・それどころかその中学、高校英語すら忘れてしまった部分が多く、あまり覚えていない。・でも今から基本を学び直して改めて英語を始めていきたい。
そういう場合にはTOEIC600点というスコアはちょうどよい目標設定だ。
今回はそんな場合に読んで欲しい勉強法とおすすめ教材の紹介まとめ。

30歳から TOEIC300→900点まで 6年かけて伸ばしました。
リスニングは満点です。aki(漢)と申します
今、英語に苦手意識を持っているかもしれないが、TOEIC600点はそれほど手強いスコアではない。もし、あなたが難しいと感じているならば、それは勉強へのアプローチが間違っているから。
600点を踏み台にして更に上を目指す土台を作るつもりで気楽に挑もう。
この記事はこんな場合におすすめ
●英文法の基本(関係代名詞、品詞など)がイマイチ理解できているかどうか怪しい。
●リスニングで何を言っているのかほとんど聞き取れない。
●英語を日本語に訳してから内容を理解している。英語を英語のまま理解できない。
●TOEIC本番で時間が足りず、20問以上塗り絵になってしまう。
●問題のどの部分に注目すればよいのかわからない。
TOEIC600点のための勉強法
TOEIC600点に必要な勉強法はたったの3つ。
基本的な文法をマスターする
TOEIC600点取得には、初級レベルの英文法を全て理解している必要がある。
初級レベルというと、
現在形、現在進行形、過去形、現在完了形、未来形
品詞の理解、関係代名詞、
など。
初級レベルの英文法書を一冊終わらせるといい。
大事なのは一冊を決めてやりきること。
これによって、リーディング、リスニング両方を効率的に学習する基盤が作られる。
以後の学習の理解も早まることになる。
簡単なリスニングに慣れる
普段からシャドーイング、ディクテーション練習をし、簡単なリスニングに慣れる。
ディクテーションとは、英語を聞いて、聞こえたまま文字で書き出す練習法。
この2つはリスニングを鍛えるための最も効率的で有名な練習法で、
どんな教材でも推奨しているものだ。
これにより、英語を英語のまま理解する力も同時に養われる。
TOEIC学習において避けては通れない必須の勉強法だ。
TOEICの出題形式を知る
ご存知かもしれないが、TOEIC試験は毎回ETSという国際機関が決められた基準のもと問題を作成している。
つまり、多少の違いはあれどほとんど毎回出題形式に違いはない。
問題文中に使われやすい単語も限られているし、各パートごとの問題も解き方のコツを覚えてしまえば英語力が低くても正解できてしまうほどパターン化している。
TOEIC形式の問題集を解いて回数をこなしていこう。
これだけでも十分スコアアップ効果がある。
もちろん、間違えた問題は理解できるまで何度も解説を読み直そう。
そのため、使用する教材は解説が丁寧なものほど良い。
TOEIC600点のためのおすすめ教材
それでは、以上の勉強法を最大限効率よく勉強できるおすすめの教材を紹介していく。
すべて私が実際に使って試したものなので、細かい使用感も添えて説明していく。
Basic GRAMMAR IN USE
世界的に有名な英文法書。
私達のような英語を学ぶ外国人のために作られた英文法の名書。
初級編、中級編、上級編があり、初級編を終わらせるだけでも英文法の理解は相当深まる。
特にTOEIC600点を目指すなら、英語の基礎固めが一番重要になるので、この初級編を強くおすすめする。
特徴
●カラー印刷で挿絵が多く、英文法を視覚的に理解しやすい。
●練習問題も実践的なものばかりで、単なる穴埋め問題ではなく、学習者に考えさせるような作りになっている。
●単元が非常に細かく分かれているので、既に理解している文法はスキップできるようになっている。
●日本語訳版もあるので、初級者にはこちらのほうがおすすめ。
使った感想
日本の学校で使う英語の教科書のような不自然な英語ではなく、ネイティブが自然に使う英語が例文として使われているので、
実践的な英語を学びながら文法が学べる。
なので、中学、高校の英語を忘れている場合にこそ使って欲しい英文法書であると言える。
私がカナダに留学した先の語学学校でもこの教材を使って授業をする先生がいたほど有名な本なので、英文法書に迷ったらこれ!と強くおすすめできる。
マーフィーのケンブリッジ英文法(初級編)第3版 (Basic Grammar in Use)
実際に使った詳細レビューです↓。

