、
- 英語を聞く
- 音を頭の中で文字にする
- 文字の意味を理解する
この3つの工程の繰り返しが、リスニング勉強の本質です。
以上4つを簡単に解説しました。詳しくは
TOEICリスニングが難しいと感じた時の対処法を別の記事にまとめたので、こちらも参考にしてください。
TOEICリスニングが伸びる3つの要素
TOEICのリスニングスコアを決める要素は3つあります。
- 英語を聞き取るスキル
- 各パートで正解しやすくするテクニック
- TOEICリスニング問題への慣れ
1番目の”英語を聞き取るスキル”は、いわゆる『英語力』のひとつですが、
下の2つは英語力と関係ない、TOEICならではのスキルなんですよね。
TOEICならではのスキルは、Part3&4での”先読み”のようなTOEICを効率よく解くためのテクニックです。
”TOEICの問題形式への慣れ”は、
- TOEICの出題傾向
- 正解になりやすい選択肢
- アナウンスのどのあたりに注目すれば正解できるか
のように、TOEIC形式での勉強を続けるうちにわかってくる勘のようなものです。
TOEICは毎回、同じような問題の使いまわしです。練習問題をいくつも解いているうちに、”慣れや勘”だけで正解できてしまう問題が多いことに気づきます。
この仕組みを知らないと『英語を頑張ってるのにTOEICスコアが上がらない』とモヤモヤすることになるわけです。
つまりTOEICリスニングの勉強法は、、、
- 英語力を上げる勉強法
- TOEIC問題を解くためのスキルを身につける
この2つに大きく分けて、それぞれ対策を進めていくことになります。

”TOEICを解くためならではのスキル”は、TOEIC試験以外ではほとんど役にたちません。TOEICスコアを取るためだけに必要なスキルです。
なぜTOEIC試験ならではの勉強がリスニングに有効なのか
TOEICならではのスキルが高ければ、英語力が低くてもスコアを上げることができます。
繰り返しますがTOEIC試験は、毎回似たような問題の使いまわしです。
そのため『TOEICの形式に慣れる』ことがスコアアップに非常に有効なんです。
出題のパターンに慣れてしまえば、問題を読まなくてもなんとなく正解がわかるようになります。
TOEICリスニングのための勉強法
TOEICの慣れだけでは、スコアは上がりません。
英語力 × TOEICの慣れ = TOEICスコア
だからです。
この項では『英語力を上げる勉強法』について解説します。
基本的にリスニング力を伸ばすなら、英語を『聞く』回数を重ねることが最優先です。
英語を聞いて → 頭の中で意味を一致させる
これがリスニング勉強の基本です。
ですが、初心者の場合は少し準備が要ります。
この項では、リスニング力の上げ方を、、、
- 初心者用の勉強法
- 中級者以上の勉強法
に分けて解説していきます。
初心者のための、TOEICリスニングの基礎力アップ方法
”英語が聞き取れない原因”で解説したとおり、
リスニング練習を始めるには、まず最低限の文法と単語を知っている必要があります。
英文法に関して
中学で習う基礎英文法さえわかれば、あとは実践を重ねていく中で新しい文法を覚えていけます。
おすすめ本は『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく(改訂版)』です。
最低限の英文法を、読みやすく丁寧に解説しています。
→『中学英語を~』の使用感を別記事でレビューしました。
英単語に関して
単語に関しては、どこまで覚えれば準備完了という基準はありません。
上級者になっても、単語を覚え続ける必要があるからです。
※TOEICで500点を取るには、4000語が必要とされています。
なので文法の勉強や、聴き取り練習と並行して単語を進めましょう。
TOEIC用の単語帳は、『銀のフレーズ』か『金のフレーズ』がおすすめ。
銀のフレーズは基礎単語だけに、
金のフレーズはTOEIC初心者~ 990点まで広い単語に対応しています。

ご自身のレベルに合わせて選んでください。
聞く→読む→聞く でリスニング力は上がる
リスニング力を上げるには、”聞く”と ”読む” を繰り返すのが効果的です。
”音と意味を一致させる練習”ができるからです。
英文法と単語を最低限覚えたら、『英語を聞く練習』を始めていきます。

