TOEIC700点を目標とすると、一気に難易度が上がります。
覚えるべき英語の知識が増えますから。
私は、リスニングもほとんど聴き取れなかった初心者の頃、700点を取るのに必要なことをシンプルに考えました。
シンプルに突き詰めると、真理が見えてくるものです。
そうして結果的にスコアが伸びたその方法を紹介していきますね。きっとお役に立ちます。

30歳から TOEIC300→900点まで 6年かけて伸ばしました。
リスニングは満点です。aki(漢)と申します
今回は、TOEIC700点を取るための勉強法を、できるだけシンプルに解説します。

初心者~中級者って、とても悩みが多いレベルなんですよね。「右も左もわからない」みたいな。
なので、この記事を書くために『TOEIC700を取るためには何に集中すればいいのか』を当時の自分の勉強法を思い出して真剣に考えました。
それに加えて、いろんな教材や講座、オンラインレッスンを実際にいくつも体験しておすすめを探してきたので、必ずあなたの役立つ情報を提供できるハズです。
700点を取っておけば、ひとまずこの先安心ですね。(※企業が社員に求める平均スコアが650なので)
でも、簡単には届かないスコアなので、どう勉強していいのか、今の勉強法が本当に正しいのかわからなくなります。
とても高く感じる、TOEICの一つのカベですね。
・TOEIC700点が、なかなか取れなくて悩んでいる
・英語をこれから始めるつもりで、『いつかTOEIC700点を取りたい!』と考えている
そうお考えなら是非、参考にしていってください。
TOEIC700点のハードルの高さ ”なかなか伸びない!難しい!”
TOEIC700点は、やはり本格的に英語の知識が求められる難しいスコアです。
このスコアに届かない場合は、たぶんこんな悩みを持っているのではないでしょうか。
- リスニングでパート1はなんとか解けても、パート2からは聴き取れない部分が出てきて、全問自信を持って解答するのが難しい。
- パート3,4はほとんど内容が理解できず、なんとなく合ってそうな選択肢を選ぶだけ。
- リーディングでパート5の簡単な問題は答えられるけど、知らない単語が多くて自信を持って答えられるのは半分くらい。
- 後半になるにつれ、集中力が切れてしまって、文章の内容が頭に入って来ない。
- 全体的に読むスピードが遅いから、30~40問くらい空欄のまま制限時間がきてしまって、残りは塗り絵。

↑こんな悩みをお持ちの場合のために、解決策や勉強法を紹介していきます。
TOEIC 700点ってどのくらいのレベル?
英語全体で見ると このくらいのレベル
さて、TOEIC700点がどの程度のレベルなのかですが、
簡単に言うと、英語中級者程度の実力です。
もう少し詳しく言うと
基本的な文法と単語をしっかり理解できたくらいのレベルですね。

中学までに教わった英語でも、なんとか届くレベル!
600点台までが、英語の基本を学ぶ段階で、
700点台からは、もう少し発展的で応用的な英語の知識が要求されます。
それでも、やっぱり基本の域は出ないし、難し過ぎることはない。
それがTOEIC700点です。
700点が取れなくて困っていても、大丈夫です。
まだまだ基本を押さえるだけで取れる点数です。

「その基本がわからないんだよー!」って感じですよね。
それでは、700点のための勉強法や、やり方を解説していきます。
700点以上を取る人の割合 ”まずは自分の位置を知ろう”
TOEICの日本人の平均点は、大体620点くらい(2022年1月現在)
700点以上を取得する受験者は、全体の35%くらいです。
600点以上を取得する割合が、全体の55%くらいなので、
それと比べると、700点からいきなり難しくなっていることがわかります。

中~上級者くらいの難易度ですね
全200問のうちの正解数で言うと、リスニング、リーディング共に、66問~70問正解できれば、700点前半に届く計算です。

”塗り絵正解も実力のうち!?”
とまでは言いませんが、塗り絵で正解した問題も含めてスコアが出る、それがTOEICです。
TOEICでの塗り絵について
”TOEICは誤った回答では減点されませんので、答えに迷った場合でも、どれか一つにマークすることをお勧めします”

