TOEICでリスニングのスコアを伸ばす。
TOEIC受験者にとって一番最初にぶち当たる壁である。

どうも、aki(漢)と申します
30歳から TOEIC300→900点まで 6年かけて伸ばしました
リスニングは満点です
TOEIC試験は45分のリスニングセクションから始まり、75分のリーディングセクションに移行して終了する。
当然、リスニングが始まった時点では私達の脳は全く疲れていない。
力の出しどころである。
一方、リーディングに移行した時点ではリスニングの問題を解いてある程度私達の脳は疲労を感じている。
リスニングセクションで余計な労力を使い過ぎてしまうと、リーディングセクションで脳のエネルギーが空っぽになっていしまい、いつも通りに問題を解くことができなくなってしまう。
つまり、リスニングセクションの段階でどれだけ効率良くスコアを稼げるかがその回のTOEICのスコアに大きく影響する。
リスニングはTOEICにおいてそれだけ重要なパートなのだ。
ということで今回、TOEICリスニングセクションのスコアを伸ばしたいあなたのためのおすすめ教材を集めました。
私がリスニングで495点満点を取れるようになったおすすめの勉強法と一緒に紹介していくので是非最後までお付き合いください。
この記事のメニュー
TOEICリスニングで結果を出す条件 やり方
教材の紹介に入る前にTOEICでリスニングのスコアを伸ばす方法、伸びる仕組みをまず理解してもらいたい。
リスニングのスコアを伸ばすためにはその名の通り”聴く”ことが最重要だ。
問題用紙の写真を見たり、問題文を読むことに集中し過ぎると”聴く”ことが疎かになってしまい、思うように問題が解けない。
当然のように聞こえるかもしれないが、その重要性を理解している人は少ない。
聴くということは、流れてくる英語のアナウンスを理解するということ。
英語のアナウンスを聴いて理解し、問題文と照らし合わせて正解を探し出す。
これがリスニングセクションで意識しなければいけないスコアの取り方だ。
TOEIC初心者ほど、この”聴く”ということを強く意識してもらいたい。
さて、英語のアナウンスを理解するためには、英語をいちいち日本語に訳していてはいけない。
TOEICリスニングセクションにはそんな時間の余裕は無いからだ。
英語を英語のまま理解することで最も効率良く問題を解くことが出来るようになる。
難しいかもしれないが心配要らない、これは初心者のうちからでも慣れることができる。
例えば あなたは Thank you.
という英語をいちいち日本語で『ありがとう』。
と訳してから理解しているだろうか?
恐らく違うはずだ。
Thank you. はどこまで行っても Thank you. 以外の意味は持っておらず、感謝の意を表す時に使う英語だとあなたは理解しているはず。
このように一部ではあるが、英語を英語のまま理解するテクニックはすでにあなたは使えているのだ。
このテクニックを少しずつ確実に伸ばしていくことで、徐々に難しいリスニングの問題も解ける力がついていく。
TOEICのリスニングを伸ばす方法、理解してもらえただろうか?
リスニング伸ばすには具体的にどうすればいいの?
では、英語を英語のまま理解する力を養うには具体的にどういった教材でどういった練習をすればよいのか。
”英語を聴いて、自分でアウトプットする”
を繰り返し練習する。
これが最も効果的な練習方法だ。
私が実際に行ってきた練習方法でもある。
シャドーイングとディクテーションという練習法を聞いたことがあるだろうか?
●シャドーイングとは、聞こえた英語を数秒遅れで聞こえたまま自分でも発音する練習方法。
●ディクテーションとは、聞こえた英語を文字に書き出す練習方法。
つまり、どちらも英語を聴いて自分でアウトプットする練習。
有名な練習方法なので聞いたことがあるかもしれない。
この2つの練習が英語を英語のまま理解出来るようになるための最高の練習方法だ。
つまり、TOEICのリスニングスコアを伸ばすために適した教材とは、
シャドーイングとディクテーション練習を効果的に行うことができる教材だということをここで理解していただけたら幸いである。
TOEIC リスニング おすすめ教材
以下に紹介する教材は全て私が実際に手に取り、
シャドーイングとディクテーション練習を効果的に行うことができた良質のおすすめ教材達だ。
前置きが長くなったがここからが本題である。
アルク TOEIC完全攻略シリーズ ~点コース
日本人の英語学習をサポートし続けて今年で50週年、アルクのTOEIC攻略シリーズ。
それぞれの目標スコアによって、TOEIC超入門編、500点コース、600点コース、700点コース、800点コース、900点コースの全6コースから選ぶことができる。
特徴
●新形式TOEICに完全対応した内容で、TOEIC学習者にとって非常に親切な設計になっている。
●基本的な教材構成は、テキストブックと音声CD(MP3版もあり)で、音声を聞きながらテキストを使って学習を進める。
