【中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく】でTOEIC!使い方をレビュー【基礎文法を覚える】

01_中学英語を 参考書

英文法書は、どれも似ているようで実はそれぞれ特徴が違います。

自分に合ったものを選べれば、効率よく英語の学び直しができます。

この本は特に、英文法の基礎中の基礎を学ぶには最適です。

 

30歳から TOEIC300→900点まで伸ばしました。

リスニングは満点です。aki(漢)と申します

 

今回は、学研から出版されている『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく』という英文法書のレビューをしていきます。

 

こんなお悩みを解決していきます

  • この本がTOEICで役に立つのか、この本でどんな文法を勉強できるのか知りたい。
  • この本の賢い使い方、効果的な使い方を知りたい。
  • 英文法を全くのゼロから覚えたい。

このレビューをどうか英語学習の参考にしてください。

 

『あなたの英語レベルの土台を1段階上げて、次の世界を見せてくれる』そんな本です。

それでは、どうぞ。

 

『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく』 はどんな本なのか

この『中学英語を~』はそのタイトルの通り、中学で習った基本的な英文法だけを丁寧に勉強し直せる英文法書です。

この一冊に3年間の内容がぎゅっと詰まっています。

アルファベットをA~Zまで書けるなら、この本を読み始めて大丈夫!おバカなオイラでも理解できるように、イチから丁寧な説明がされているよ。

 

この本一冊で、TOEIC何点レベルになるか?

この本を一冊覚えると、TOEICではどのくらいのスコアが取れるようになるのか?

考えてみます。

 

この本は、基礎中の基礎を理解できて、ちょっと発展した内容に入ったくらいで終わります。

応用的な内容には、少ししか触れていないよ

英文法の基本だけを知っていても、ほとんどTOEICでは正解までたどり着けないです、つまり…

 

TOEICスコアで言ったら、この本だけだと300点~400点くらいまでは上がります。

つまり英語スキルとして全く評価されないレベルで止まります。※TOEICは990点が満点です。

 

この本を悪く言いたいわけじゃないよ

この本でまずは基礎を身につけておいて、そこからTOEICの練習問題をコツコツ解いていけば、500点~600点レベルまで行けます。

600点を取れば、TOEICを条件にしている求人が割と見つかるレベルです。

 

つまり、基礎を学び直すには最適な英文法書ですね。

この本はどんな人向け?

この本はどんな場合に最適かというと…

  • 中学英語をほぼ忘れてしまっていて、基礎から学びなおしたい。
  • TOEICでリスニングはそこそこ取れるけど、リーディングが全くわからない。

こういった場合に、最適な英文法書です。

 

逆に、中学英語をなんとなく覚えている場合は、もう少し広い範囲が載っている英文法書で勉強したほうがいいです。

 

同じくらいのレベルの英文法書を2冊以上買うと、同じ内容の繰り返しが起きてしまいます。

しかも、同じ文法でも著者によって表現方法がちょっと違かったりします。。。

 

改訂版との違いは?

『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく』は2022年に改訂版が発売されています。

どちらを選ぼうか迷っている場合は、『改訂版』をおすすめします。

 

内容は変わっていませんが、勉強のやりやすさが改善されています。

 

改訂版の違い

  • カラーになって更にわかりやすい。
  • イラストや例題の配置が見やすくなっている。
  • スマホアプリと連携したいろんな機能が利用できるようになっている。

 

↓改訂版との比較(復習テスト)

02_改訂版との違い

スマホで読み込む用のQRコードも載っています。買うなら改訂版を買おう。

 

オイラは間違えて古いほうを買ってしまった。同じ間違いをしないで。。。

『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく』 の使い方 勉強法

それでは、『中学英語を~』の使い方を紹介します。

おすすめの使い方も紹介していきます。よかったら参考にしてみてください。

 

この本の特徴

この本の特徴はこんな感じです。

 