↑このセリフ、どこに書いてあったかわかりますか?
TOEIC試験受験日に誰しもが見ることになるあの”公式の受験のしおり”に書いてあるんです。

※塗り絵とは、わからない問題をてきとうに勘でマークすることです。
回答がマークシート方式のTOEICテストならではのテクニックです。
初心者から目指せる?
完全な英語初心者がTOEIC700点をいきなり目指すのは、現実的ではありません。
とーーーっても難しいです。

完全な初心者というと、”a~z”までアルファベットを全部書けるか怪しいくらいのレベルです
そんな無茶な目標を立ててしまうと、目標になかなか近づかなくて心に負担がかかってしまい、途中で英語勉強をやめてしまう恐れがあります。

英語を嫌いになっては、TOEICどころの話ではなくなりますからね
精神的にも、脳みその構造的にも
500点→600点→700点と、段階を踏んで成長していくことが、結果的には一番の近道です。
これを聞いて、ハッと思ったなら、まず500点を目指してみてください。
↓の記事に初心者からの詳しい勉強法をまとめておきました。

TOEIC700点を目指すのであれば、
もしくは
・中学卒業までの英文法と英単語をほとんど理解している。
どちらかの条件を満たしているといいです。
まずは、TOEIC600点をとってから、700点を目指しましょう。

”英語の基本を押さえる”とはいっても、ゼロから目指すとなると遠い道のりです。地道にいきましょ
700点に必要な勉強時間は?
こちらの表をご覧ください。
TOEICのスコア別の勉強時間の目安です。
出典:OXFORD UNIVERSITY PRESS, A Teacher’s Guide to TOEIC
これによると、
初心者からTOEIC600点までにかかる勉強時間が、一日に2時間勉強するとして、およそ6ヶ月です。そこからさらに100スコア上げて700点を取るのに、およそ3~4ヶ月かかります。
ちなみに、私の個人的な経験から感じたことですが、一日の勉強時間を2時間、つまり2倍にしたとしても、勉強する期間は半分にはなりません。

トータル期間が70~80%に減るくらいです。
というのも、一日に覚えられることには限界があるからです。
私達の脳は、朝起きた時点をピークに、時間経過につれてどんどん疲労していきます。
疲労した頭で勉強を無理矢理続けても効率が悪いですよね。
なので、毎日少しずつ継続して勉強することが大事です。

ちなみに、上記の理由から、夕方や夜よりも午前中に勉強したほうが学習効率は良くなります。
実際、私も一日にたくさん勉強すればいいとがむしゃらに英語を読んだり聴いたりしていたことがあります。
もちろん、何もしないよりは良かったとは思いますが、疲れ過ぎない程度に、脳に余裕を持たせて勉強を続けていた時期のほうが結果的に伸びは良かったです。
TOEIC700点が取れない人に足りないこと
それでは、TOEIC700点が取れていない人に足りない能力を書いていきます。
『足りない』と聞くとネガティブに聞こえるかもしれませんが、逆です。
なぜかというと、『足りない部分を習得することによって、700点にどんどん近づいて行くから』です。
まずは、自分に足りないものを自覚してからの勉強は、とても効率的です。

大きく分けて、3つ挙げますね
ちなみに、TOEIC700点の場合、リスニング、リーディング合わせて200問のうち、全体の4割くらいは塗り絵になってしまっても700点圏内です。
それら4割の難しい問題は800点以上を目指す人向けの問題なので、今は考える必要ありません。
1.よく出る単語の中でも、ちょっと難しいレベルの単語
まず、1つ目は『単語』です。
TOEIC600点の時点で約5000語の語彙が必要だと言われています。
700点を取るためには、そこから更に難しい単語の知識が必要です。
具体的に全ての単語をここに並べるのは難しいですが、
などのような、TOEIC試験ではよく見かけるけど、今までの英語の勉強の中ではあまり使ってこなかった単語がそれですね。

新たにこれらの単語を集中して覚えましょう。
金のフレーズが便利です。
ちなみに、私はリスニングを聴き取るためにも
”英単語を覚えるなら、その発音も一緒に覚えましょう”と日頃から主張していますが、
TOEICリスニングのアナウンスには、こういった難しい単語が多く使われることはありません。
パート3や4の一部の問題に使われる程度です。
リスニング問題の会話には、ほとんど600点レベルまでに覚える簡単な英単語が使われます。
なので、700点以上を目指す際に知っておくべき難しめの英単語は、その発音まで知らなくても、あまりスコアは変わらない可能性が高いです。

