TOEICを目指すうえで必ず立ちはだかる壁 “単語、イディオムの暗記”。
いくら文法を勉強しても、単語を知らなければ問題は解けない。
しかし、逆に単語さえ知っていれば、文法が曖昧でもなんとなく文の意味はわかる。
つまり、単語の暗記はTOEICを目指すうえでとても重要な要素になる。

30歳から TOEIC300→900点まで 6年かけて伸ばしました。
リスニングは満点です。aki(漢)と申します
公式問題集を最大限活用するテクニック
そこで今回、公式問題集を使って単語、イディオムを効率よく覚えるテクニックを一つ紹介しようと思う。
言うまでもないことだが、公式問題集に登場する単語はそのまま、本番のTOEICテストでの頻出単語と重なる。
つまり、公式問題集を複数冊解いて、その単語も暗記していけば直接、本番のスコアアップに繋がるということ。
この方法を使えば、TOEICの頻出単語を最も効率よく覚えることができるので、何をおいてもこれだけは覚えて帰って欲しい。
単語 イディオムを覚えるテクニック
あなたはTOEIC公式問題集の勉強中に新出単語が出てきた際、どのように暗記しているだろうか?
・単語暗記用スマホアプリを利用して覚える。
・その都度意味を調べて、その場で覚えてしまう。
人それぞれ方法はいろいろあるだろう。

私は少し前までは新出単語が現れる度に別のノートにその単語と意味を一緒に書きとめて、後でまとめて暗記していました。
しかし!
その方法で単語の暗記がうまくいったことは一度も無かった!
一時的に一部の単語を覚えることはできても、後日同じ単語が現れた時には「あれ、これなんだったっけ?」とほとんどの単語を忘れていたのだ。
あなたはそのような経験はないだろうか?
上記の方法では、特に記憶に残った一部の単語しか頭に入っていなかったので、結局暗記に使った時間のほとんどを無駄にしてしまっていた。
これでは勉強をしているとは言えない、”勉強しているフリ”をしていただけだったのだ。
結局何がダメだったの?
単語を覚えるということは、ただその意味を知るだけでは不十分だ。
「では、その単語を使って簡単な例文を一つ作ってみて下さい。」と言われてすぐに浮かばないようでは、その単語は数週間後にはすっかり忘れているだろう。これでは意味がない。
その単語がどの品詞に属するのか、動詞の後に置かれるのか前に置かれるのか、名詞の前に置かれるのか、主語としては使われるのか。
それらも一緒に覚えるのはもちろんのこと。
その単語がどういうシチュエーション、どういう会話の流れ、どういうニュアンスを込めて使われるものかまで理解して初めて単語を覚えたと言える。
そうして覚えた単語というのは決して忘れることはないし、仮に自分で英語を喋ろうとしたときにスッと出すことができる。
これらは難しそうに聞こえるかもしれないが、実はそうでもない。
つまり、覚え方はどうすればいいの?
既に体感したことがあって、わかる人にはわかるだろうが、本当の意味で新出単語を自分のものにするには、その単語を含んだ“例文”を見ながら一緒に覚えないといけないのだ。
例文そのものを暗記する必要はもちろんなく、例文と一緒に単語を覚えることによって、その単語が使われる場面が頭の中で想像でき、単語を暗記できる確率が格段に上がる。
しかし、かと言って単語カードやノートに、例文まで一緒に書いていたら時間がかかるし、何よりめんどくさくてやる気が損なわれるだろう。
これはこれで勉強意欲が無くなるという意味でよろしくない。
公式問題集の解答に付箋を貼りつけよう
TOEIC公式問題集を解いている間に新出単語が現れたのだから、その単語が含まれた文章そのままを例文として利用してしまうのが一番手っ取り早く、覚え易い。
やり方としてはまず一度時間を計って公式問題集を200問分、模擬試験として解いてみる。
次に、答え合わせをしながら現れた新出単語やイディオムの意味を辞書などで調べた後、公式問題集(別冊、解答・解説のほう)の文章中の該当単語に下線をひく。
例↓ 例えばunanimous というわからない単語が現れた場合
閉じるとこんな感じ↓
上側がいっぱいになったら側面に貼っていこう↓
※貼る付箋の枚数には当然個人差があります。それと、見た目を気にしてはいけない
これで準備完了。
次に実際の暗記方法。
・単語を見ただけで思い出せなかったら該当ページを開き、該当単語を含んだ文を見つける(下線をひいたので見つけ易い)。
・該当単語の前後の文の流れを読んで、単語の意味を推測し、当てる。
・それでも思い出せなかったり、推測した単語の意味に自信がなかったら辞書などを使って意味を調べる。
これを、単語を見ただけで意味がわかるようになるまで繰り返す。
以上。
重要なのは単語、イディオムの前後の文の流れから意味を推測するということ。
辞書などで意味を調べてしまう前にこれを挟むことによって、その単語が”どういうシチュエーションで使われる単語なのか”や”英文中のどの位置に置かれるのか(つまり品詞のこと)”も一緒に覚えることができる。
いわゆる”生きた英語”を覚えられるというやつだ。
TOEICでのその単語の出題のされ方のクセにも慣れてくる。
この”TOEICのクセ”に慣れてくるとどういうことが起きるかと言うと、
TOEIC本番を受験している時、文章の流れから次にどんな単語が出てくるかがなんとなく慣れで予想できるようになる。
例えばPart5の穴埋め問題などのスコアが上がり易くなるということ。
公式問題集さまさまというわけだ。
この方法は別冊の解答編を利用するだけで問題集そのものに手を加えるわけではない。
つまり後日、公式問題集の同じテストを2回目、3回目と復習して解く際の邪魔にはならない。
暗記した単語を頭に定着させるには、再度テストを行って問題を解いてみるのが一番だ。
2回、3回と繰り返し同じ問題集を解いて、TOEIC頻出単語を確実に自分のものにしよう。
単語を覚える際にこの方法を使うと、覚える効率が格段に上がる。
その効果はただ単語の意味だけを暗記する方法とは比較にならないほどだ。
必ず!実際に試してその効果を実感して欲しい。
テストは2回分あるけど?
公式問題集1冊には2回分のテストが収録されている。
なので、テスト1とテスト2で、付箋を貼る向きを逆にしよう。
こうすると、表向きに見るとテスト1の単語だけ、裏向きから見るとテスト2の単語だけが見えるようになる。
テスト2の付箋はテスト1の向きと逆の向きに貼る。
そうして完成した別冊解答を裏から見るとこうなる↓
見た目はまぁ、、ちょっとあれだが、、、これで単語が覚えられるのなら安いもの。
どうしても邪魔なら覚えた単語から順に剥がしていってしまえばいい。
付箋なので簡単に剥がれる。
補足:新出単語があまりにも多い場合
TOEICを始めたばかりの場合、わからない単語ばかりで上記の方法で付箋を貼り続けていたら貼るスペースがすぐに無くなってしまうだろう。
わからない新出単語が1ページにいくつもあるから付箋を貼る作業も大変になってしまう。
その場合は付箋には何も書かず該当ページに貼り付けるだけでよい。