私の経験上、最も効率よくリスニングが上がった方法です
使う英語音声は、難し過ぎないものを選びます。
仮にTOEIC公式問題集のCDを使うとします。
↓こんな順序で練習するのがおすすめ
- まず、聞き取れるまで音声を繰り返し聞く(最大5回)
- その音声のスクリプトを読み、文字と意味を理解する(答え合わせ)
- もう一度、聞き取れるまで音声を聞く(最大5回)
『スクリプト』とは、英語を文字にしたものです

※最大5回としたのは、難しすぎる英語を後回しにするためです
5回でも聞き取れなかったら、今の時点では聞き取れません。
まだ覚えていない難しい表現が多い英語で練習しても、リスニング練習になりませんので後回し
”2”の段階でスクリプトを読んでセリフの意味を理解してから
”3”の段階でもう一度聴くと、1回目では聴こえなかった部分まで聴き取れるようになります。
頭の中で、音と意味が一致した瞬間ですね。
この練習を重ねると、リスニング力はどんどん上がっていきます。
この練習で気をつけること
- 音声は、自分のレベルに合ったものを使う
- 文頭からピリオドまで、1文を一区切りとして繰り返す
- 集中して聴く
- スクリプトの意味が理解できない場合は、基礎英文法の知識が足りてないので、その場で調べて覚える
基礎英文法を再確認するためのおすすめ参考書や、
具体的にどんな音声がおすすめかは、『おすすめ教材 ツール ▼』の項で紹介します

もしこれをやっても聴き取れないのであれば、まだ量が足りません。その調子で毎日続けてください。最低でも3ヶ月!
難しい場合は、、、
初心者は、再生速度を0.7倍速くらいにして練習します
再生ソフトで速度調節できると便利です。
中級者のための、リスニングで高得点を取る勉強法
中級者(TOEIC500点以上)は、声に出すアウトプットをしながらの勉強が効果的です。
アウトプットをすることで英語の理解が深まり、応用的な表現も覚えていけるからです。
声に出す重要性!シャドーイングとリピーティング
覚えた英語表現をアウトプットすることで、理解が深まります。
アウトプット、つまり英語を
- 発音すること
- 書き出すこと
ですね。
英語を身につけるには参考書の内容をただ覚えるだけでは不十分で、
『自分の頭で考える』という工程が挟まることで、あらゆる場面で応用がきくようになります。
声に出しての勉強は、リスニング勉強の効率を上げます。
声に出すことで、英語の『語順』を頭の中で整理できるからです
英語の語順とは
I like you. 『主語+動詞+目的語』のような、英語ならではの語順のルールのことです
語順に慣れれば、英語を英語のまま理解できます。
TOEICのリスニングは回答時間が限られていて、長く考える余裕はありません。
TOEICでは、英語を日本語に訳している時間の余裕がないんです
つまり、英語を聴いてそのまま意味を理解する必要がある