リスニングスコアを上げるなら、なるべく易しい単語から発音を完璧に覚えていったほうがいいです。難しめの単語の発音は後回しでもok。難しい単語はその単語の意味、訳をまず覚えよう。
2.英語を聴いている時間が足りない
2つ目はリスニングの経験です。
リスニングに関してですが、聴き取れない単語がまだ多いです。
リスニングのアナウンスの中でも、強く発音されている単語や、名詞などは部分的に聴き取れますが、
単語と単語をつなぐ接続詞や前置詞、ネイティブがはっきり発音しない部分を聴き取る能力がまだまだです。

will とか would って聴き取りにくくない?
しかし、これは何度も英語を聴いて練習する以外に勉強法はありません。
いくら理屈で
とか
”英語にはリエゾンという、くっつく音がある”
とか、その事実自体を日本語でいくら理解したところで、英語が聴き取れるようにはならないです。
英語のリスニング力を上げたいのであれば、”英語を聴く”以外の練習法は無いのです。
具体的には、例えば
- パート2のセリフを聴き取れるまで繰り返し聴いて、
- どうしても聴き取れないとなったら、スクリプトを確認して、文字として読んで
- 「こう言っていたのかー」と理解する。
- そして、改めて自分でも真似して発音してみる。
これの繰り返しでリスニング力は上がっていきます。
※ちなみに、自分でも真似して発音してみる練習法を”シャドーイング”や”オーバーラッピング”と言います。
自分で発音できない音は、聴き取ることもできないので、このシャドーイング練習は、とてもおすすめの練習法です。
つまり、本当に足りないのは、
”英語を集中して聴いている時間”です。

『聴き取れない』と落ち込むには早いです。聞く量が足りてないだけ。毎日練習練習~♪
3.長文記事の読解力
3つ目は、リーディング能力です。
700点取得となると、パート6やパート7の長めの英文記事問題も積極的に解いていく必要があります。

Part7は苦手ですか?私は苦手です。
600点までは、長い英語を読む力が低いので、パート6や7の問題を、たっぷり時間をかけて記事を読み、簡単で解けそうな問題をなんとなく考えて解答するだけでよかったのですが、

(そして後半は塗り絵、塗り絵です)
700点以上を目指す場合は、記事の意味を理解しながら、なるべく速く解く必要があります。
というのも、パート7では200問目の最後まで、比較的やさしい設問が各問題の中に潜んでいるんです。

それらやさしい問題を確実に正解する必要があるのですよ!
そうしている内に気づくやさしい問題に時間をかけて正解していくことが求められます。
700点を超えるリーディングに求められるもう一つの能力は、関係代名詞や接続詞を使った長い文を読む力です。
パート6や7には、こういった長めの文が頻繁に現れます。
長めの文には、当然様々な文法が使われているので、それら文法を理解していないと文の意味がわかりません。

特に、関係代名詞や接続詞を含んだ文は長くなりやすいです。
When I saw him, he was talking to the woman who had written the book “Nature Adventure” and looked so excited.
↑関係代名詞と接続詞を使った長い1文。
こういった長い文を理解するためには、
- 主語や動詞や目的語のような英語の語順
- 各品詞の役割
- 関係代名詞の理解
これらが必要で、更にそれらを知ったうえで、長い文をたくさん読んで慣れるという経験が必要です。

今は難しく感じるのも当然。でも、正しく繰り返し練習すればかんたんになっていくよ
TOEIC700点の具体的な勉強法 ”これを意識すれば大丈夫!”
さて、それらの”今足りていない能力”を踏まえての具体的な勉強方法です。
つまり、TOEICで700点を取るのに必要なことは以下の5つです。
- 基本的な英文法を十分に理解している
- 基本的な単語とその発音を知っている
- 品詞の知識がある。英語の語順の基本を知っていて、長い文も理解できる
- 短い英語を聴き取る力 適切な応答の仕方を最低限知っている
- TOEIC試験の問題に慣れている
文法について
700点に必要な英文法は、基本とちょっとの応用的な表現だけです。
基本がしっかり理解できていれば、700点には充分ですし、あとで800点に挑むときにも応用の理解が楽になります。