下線はあい変わらず、わからない単語全てにひこう。
付箋はあくまで”そのページにまだ覚えていない単語がある”ということがわかる目印の役割さえあればよいのだ。
目安としては、見開き2ページ分に4個以上新出単語がある場合に、この”何も書かないで付箋を貼る”方法にしよう。
公式問題集の解説は、テスト1回分につき約90ページある。
つまり、見開きにすると45めくりページ分あるわけだ。
そして、付箋は本の縦と横を合わせれば最大で40枚は貼ることができる。
(狭いようなら少し重なる部分があってもよい)
なので、よっぽどでない限り、貼るスペースが完全に無くなるということにはならない。
TOEIC公式問題集を6冊以上所持しているなら、この方法だけでも充分TOEICに必要な頻出単語を補うことが可能。
それでもボキャブラリーに不安がある場合のみ、TOEIC頻出単語を専門に掲載した参考書を購入するとよい。
“金のフレーズ“とかいうのが覚え易くて人気らしい。
私自身はTOEIC公式問題集を新しい順に8冊所持していて、単語、イディオムを覚える際にはそれら以外利用したことがない。
参考までに、TOEIC公式問題集のリンク↓
中古でもよいなら更にリーズナブルなお値段で手に入るので、賢い買い物をしよう。
新形式対応版
旧形式版
今回のテクニックなど、当ブログのTOEIC攻略に興味を持っていただけたら、
↓の記事から読み始めてもらえるとわかり易いです。

今回は以上です。お疲れさまでした!
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aki(漢)