●最短でも3ヶ月の学習計画が組まれていて、各月末には”マンスリーテスト”と呼ばれるTOEIC形式の模擬テストを実施することになる。
●購読者ひとりひとりに学習コーチが付いてくれるので、何か疑問に思うことがあったらなんでも相談できる。
●テキストのスマホアプリ版もつい最近実装されたので、テキストを持ち運ぶ必要なく外出先でも学習が可能。
●目標スコア取得のための全てが1つに詰まった教材なので、他の教材を用意する必要がない。
●お得なキャンペーンを頻繁に実施している。
ディクテーションとシャドーイング
TOEIC学習者にとって最も効率の良い学習方法を熟知している教材なので、
無理なく英語を伸ばせるよう、学習する順番などが計算しつくされている。
リスニング学習についても徹底している。
ディクテーションとシャドーイングはほぼ毎日、課題として実施するよう用意されている。
ディクテーションに関しては始めから英文全てを書き出させるのではなく、虫食い状態の空欄を埋めるかたちなので、初心者からでも無理なくディクテーション練習に取り組むことができる。
難易度も徐々に難しくなっていくよう絶妙に設計されていて、いつの間にか問題が解けるようになっている。
TOEICで目標のスコア取得のために必要な全ての要素が詰まった教材なので、
リスニングだけでなく、スコア取得に必要な文法や単語も存分に学べる。
総評
例えば600点を目標とするならば、600点に必要な知識以外は学習する必要ない。
このようなスタンスのもと作られた教材なので、非常に効率良く目標スコアに到達するための学習ができる。
好みが分かれるところかもしれないが、
週に5日、1日40~50分など学習計画がある程度組まれているので、自分で計画を立てる必要がないのもアルクのTOEIC教材の特徴だ。
この教材を始めたら、この教材に沿って学習しているだけでいつの間にか目標スコアに到達するだけの英語力が付いているだろう。
リスニングもリーディングもどちらも最大限伸ばすことができる非常に優れた教材である。
気になるなら、※アルクTOEIC講座は、2022年11月に販売休止になりました。をチェックしてみよう。
アルクのTOEIC教材 6つ全てのコースを実際に手にとってレビューしました。↓
超入門編のレビュー 500点コースのレビュー 600点コースのレビュー 700点コースのレビュー 800点コースのレビュー 900点コースのレビュー
スタディサプリ
リクルート社が提供する英語学習アプリ。
パソコンだけでなく、スマホアプリ版もあるので外出先のちょっとした空き時間に学習できる。
TOEICコースと新日常英会話コースの2つから選ぶことができるが、どちらのコースもディクテーションとシャドーイング練習に非常に特化しているので、リスニングを伸ばすには最高の教材。
特徴
●スマホならではの特徴を最大限利用して、非常に効率よくディクテーションとシャドーイング練習ができるように作られている。(個人的にこれがスタディサプリ最大の強みだと思う。
●どちらのコースもレッスンが大量に用意されているので、月額料金よりも遥かに価値ある学習が可能。
●レッスンが細かく区切られているので、5分のスキマ時間さえあれば1つのレッスンを終わらせることができる。
●登録してから1~2周間はどちらのコースも無料で利用可能。最終的に自分に合った方だけを続ければいい。
ディクテーションとシャドーイング
新日常英会話コースでは、あなたは主人公になりきり、様々なシチュエーションでの英語をストーリー形式で学ぶことになる。
ストーリーで使われて英語での会話を穴埋めするような形でディクテーションを行う。
非常にテンポ良くディクテーション練習ができる。
シャドーイング練習ではストーリー中の会話を自分で発音し、それを録音してくれる機能を利用して
実際の音声と自分の発音を聴き比べることができる。
総評
何より、ディクテーションとシャドーイングが非常に効率よく練習できるのが最大の魅力。
TOIECのリスニングを伸ばしたい場合は、当然TOEICコースを選ぶといいです。
両コースとも、ボリュームが申し分ないほど大量に用意されていて、全て終わらせるには数年かかるほど。
とてもコスパの良い教材と言える。
他にも紹介しきれないたくさんの便利機能やレッスンが搭載されているので、是非一度無料登録してみてはいかがだろうか。
詳しい機能やアプリの使い心地は、実際に使ってみてのレビューをご参照ください。
ENGLISH UPGRADER
TOEICを運営しているIIBCが公式にリリースしているTOEIC学習用アプリ。
完全に無料で利用できてTOEIC専用の学習ができるのでかなり便利。
英語のアナウンスをメインに学習するのでリスニング練習に特に有効。
特徴
●英語アナウンスと講師による解説アナウンスが1セットになって全63講義。1つの講義が大体15分くらい。。
●リスニング学習に特化していて、クイズ形式で内容理解問題やフレーズ問題に挑戦することが可能。
●難易度は若干高めでTOEIC700点以上の人でないと難しく感じる。
●音質があまり良くないが、聞き取りづらいほどではない。