順を追って勉強すれば、そんなに高いカベでもないよ
具体的には
・現在形 ・現在進行形 ・過去形 ・未来形 ・現在完了形
のような基本的な時制の文法とそれらの疑問文の作り方
時制以外だと
これらを完璧に理解できると、文法はTOEIC700点レベルです。
英単語について
文法とは別に、英単語を毎日覚えるといいです。
一日に10~20単語くらいが丁度いいです。
TOEIC700点に必要な語彙は8000語と言われています。
参考:あなたに必要な語彙はいくつ?

既に知っている単語を差し引いたら、新しく覚えるべきは2~3000語だね。
どれくらいの勉強期間を設定するのかにもよりますが、一日に10単語でも、積み重ねれば充分な語彙力になります。
必ず例文と一緒に覚えて、かつ発音も一緒に覚えられる教材を使いましょう。
使用する単語帳は金のフレーズがよいです。
TOEIC頻出単語が
・試験に使われる頻度
・重要度の高い順
に掲載されているので、とても使いやすい単語帳です。
それにとても安価です。(千円でお釣りがくる)
品詞の知識について
品詞もカテゴリとしては文法です。
ですが、とっても大事な要素なので別に書かせてもらいます。
各品詞の役割を知っていれば、文が長くなっても理解できるようになります。
例えば、
1.形容詞は名詞を修飾し、
2.副詞は名詞以外を修飾する。
とかを知っていれば
I will _____ take the class which ~.
のような空欄があった時に
即座に ”副詞が入る”
ことがわかります。
これは、知っていればパート5で特に役立つ知識ですし、英語の文がスラスラと読みやすくなります。
品詞について詳しくまとめた記事を書きましたので、その他の品詞についてはこちら↓を参考にしてみてください。

リスニングについて
上のほうでも触れましたが、リスニングを鍛えるには英語をたくさん聞いて自分で発音するしかありません。
すぐには実感はできなくても、継続していれば、必ず聴き取れるようになります。
それは保証します。

今のその努力は、決して裏切らないよ
しかし、英語を聴き取ることは、私達日本人にとってはとてもハードルが高く、なかなか聴き取れるようにはなりません。
毎日練習をしても、ちょっとずつしか伸びないです。

言語の作りが、英語と日本語で違い過ぎるんです。
なので、なにかスグに聴き取れるようになる裏ワザのようなものを探してしまいがちですが、そのようなものは残念ながら無いんです。
裏技は無いですけど、コツならあります。それは
”自分のレベルに合った英語で練習すること”
です。
YOUTUBEや海外ドラマ、映画など
英語に触れることができる様々な媒体がありますが、TOEIC学習者にとってはどれもレベルが高すぎます。
私が今までに感じた、一番TOEICのレベルに合った英語素材は、TOEIC形式の問題で使われる音声そのものですね。

私だけですかね?
つまり、TOEIC700点レベルまでリスニングを伸ばすには、
・TOEIC形式、特にパート1と2の問題のアナウンスを使ってのシャドーイング練習や、
・ディクテーション練習
が最も効果的です。
これで、短い英語の聴き取りや、英語の質問に対する応答の仕方がしっかり身につきます。
TOEIC公式問題集を使ってもいいですし、それだけでは問題数も解説も足りないので、『スタディサプリ』のようなTOEIC用アプリを利用するのもありです。

【スタディサプリ ENGLISH】なら、用意されている問題数が膨大ですし、シャドーイング練習がとてもやりやすい工夫がされているので、リスニングを伸ばすにはおすすめ!
海外ドラマなどを使ってのリスニング練習は、息抜きに観るくらいで丁度いいです。

