シャドーイング練習でリスニング力は上がるのでしょうか?
難しそうですし、効果がわからないと手を出しづらいですよね。
特にTOEICスコアが上がるかどうか、気になります。
こんな悩み解決します
- TOEICスコアアップにシャドーイングって意味がある?
- シャドーイングの正しいやり方を知りたい
- どんな音声素材を使うべきか知りたい
30歳、ゼロからシャドーイングを取り入れて、TOEICリスニング満点を取りました。aki(漢)と申します。
この記事では、
英語が聞き取れなくてお困りの方に、シャドーイングでリスニングスコアを上げるやり方を解説します。
TOEICリスニングを大きくレベルアップさせたいなら必見です。
シャドーイングは意味ないって聞いたけど?
一部の方は『シャドーイングに英語力を上げる効果はない』と発信していらっしゃいます。
もしかして聞いたことあります?
結論から言います
人による。
でもやり方次第では、ほとんどの人に高い効果がある。
当時、私はシャドーイングしかしていないのにTOEICスコアを700→800まで上げられました。
もちろん、それまでの英文法や単語の知識がある前提です。
つまりリスニング力を上げる効果は私自身で実証済みなので、まずは安心して記事の続きを読んでほしいです。
意味ない派の主張を軽くまとめます
『シャドーイングが意味ない』と主張されている方の意見をまとめてみます。
これを知ることでシャドーイングの欠点を知り、本当の効果を得やすくなります。
『そんなのどうでもいいよ』という方は次の項目 ▼までスっ飛ばしてください。
意味ない派の意見
意味ない派の意見は以下の3つがほとんどでした。
- レベルの合っていない音声で練習しても伸びるわけない
- 表面的なマネをしてるだけで、文法や単語の理解につながらない
- シャドーイングやってるけど、全然伸びてる感がない
つまり
レベルに見合った素材を使い、かつ文法知識は別で身につければシャドーイングの効果を最大限活かせる
と言えます。
シャドーイングをやってるけど伸びない人は、そもそも文法や単語の知識が不十分なままやっているか
もしくは、まだ期間が短いのではないかと個人的に思います。
英語が聞き取れるようになるって、本当に難しいことです。
どんな勉強法でも、初めの3ヶ月はな~んの変化も感じられないです。
POINT
シャドーイングだけで全てを解決させようとしないことが重要。リスニングに効果を感じられるのは継続した人だけ。
シャドーイングとは
シャドーイングとは、主にリスニング力を上げるための練習法です。
英語の音声を聞きながら、後を追うように自分でもマネして発音する方法が一般的です。
シャドーイングの効果
シャドーイング練習を続けると、、、
- リスニングスキル
- スピーキングスキル
が上がります。
さらに、、、
私の場合、英語を瞬時に理解する力も上がったので、英文を読む速さも上がってTOEICリーディングも有利になる効果もあります。
英語の音声に追いつくように発音する練習ですからね。理解の速さも上がって当然です。
シャドーイングの一般的なやり方
一般的なシャドーイングの方法を紹介します。
初心者のうちは、この通りにやってみよう
1.素材の用意
まずは英語の音声を用意します。
自分のレベルに合っていて、興味のある内容が好ましいです。
TOEIC用のおすすめシャドーイング素材は、のちほど ▼まとめて紹介します。
2.聞いてみる
まずは、英語音声を聞きます。
何を言っているのか単語をひとつひとつ聞き取るように集中します。
この時点では、聞き取れなくても問題ありません。
集中することが大事
3.スクリプトを読んで内容を理解する
次にスクリプト(英語のセリフを文字にしたもの)を読みながら聞いて、意味を理解します。必要なら日本語訳も読みます。
4.シャドーイングしてみる
用意した英語音声を流しながら、追いかけるように聞き取れたままを自分で発音します。(イヤフォン推奨)
正確じゃなくてもいいから、聞き取れたままを声に出してみることが大事。
速さに追いつけないし、聞き取れないし、デタラメだし、私の初期のシャドーイングはまるで呪文だったでしょうね。。。
5.繰り返し練習する
英語音声の長さにもよりますが、一回に10セットを目安に繰り返します。
ある程度、速さに追いつけるようになるまで、次の日も同じ音声を使って1セット練習します。
コツは完璧を目指さないこと。続けることに意味があります。
以上が、シャドーイングの一般的なやり方です。
音声を文字にした『スクリプト』があってこそ成立する練習なので注意です。
初心者はリピーティングから始めてもいい
シャドーイングは、その速さについていかないといけないので難しいです。