総評
無料で本格的なTOEICリスニング練習ができるおすすめ教材のひとつ。
IIBC公式なだけあって問題の質はTOEIC本番に非常に近い。
しかし、63しか講義がないのでボリュームは少なめ。
英語アナウンスの全文と日本語訳も確認できるので、全ての講義でディクテーションとシャドーイングが可能。
このアプリでリスニング力を鍛えることはできるが、あくまで補助的な教材といった感想。
TOEICスコアをきちんと上げるには他の教材との併用が必須となる。
なにしろ無料なのでダウンロードしておいて損はない。

VOICETUBE
台湾製の英語学習専用アプリ。
中国語と日本語に対応している。
YOUTUBEにアップロードされた人気動画に英語学習用機能を付加させた動画で学習する。
パソコンのブラウザとスマホアプリ両方で利用できる。
無料会員登録が必要。
特徴
●ネイティブがYOUTUBEにアップロードした動画をもとに学習するので、自然な英語、フレーズを学べる。
●英語学習者にとって重要な表現やフレーズを動画からピックアップして復習しやすくしてくれている。
●学習できる動画数が多く、更に毎日更新されるのでボリュームたっぷり。
●自分のお気入りのジャンルに絞った動画検索が可能なので、毎日飽きずに継続学習しやすい。
●”TOEIC”学習者用というジャンルに絞ることができるので、特にTOEICに向けた学習に限定することも可能。
●難易度が一番易しい動画でもそこそこ難しいので、中級者以上向け。
●無料会員のままだと1日の視聴回数が限られてしまう。
総評
非常に良くできたリスニング学習ツール。
動画のセリフとともにスクリプト(英語字幕と日本語字幕)が同時に流れていくのでリスニング学習、シャドーイング練習やディクテーション練習に非常に重宝する。
何しろ用意されている動画数が多いので、必ずあなたの好みに合った動画を見つけることができるだろう。
見ていて楽しい動画でリスニング学習ができるのは幸せです。
無料なので会員登録、ダウンロードしておいて損はない。

YOUTUBE の子供向けチャンネル
特にTOEIC リスニングパート1やパート2で苦戦してしまう場合におすすめなのがYOUTUBEを使ったリスニング学習。
中でも特に子供向けチャンネルでの基礎的なリスニング力強化が効果的。
TOEICパート1、2では長い会話は登場せず、一言、二言の短いアナウンスが主なので、
会話の流れを理解する力は必要とされておらず、短いフレーズなどの理解が問われる。
子供向けチャンネルではそういった短めの英語が多く話されるので、リスニング初心者にはうってつけの教材になる。
特徴
●YOUTUBEに標準搭載されている英語字幕表示機能のおかげで、ディクテーションとシャドーイングが非常にやりやすい。
●セリフがゆっくりで非常に聞き取りやすく、何度も繰り返し聞いているうちに基礎的なリスニングが身につく。
●ネイティブの子供が観る番組なので、彼らと同じ環境で英語学習ができる。
●更新頻度が高く、ボリュームに事欠くことがない。
●YOUTUBEなので完全に無料。
総評
あまり知られていないリスニング教材、それが英語字幕機能を利用したYOUTUBEだ。
無料だし、なにしろ欠点という欠点が無い。
上で紹介したVOICETUBEとの違いは会員登録や視聴回数制限などのめんどくさい縛りが無いことと、初心者向けだということ。
今すぐにでも気軽にリスニング練習ができる。
↓おすすめ子供向けチャンネル。
TOEIC リスニング教材 まとめ
以上が、TOEICのリスニング強化に使えるおすすめ教材のまとめだ。
どれもこれも優秀な教材ばかりなので、無料のものは全部使ってもいいくらいおすすめ。
確かに、アルクの教材は若干高額だが、明確なTOEIC目標スコアがあるなら一番におすすめできる教材だ。
完璧に計画された継続学習ほど効果が信頼できるものはない。
目標スコアがキッチリと決まっていて、計画的にリスニングを伸ばしたいなら『アルクの通信講座』と補助的に無料のアプリ達。
スキマ時間を無駄なく活用しなながらリスニングを伸ばしたいなら『スタディサプリ』と無料のアプリ達の併用がおすすめ。
あくまでお金をかけずにがんばりたい人は無料アプリ教材だけを使ってリスニングを上げていこう。
いずれの場合でも、大事なのは毎日少しずつでも続けることだ。
継続して学習していれば必ず結果は出る。
あえて上には挙げなかったが、TOEIC公式問題集もとても優秀な教材で、繰り返し解くことで非常に効果的なリスニング練習ができる。
TOEICの受験が近くなったら公式問題集をたくさん解いて、本番に備えよう。
今回は以上です。お疲れさまでした!
Twitterでも情報更新してます。aki(漢)のついったー
Twitterでしか呟いていないマル秘攻略情報もあるので、ぜひ一度覗いてみてくださいね。

※フォロワーさん 2800人 突破しました!ありがとうございます!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
aki(漢)
カテゴリ別記事一覧