『そんなのどう練習すればいいの?』
リピーティングとシャドーイング練習
おすすめの練習方法が『リピーティング』です
リピーティングとは、聴いた英語をそのまま自分で発音する練習方法です
シャドーイングとリピーティング
※しばしばシャドーイングと混同されることもありますが、『シャドーイング』は英語を聴き終わらずに、2~3秒あとを追うように並行して発音するハイレベルな方法
『リピーティング』は、英語を聴き終わったあとに自分でも発音する方法です。一文ずつ丁寧に行います
基礎的な単語と文法が理解できているなら、TOEICパート1のような簡単な文をリピーティング練習してみましょう
They’re leaving the room.
パート1は↑このように短い文だけで構成されているので、リピーティング練習しやすいです
電車の中とか外出先のような、声に出せない状況でも、頭のなかで発音しましょう。
厳しめのトレーニングなら
英語の語順の理解を深めるには『英語のハノン』という参考書がおすすめです。
厳しいリピーティングトレーニングを継続することで、英語力を劇的に上げる効果があります。おすすめです。
『英語のハノン』のレビューをした記事です。リスニング力が大幅に上がる本なので、参考にしてください。
ディクテーション(書き出す練習)も有効
英語を聴いて文字で書き出す『ディクテーション』という練習もアウトプットの練習として優秀です。
リスニングで満点を取りたい場合
TOEICリスニングで満点(495点)を取るための勉強法は更に特殊です。
私が実際に満点を取るために実施した勉強法をまとめました。
YOUTUBE や海外ドラマを使った勉強もおすすめ
リピーティングやシャドーイングの練習のために、海外YOUTUBE動画や海外ドラマを利用するのもおすすめです。
自分の興味のある内容で勉強したほうが、ストレス無く継続しやすいからです。
ただしその場合、英語字幕表示は必須です。
英語字幕表示ができないと、聞き取れなかった部分の答え合わせができないからです。
海外ドラマや映画の場合
海外ドラマや映画でのリスニング勉強もおすすめです。

私は海外ドラマでのシャドーイング練習で大きく伸ばしました。
メリットは、YOUTUBEよりも正確な文法が使われているので学習向けということです。
エンターテイメントとして作られているので、単純に面白いというメリットもあります。
特に日常系のコメディドラマは、TOEICによく登場する表現が多く使われているので、TOEICスコアに繋がりやすいです。
表情も豊かなので、表情とセリフの両方から英語を理解できます。
デメリットとしては、YOUTUBEと違って無料では観られないことです。
しかし2023年現在は、英語字幕に対応した動画サービスが月1000円くらいで登場しているので、スマホでもPCでも気軽に練習できます。
映画や海外ドラマでリスニング勉強する方法についてまとめました。
非常におすすめなので、参考にしてください。
YOUTUBEの場合
YOUTUBE には字幕を自動で生成する機能があるので、リスニング勉強に向いています。
しかも配信者のジャンルは様々なので、自分の好きなジャンルを見つけやすいです。
以下に、英語勉強におすすめのチャンネルをいくつかピックアップします。
BrooklynTokyo | 日本とアメリカの文化の違いを個人的観点から述べるチャンネル。 |
WIRED.jp | 有名なアメリカの月刊誌『Wired』の日本チャンネル。 様々な分野の専門家がそれぞれの知識を解説してくれる。 |
Eigo No Sensei | 有名人のスピーチから英語を学ぶチャンネル。 |
Learn English with English7Levels | 日常英会話をドラマ形式で学べるチャンネル。 更新が止まっていて動画本数が少なく、教材感が強いのがデメリット。 |
Audiobook – English Stories | 英語学習用の短編小説で練習できるチャンネル。 初心者向け。 |
TOEICリスニングスコアを上げる本番のコツ
『TOEIC試験のためのスキル、テクニック』についての知識を解説します。

英語力を上げる勉強法とは別の、TOEICのコツについてです。
本来の英語力以上のスコアが取れてしまうテクニック。
これらを駆使して、高スコアを狙うのがTOEIC試験です。
本番でスコアを上げるコツは、2つあります。
- 塗り絵をうまく使い分ける
- Part別テクニックを実践する
それぞれ解説します。
塗り絵を恐れず、難しい問題はスキップする
難しいと感じた問題は、それ以上考えずに塗り絵(テキトーにマーク)してしまうと良いスコアが取れます。
なぜならTOEIC試験200問には易しい問題も、上級者向けの問題も含まれているからです。