TOEIC 読解 特急シリーズ
ポケットに入る文庫本サイズのTOEIC対策教材シリーズ。
バリエーションが豊富でお値段もお手頃。
英語を読むスピードを上げることが、この教材を使う主な目的となる。
1問あたりにかかる時間が5分程度なので、通勤、通学中のちょっとした空き時間を有効活用したいならおすすめ。
TOEIC600点を目指す場合に特におすすめなのが、
『ダブルパッセージ編』
と
『スピード強化編』
どちらもTOEICのリーディングセクション形式の練習問題が20~30問収録されている。
問題の品質がとても良く、TOEIC本番より難易度がちょっと易しめな問題が多いので、練習にピッタリ。
特徴
●時間を計って問題に取り組むことで、素早くTOEICの問題を解くトレーニングができる。
●文庫本サイズで持ち運びに便利。外出先でのちょっとした空き時間にTOEICの練習ができる。
●シリーズが豊富に用意されているので、自分が学習したいジャンルだけに絞って勉強できる。
●英語でのアナウンスが公式ホームページから無料ダウンロードできるのでリスニングの練習もできる。
使った感想
TOEIC本番で、リーディングセクションを最後まで解ききることが出来ず、悩んでいた時にこの教材に出会った。
この教材が推奨している方法が、時間を計ってなるべく速く英語の記事を読むトレーニングをすること。
これを練習することでどんどん読むスピードが上がっていき、最終的にはリーディングを時間内に全て解き終えるほどに成長できた。
・塗り絵が多くて悩んでいる
という場合にはおすすめの教材である。
しかし、あくまでトレーニング用の教材なので、このシリーズだけで目標スコア達成は難しい。
TOEICの補助的な教材として手元に置いておくと丁度いい。
使った詳細レビューです↓

TOEIC公式問題集
言わずとしれたTOEICの公式問題集。
新形式対応版だけでも9冊出版されている(2022年現在)
TOEICを目指す学習者で、これを一冊も持っていない人は流石にいないと信じたい。
1冊につき2回分のTOEICテストが収録されていて、当然その問題は本番と同品質。
なので、TOEICの模擬試験としても機能する。
もし、TOEIC受験自体が始めてだったり久しぶりな場合は、この教材を本番と同じ2時間時間を計って解いてみるといい。
万が一400点に満たない場合は目標スコアを500点に見直したほうがいい。
特徴
●TOEIC本番と同じ品質のテストが2回分収録されている。
△解説があまり丁寧じゃない。
使った感想
なんと言っても公式の問題集。
TOEIC本番と同じテストが自宅で何度でも解くことが出来るのがこの教材最大の強みである。
600点を目指す場合、さっさと捨てるべき問題、テキトーにマークして次に進むべき問題の見極めが重要になってくるので、
この教材を使って慣れておくと効率よく600点を達成しやすくなる。
上級者向けに作られた難しい問題なんて今は放っておけばよいのだ。
詳しくは↓の記事を参考にして欲しい。
公式問題集の全問題を5段階で難易度分けしました↓。

子供向けYOUTUBEチャンネル
YOUTUBEにアップロードされる動画の中での子供向け教育番組。
それを教材として利用してしまおうということ。
TOEIC600点を目標とする場合に最適な難易度で、難しい単語は出現せず、基本的な会話のリスニング練習が今すぐ気軽にできる。
YOUTUBEに標準搭載されている字幕表示機能をONにすることで英語のリスニング教材に早変わりする。
これらの動画、機能を使ってシャドーイングやディクテーション練習をしよう。
聞き取れるまで何度も繰り返し聴くのが有効。
特徴
●毎日更新されるのでボリュームたっぷり。
●YOUTUBEなので当然無料。
●ネイティブの子供が観るものと同じ番組なので英語の練習に最適。
使った感想
灯台下暗し。
こんなに身近にこんなに便利な教材があったとは思わなかった。
YOUTUBEといえばどちらかというと娯楽目的の動画を視聴しがちだが、
英語の動画を字幕表示で観るだけで良質な教材になり得る。
ちなみにTOEIC800点以上を狙うレベルになったら、”BBCニュースチャンネル”なんかが難易度的に丁度良い。
TOEIC600点のためのおすすめ教材 まとめ
以上がTOEIC600点おすすめ教材まとめである。
自分で計画を立てて実行できる自信がある人は公式問題集やYOUTUBEで、
自分で計画を立てるのが苦手な場合はアルクの教材が時間節約の意味でもおすすめだ。
やはり、600点取得で重要なのは基礎的な知識。
TOEICの基礎、リスニングの基礎、文法の基礎の基礎をマスターするだけで取得できるスコアだということを肝にめいじて勉強を始めよう。
実際に今から行動を始めるのが600点取得への一番の近道です。
今回は以上です。お疲れさまでした!
Twitterでも情報更新してます。aki(漢)のついったー
Twitterでしか呟いていないマル秘攻略情報もあるので、ぜひ一度覗いてみてくださいね。

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ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
aki(漢)