  • 著者はアメリカ生まれのバイリンガル。
  • 英語をもっと感覚的に理解して欲しいという趣旨で作られた文法書。
  • 改訂版はカラー刷りで見やすい。

英文法の基礎中の基礎が学べるっていうのはもちろんだよ

 

この本の構成

この本の基本の構成です。

 

ページ左側に、その単元の解説が日本語でイラストつきで解説されています。
右側には、さっそく練習問題が載っています。

03_左と右

英語の基本的な構成や、be動詞などの基本中の基本から説明がされています。

 

be動詞の基本解説だけで、6単元使って解説しています。英語の基本をイチから丁寧に解説してくれるのがよくわかります。↓

04_BE動詞だけで6単元

be動詞ならbe動詞の解説が一段落した時点で、確認のための復習テストをやることになります。

 

この文法を理解できているかどうかを総合的に確認するためのテストです。

間違いを恐れずに進めよう。

 

間違えた問題は、しっかり戻って理解し直しすること。

復習テストの理解が終わったら、次の単元に進もう。

 

ちょっとアドバイス少し理解が足りない気がしても次に進むべきです。なぜなら、とりあえず一通りこの文法書を終えれば、総合的な理解度が上がっているからです。

 

あとで見てみたら、復習テストがかなり簡単に感じるハズです。

 

なので、この本を2周するくらいの気持ちで進めよう。総合的な英語の理解が深まっているのが実感できるはずです。

 

アウトプットすることで理解度が増す

自分で英文を組み立てる練習問題もあるので、書く能力も鍛えられるのは良いですね。

 

書いたり、声に出したり。アウトプットをして始めて英語の理解が深まるからね。

 

初心者に嬉しい付録付き

初心者にとってありがたいいろいろな付録も付いています。

one two three などの数字 一覧

Sunday Monday Thuesday などの曜日一覧

January February などの月一覧

 

それと、基本的な動詞の変化形一覧が、巻末おまけで付いています↓

05_付録01

地味だけど、ありがたい付録

 

『中学英語を~』のおすすめの使い方 勉強法

それでは、私個人が感じた『中学英語を~』のおすすめの使い方を紹介します。

 

自分で発音しながら勉強すると覚えやすい

音声CD付きなので、練習問題の答え合わせの際は、実際の発音を聴きながら、自分でも発音するといいです。

さっきも言ったけど、アウトプットはとっても大事だよ

※改訂版なら、スマホアプリでも聞くことができます。

 

発音しながらの英語学習は伸びが段違いです。最初は自信が持てなくて恥ずかしいと感じるかもしれませんが、ヘタクソでも気にしないで。

日本人なんかいくら練習してもヘタクソ扱いされるんですから。

どうしても声が出せない環境なら、頭の中で発音するだけでもいいです。やってみてください。

 

練習問題で、解いて覚える

構成の紹介で言いましたが、この本は「左側に文法の説明、右側に練習問題」が載っています。

文法は左側の説明だけをいくら読んでも理解できないので。まずは左側の説明を軽く読んで、すぐに練習問題に進むほうがいいです。

解いていて、わからなかったら左側の解説に戻って理解して改めて問題を解く。

 

最初に軽く解説を読む→問題を解く→わからなかったら解説を読む→次の問題を解く→わからなかったら解説を読む→次の問題を解く

これの繰り返しですね。

で、問題を最後まで解き終わったら解答を見て答え合わせ。

間違えた問題は理解できるまで繰り返し解説を読む。

この本の解説だけではどうしても理解できない場合は、ネット検索して別の視点からの解説を探す。

 

こういう流れで全編を進めていくとスムーズに進められます。

 

POINT説明を読んでいるだけでは文法は覚えられない。問題を解きながら考えることで、初めて身につきます。

 

『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく』で解説されている英文法一覧

それでは、この本の紹介の締めとして『この本で学べる英文法一覧』を紹介します。

・主語と動詞 ・動詞 ・代名詞 ・形容詞 ・否定文 ・疑問文 ・名詞の複数形 ・命令文 ・現在進行形 ・過去形と過去進行形 ・未来形 ・助動詞 ・have to ~, must ・不定詞と動名詞 ・接続詞 ・There is, There are ~ ・5つの文型 ・比較 ・受動態 ・現在完了形 ・後置修飾 ・関係代名詞 ・Would like ~ ・間接疑問