冒頭でも少し触れましたね
TOEICリスニングでは、アナウンスがどんどん進んでいきます。
次のアナウンスが始まりそうになったら、考えるのを止めて塗り絵しましょう。
次の問題は易しい問題かもしれませんからね。
せっかくの易しい問題も、アナウンスを聞き逃したら正解できません。
むしろ塗り絵でスコアを上げてしまうテクニックをまとめました。特に本番で役立つので参考にしてください。
TOEICリスニング、パート別対策
この項は『TOEICならではのスキル』の解説です。
TOEICリスニングは、各パートごとのテクニックがあります。
各パートを解くためのテクニックを知っていると、初心者でも英語力が低くてもスコアが取れます。
以下の3つが特に重要です。
パート1対策で大事なこと |『名詞と動詞』
part1は名詞と動詞が聴き取れると正解できるパート
例:
- She’s folding a newspaper.
- A man is standing near a constraction site.
- One of the man is reading a brochure.
↑正解を選ぶポイントとなるのは、『主語』と『動詞』と『それ以外の名詞』の関係が全て一致しているかどうかです。
主語は『名詞』ですから、つまり名詞と動詞を聴き取るのが重要となります。
写真をみるときは、まず『主語』に注目です。
例:
道路の写真で注目するべき主語は
- 『車』が停まっている向き、位置
- 『歩行者』の歩いてる向き
- 『建物』の様子
など
パート1でよく使われる動詞と名詞は限られているので、それら単語を覚えてしまえば楽ちん
あとは、練習問題を解くだけでスコアは上がっていく
ちなみに、単語帳はやはり金のフレーズがオススメ
『パート1重要語100』という特集ページが便利だから。
パート2対策で大事なこと|『冒頭』だけは絶対!
part2はセリフの頭だけでも聴き取るクセがついていれば6割解けるパート
例:
Where is my jacket?
→”場所”を応えている選択肢が正解
Who should I ask how to use the computer?
→”誰”を応えている選択肢が正解
これで6割は正解できます
パート2で6割正解できれば500点レベル、立派な中級者です。
残りの4割は、ちょっとひねった応答が正解になる、
『セリフ全体を理解しないと解けない高レベルな問題』です
ひねった問題の例:
When is the festival held?
→”そこの掲示板に書いてあるよ”が正解
高レベル問題の対策は、TOEIC用の問題集で数をこなす勉強法がオススメ

判断つけにくいけど、他の2つの選択肢が明らかに間違いな、”消去法じゃないと解けない問題”もあります。
消去法じゃないと解けない問題は、正解の選択肢が
『ん~?これ間違いではなさそうだけど、正解かと言われると微妙だなぁ』
というフワフワした印象のものなので、とりあえず判断を保留するのが吉。
パート3&4対策で大事なこと|個人的な先読みのコツは
パート3&4で有効な対策は”先読み”です。
リスニング力が問われる難しいパートですが、先読みテクニックを使うことで解きやすくなるパートとしても知られています。
ただ、私のやり方は一般的な先読みテクニックとはちょっと違います。
先読み対策におすすめ|akiならこうやる
私が中級者の頃に使っていた先読みしやすくなるテクニックとして
先読みを1つ目の設問だけに絞るといいです
3つの設問全部を先読みすると頭パンクするので、1問目だけでも正解率を上げる作戦です
1問目の先読みができるようになったら、次は1問目と3問目の先読みにチャレンジしましょう
各パート別対策の詳細は
TOEIC各パート別のコツ 解き方は↓の記事を参考にしてみてください。
TOEIC 各パート毎の勉強法 コツ
Part1 のコツ勉強法 | Part2 のコツ勉強法 | Part3 4のコツ勉強法 |
Part5 のコツ勉強法 | Part6 のコツ勉強法 | Part7 のコツ勉強法 |
↑それぞれの攻略法記事に飛びます。
おまけ:Part3&4を解くコツ『聴くに集中する』
特にPart3&4は、同時に考えることが多くて混乱しがちですが、基本的に”聴く”ことを最優先することでスコアを最大化できます。
リスニングセクションはその名の通り、”聴く”試験です
アナウンス中に問題文を”読んで”いては、絶対に正解できません。
なので例え先読みが間に合わなくても、アナウンスが始まったら聴くことに集中しましょう
- グラフや問題文も読んで、
- アナウンスも聴いて、
- マークして、、
と、あれもこれも同時にやろうとすると混乱してしまいます
割合としてアナウンス中は、聴くことに70%、選択肢やグラフを見ることに25%、マークに5%、頭のリソースを割り振って問題に向き合うといいですね