だからこそ効果が高いんですけどね
ですが、難しすぎても勉強になりません。
階段を一段とばしでは登れても、二段とばしは危険です。それと一緒。
そこで、初心者の方はシャドーイングに似た練習法『リピーティング』から始めるといいです。
リピーティングのやり方
リピーティングとは、シャドーイングを易しくした練習法です。
準備はシャドーイングと同じですが、追いかけて発音はしません。
リピーティングは1文ごとに区切って、音声を止めてから自分で発音します。
.(ピリオド)ごとに区切るといいですね
シャドーイングと違って、音声を止めて、さらにセリフを短く区切って発音します。
なので、初心者でも自分のペースでリスニング強化ができます。
リーディングは
文法や単語をひとつひとつ理解しながらリスニングを強化するやり方。英語を理解する速さを上げるシャドーイングとは目的が違う。
TOEICリスニングを上げるシャドーイングのやり方
TOEICリスニングのためのシャドーイングのやり方を解説します。
TOEICでリスニングスコアを上げたい方向けの内容です。
初心者は基礎英文法から
TOEIC500点未満の初心者の方は、まず基礎文法の知識をつけます。
基礎を身につけた状態でのシャドーイングのほうが、遥かに効果が高いからです。
・品詞の理解 ・関係代名詞などの、中学で習う代表的な英文法のことです。
TOEICのための基礎英文法の始め方をまとめました。
早ければ数週間で身につけられるので、よければ↑参考にしてください。
公式問題集でシャドーイングする
TOEIC公式問題集を使ってシャドーイング練習するのが最もお手軽です。
シャドーイングの音声素材選びは難しいです。
自分のレベルに合ったものでないと効果が薄くなるからです。
TOEIC公式問題集なら、TOEICのレベルを超えることはありえません。
それにPart 1や2の音声は短くてかつ単純で、リピーティングに向いています。
スクリプトも載っていますし
POINT
TOEIC公式問題集は、自宅での模擬試験にも使える。
必ず持っておきたい教材の一つ。
TOEIC Part3&4 のためのシャドーイング
TOEIC高得点のために、シャドーイングに使う素材のレベルを上げていきます。
Part3&4 全69問中 34問以上を正解できるように練習していきます。
基礎英文法を覚えて、Part1&2のシャドーイングもできるようになったらTOEIC500~600点のレベルになっています。
立派な中級者です
次の段階として、リスニングで350点を狙っていくためにTOEICレベルの教材を使ったシャドーイングをしていきます。
難しすぎだと効果が薄くなります。
具体的には
- TOEIC Part3&4のアナウンスを使う
- ディズニー映画のような簡単なセリフの素材を使う
TOEIC Part3&4の音声は、レベル的に丁度よいです。
公式問題集をそのまま使えますし、最もお手軽です。
TOEIC用アプリは高性能|シャドーイングに向いている
また、TOEIC用に作られたスマホアプリを活用するのも良いです。
シャドーイング練習機能があるアプリが多いので、外出先でも口パクシャドーイングできて便利です。
おすすめアプリは あとで▼ まとめて紹介します。
海外ドラマや逆輸入アニメなら継続しやすい
海外ドラマや日本の逆輸入アニメでのシャドーイングも良いです。
ジブリ映画の英語版とか、『フレンズ』みたいな海外ドラマとか
シャドーイングは毎日継続することで、真の効果を得られます。
毎日の習慣にするためには、楽しみながらできる素材選びをするといいです。
日本の逆輸入アニメやディズニー作品は、難しい単語が少なくて内容も楽しいです。
↑まどマギやコードギアスの逆輸入版にはお世話になりました。
日本語で一度観た作品なら、内容がすでに頭に入っているのでシャドーイングの効果も高まります。
英語のセリフに追いつきやすくなります
欠点としては
欠点は、TOEICと関係ない内容が多いことです。
TOEIC用のシャドーイングもしながら、娯楽としてのシャドーイングをするといいです。
アニメや海外ドラマを使ったシャドーイングの
実際のやり方やおすすめ作品をまとめたので、よければ参考にしてみてください。
Part 3&4 ではテクニックも大事
シャドーイングに加えて、Part 3&4でのテクニックを覚えれば大幅なリスニングスコアアップが期待できます。
↑リスニング力が低くても、Part 3&4 で高スコアを取る方法と勉強法です。
シャドーイングにおすすめのツール
TOEICに効果の高いシャドーイングツールの紹介です。
私が実際に使った中からオススメを厳選しました。