基礎的な文法が占める割合が高いですね。

 

TOEIC600点レベルに届くために、追加で覚えたい文法

しかし、『中学英語を~』に足りない要素は気になります。

 

全体的に練習問題が足りないので、文法を覚えたらTOEIC問題集や【スタディサプリ ENGLISH】 などで、TOEIC形式の問題を解いて練習をする必要があります。

基礎が頭に入った状態でこの作業をすると、スコアが伸びていくよ。

更にスコアを上げるために 覚えたい文法

600点を狙う場合、TOEICによく出る基本的な問題も正解したいですが、『中学英語を~』で解説がカバーできていない部分があります。

できれば追加で理解したい文法は…

 

  • 句動詞(フレーザルバーブ)
  • 関係代名詞の説明と練習
  • 各品詞の更に詳しい特徴
  • もっと多くの前置詞の理解

↑これらを他の文法書で勉強すれば、TOEIC600点のレベルになります。

 

中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく のネット上の口コミ

ネット上で見つけた、『中学英語を~』の口コミを紹介します。

 

社会人の英語の学び直しに最適。1ヶ月で中学3年間分を勉強できました。

 

良い意味で、英語を何もわかっていない人向けの本です。基礎を丁寧に勉強できました。

 

改訂版以前の古いバージョンも持っていますが、改訂版は更に見やすく、わかりやすくなっていました。おすすめです。

 

否定的なレビューも少ないけどありました。。。

これ一冊では全然足りない。説明不足な感じがする。

 

レビューのほとんどが、高評価でした。

 

『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく』のデメリット

既に説明している通り、この本は英文法の基礎中の基礎しか学べません。

それはメリットでもありますが、同時にデメリットでもあります。

応用的な問題には、この本の内容だけでは対応できません。その分、基礎は丁寧に学べます。

 

中学英語をおぼろげながら覚えているなら、もう少しレベルの高い文法書を使って始めたほうが効率が良いです。

例えば、私が英語の学び直しに実際に使った『マーフィーのケンブリッジ英文法(初級編) (Basic Grammar in Use)』なら基礎の学び直しをしながらも、最初から幅広く学べます。

 

基本的な文法の20%くらいは覚えていましたから、こっちの本のほうが丁度良かったです。

 

自分の今のレベルに合わせて適切な英文法書を選ぼう。

 

『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく』 をTOEICの視点から見てみた まとめ

以上が『中学英語を~』のレビューと使い方でした。

 

TOEICを受ける前提でレビューした場合、完全に基礎から始める必要がある場合、つまり

  • まだTOEICを受けたことがない。
  • まずは、TOEIC400点、500点を目指したい。

という場合に最適な本でした。
しかし、更にその上のスコアを取る場合には、不足している部分が多いです。

 

それに、この本で学べるのは文法だけ。単語は別で覚えないといけないです。

文法を学ぶだけなら単語を知る必要はあまりないですが、TOEIC試験を受けるなら単語は必須です。

初心者のためのTOEIC用単語帳なら『銀のフレーズ』がおすすめ。

 

さらにこの本では、TOEIC試験に必要な要素である

  • 英文を読む力
  • パート5に必要な、もう少し突っ込んだ文法の知識

を鍛えることができません。

 

あくまで、TOEICの勉強を始めるための準備ができる本。いい意味で、基礎中の基礎しか学べない本。

という認識で購入を検討するといいです。

 

この本だけでTOEICスコアは劇的には上がらないので注意!

 

 

今回は以上です。お疲れさまでした!

Twitterでも情報更新してます。aki(漢)のついったー
Twitterでしか呟いていないマル秘攻略情報もあるので、ぜひ一度覗いてみてくださいね。

 

※フォロワーさん 2800人 突破しました!ありがとうございます!

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

aki(漢)