マークに5%も割くのは、マークミスに気を付けるためです
つまりパート3&4は『聴き取りを鍛える勉強法』を意識すると、スコアが上がりやすいということが、わかっていただけたと思います。
リスニング勉強に最適!おすすめ教材
教材は、使い方次第でリスニング勉強を大きく助けるツールになります。
自分の性格や環境に合ったものを使うと、効果が爆上がり。
実は高スペック『スタディサプリ TOEIC』
こんな人におすすめ
- まとまった勉強時間が取れない人
- 高音質でリスニング練習したい人
- 大量のTOEIC問題を解きたい人
有名すぎて見落としがちだけど、かなりハイスペックなTOEICアプリ
主に『TOEICならではのスキル』練習に活躍します。
シャドーイングやディクテーション機能で『リスニング力を上げる』練習もお手軽にできます。

7日間は無料なので、一度は試して損ないです。
使ってみて合わなければ、途中で退会すれば完全に無料です。【スタディサプリ ENGLISH】
音質は最高レベル|問題数は大量
- 音質が良くてリスニング向き
- アプリなので、操作性が◎
- 音声の再生速度が変えられる
これらの特徴が活きているので、初心者にも易しい。
TOEIC勉強アプリというよりも、リスニング練習アプリとして賢く使うとスタサプのポテンシャルを発揮できる。
スマホアプリなので3分のスキマ時間があれば、いつでもどこでも勉強可能
- リピーティング
- ディクテーション
- TOEIC問題の繰り返し練習
特にこれらの練習に向いています
↑英語を聴いて、文字でアウトプットする『ディクテーション』の練習機能。アプリならではの操作性とTOEIC学習の融合
TOEIC形式に慣れるには最適
大量のTOEICリスニング問題を繰り返し練習したいなら、現状このアプリ以上のものは無いです

様々なTOEICアプリを比較した結論です
スタサプの大量レッスン
- TOEICテスト20回分
- 講義動画580本
- TOEIC練習問題多数
- その他様々な補助レッスン
それぞれの解説もひとつひとつ丁寧で、不明点が残りません。
欠点は、超初心者には向かないこと
このアプリだけではTOEIC勉強は完結しないので、賢く使って利点を引き出そう

特に、基礎英文法はスタディサプリだけでは物足りません
なので
- 基礎英文法を先に覚える
- 基礎的な英単語を覚えながら進める
- スタサプで覚えたことをノートにまとめながら進める
これらを意識すれば、超初心者の方もスタサプを使いこなせます。
英語超初心者はまず、後述する『中学英語をひとつひとつわかりやすく』などの基礎文法書を一冊終わらせるのがオススメ
アプリならではのお手軽さ|今すぐに勉強を始められる
『スタサプ』の登録は「じゃらん」や「HOT PEPPER」の”リクルートID”だけでOK
\『旧・日常英会話コース』も使い放題/
↓スタディサプリの利点を引き出す、おすすめの勉強法を解説しました

TOEICスコア診断できる万能アプリ『Santa』
スタディサプリと同じく、大量のTOEIC問題が収録されているので
リスニング問題をたくさん解いて慣れる練習に向いているアプリです。
AIによるスコア診断と、AIによる自動カリキュラムが魅力
AIによるスコア診断テストが3分でできます。
さらにAIがあなたの弱点を分析して、自動的にカリキュラムを組んで『あなたに足りない部分を補うレッスン』を次々と出題してくれます。


自分で問題を選ぶ必要がないから楽ちん
※用意された問題を選んで練習することも可能です。
- TOEICテスト15回分
- 約3000個のパート別問題
- 300の動画講義
を収録しているので、ボリュームたっぷりです。
つまりAIレッスンだけをひたすら解いていれば、TOEICリスニングの問題傾向に慣れることが可能。
Santaのデメリット
『スタディサプリ』と比べると、リスニング問題の音質が少し悪いです。


気になる人は気になると思います。。。
でも無料プランのレッスンだけでもそこそこの量があるので、とりあえずスマホに入れておくだけでも全く損はしません。
無料でTOEICスコア診断できるアプリとして優秀
3分で気軽にスコア診断できるアプリとしては超優秀。
LINEアカウントやGoogleアカウントで簡単に登録できて、即スコア診断できます
現状何スコア取れるのか診断してみましょう
\スコア診断無料!アジアでユーザー数400万人突破/
※注意:スマホアプリなので、PCからだとインストールできません
ハイレベルなリスニング、スピーキング練習なら『英語のハノン』
こんな人におすすめ
- 厳しくても、短期間でレベルアップしたい人
- 基礎的な英文法は理解できている人
英語の語順を頭に叩き込むのに最適な参考書
『英語力を上げる』ためのツールです。
『声に出して繰り返し練習する』厳しめのトレーニングが特徴
負荷のかかった厳しいトレーニングが魅力
頭を使って考えてのアウトプットが本格的にできます。
- 用意された英文を、疑問文に変えて声に出して読む
- 次に、主語と目的語を入れ替えて受動態にして声に出して読む
- 更に、指定されたフレーズを文に組み込んで声に出して読む
このように、『1つの文をお題に沿って次々に変化させながらスピーキングする』練習が非常に難しいです。
ですが自分の頭で考えてアウトプットするという非常に効果の高い練習ができる良書です。
欠点は、練習が厳しすぎること
練習内容が難しいので、初心者が気楽に始めると心が折れるかも…
でも、確実にリスニング力は上がります


覚悟ができている人向け
英語のハノンの詳しいレビューを書きました
ぜひ、参考にしてください
『TOEIC公式問題集』で本番対策を
こんな人におすすめ
- 全TOEIC受験者
- 本番の対策がしたい人
『TOEICならではのスキル』練習のツールです。
リスニング練習に使えるのはもちろん、TOEICの模擬試験もできます
TOEIC受験者なら、一冊は持っていなければいけないレベルで大事な情報が詰まっています


本番受験前には、公式問題集で自宅で模擬試験をしよう
模擬試験をすれば、当日の緊張が薄れますし
2時間通しての本番の練習になります。
欠点もあります
公式問題集の解説は初心者にはわかりにくいです。
『TOEIC公式問題集だけで900点を取った』という声をたまに見かけますが、
公式問題集だけでTOEICの勉強ができるのは一部の上級者だけ
まずは、『自宅で模擬試験ができる』という利点を活用しましょう
中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく
こんな人におすすめ
- 英語の超初心者
- 基礎英文法をしっかり覚え直したい人
『英語力を上げる』のためのツールです。
2色刷りで見やすく、初心者に優しい文法書です
本のタイトルが示すとおり、中学で習う英語のやり直しができます
超初心者が、リスニング勉強を始める前に読んでおくのがオススメ
欠点は、特にないです
英語初心者が、最低限の基礎文法を身につけるための参考書です
これ一冊で、その役割は充分に果たせます


2週間もあれば読み終わるくらいのボリューム
参考にしてください
【結論】リスニング対策は、英語力とTOEIC力の2本柱で伸ばそう
TOEICリスニングを上げるためには、”英語力”と”TOEIC力” 両方が必要でした。


どちらかが低くても、もう一方でカバーできるイメージ。
『英語力を上げるには時間と根気が必要なので、TOEIC力も上げて少しでも楽にスコアを上げようね』
という結論です。
まずは、、、
超初心者ならば、英文法書を。
英文法の基礎を知っているなら『スタディサプリ』や『公式問題集』でリスニング練習するといいです。
勉強だけでは疲れてしまうので、海外YOUTUBE動画や海外ドラマでのシャドーイング練習も混ぜて英語を習慣にするのがおすすめ。
何事においても ”まずは始めてみる”のが一番重要なステップなので、
『これならできそう』と思ったもの、少しでも興味が湧いたものがあったらチャレンジしましょう。
あなたのTOEICスコア向上をお祈りしています。