英語字幕付きで観るのがおすすめ

TOEIC試験の慣れについて
TOEIC試験は年に10回も開催される試験です。
ですので、毎回の問題がどれも似たりよったりでパターン化しています。

これは有名な話ですよね?
つまり、使っている単語やシチュエーションを変えただけの、問題を解くポイントがほとんど同じ、コピーされたような問題だけで構成されています。
これは私達のようなTOEIC受験者にとっては有利ですね。
TOEICの試験問題に慣れてしまえば、あとは単語さえ知っていれば、最低限の労力で問題を解くことができるようになるからです。
試験問題に慣れるには、やはり
・TOEIC形式の問題をたくさん解いて、
・わからないところは解説を読んで理解する。
これの繰り返しです。

知らない部分のその穴を一つずつ埋めていく感じですね。
いつか、穴がほとんど埋まって高得点が取れるようになります
使用する教材はやはり公式TOEIC L&R 問題集が一番精度の高い練習ができます。
しかし、それだけでは足りない場合は、他のTOEIC問題集やスタディサプリで補います。
毎日、1時間くらいTOEICの勉強時間を作り、シャドーイング練習とTOEICの問題を解く時間を、うまく配分してコツコツ続けていきましょう。

TOEIC問題に慣れてしまえば、英語力がそんなに高くなくてもスコアがグングン伸びていきます。
『それだと英語がいつまでも喋れない』という心配は無用です。英語力を上げたいのなら、TOEICを勉強し終わった後にいくらでもチャンスはありますから。TOEICを取ったあとに英語の練習を始めたほうが効率も良いですし。
700点を目指すならこれ! おすすめ参考書 教材
それでは、それらの勉強法を実践できる具体的な教材を紹介します。

私が900点を取るまでに実際に使った教材や参考書も含めて解説しますね
スタディサプリ TOEIC対策コース
↑操作性バツグンで、いつでもどこでもTOEICの練習ができます。
おすすめ度 | ★★★★★ |
---|---|
お手軽度 | ★★★★★ |
対象者 | 初心者~上級者 |
お値段 | 月額 ¥3278 |
有名なスマホ・パソコン用学習アプリ。
3分の空き時間さえあれば、スマホで気軽にTOEIC勉強ができる優れものです。
たっぷり時間がある時には、ガッツリ勉強もできるので、時間の有効活用しながら勉強ができます。

うまくスキマの時間を使えば、一日に勉強できる時間が多くなるよ!
難易度的にも700点目標にピッタリです。
逆に、上級者にはあまり向かないと思います。。。(基本的な内容が多いので)
特に、スマホならではの操作性の良さを活かした
”シャドーイング”と”ディクテーション”練習が魅力的で、リスニングを伸ばす力に優れています。

タップ一つで英語音声を何度でも再生できるお手軽さは、CDとは比べ物になりません。
TIPS
・シャドーイングとは 英語を聴いて、自分でも追いかけるように発音する練習法のこと。
・ディクテーションとは 英語を聴いて、自分で書き出す練習法のこと。
リピーティングについて
シャドーイングはかなり上級者向けの練習方法なので、慣れないうちは”リピーティング”から始めたほうがいいです。
シャドーイングと似ていますが、”英語音声をしっかりと聞き終わってから発音をする”という点が違います。
(シャドーイングは、英語音声を0.2秒遅れくらいで追いかけるように発音する練習方法です。つまり、集中して聴きながら発音も同時にするという高度な練習です。)
速さに追いついていかないといけないシャドーイングと違って、リピーティングは自分のペースで発音の練習ができます。
それに、英語音声をしっかりと”聞く”ことに集中ができるので、初心者のリスニング練習に向いています。
もう一つの大きな特徴として
プロのTOEIC講師の方の講義動画が、ほとんどのレッスンに用意されています。
”ここは、こういう文法を知っているかどうかが問われています”
のように、TOEICに関して詳しく丁寧に解説してくれています。
とてもわかりやすくて、この講義動画だけでもおすすめです。
更に
TOEIC頻出単語を覚える単語帳の機能も用意されていて、例文と発音、両方を確認しながらボキャブラリーを鍛えられます。
収録されている問題数も膨大(4000問以上)で、しかもアップデートで少しずつ問題が追加されています。
なので、TOEIC試験への慣れに関してもスタディサプリさえあれば問題数には困りません。
無料登録期間中でも全ての機能、レッスンが利用できるので、興味があるなら登録してみるといいです。
”リクルートID”というアカウントを取得する必要があり、ちょっと面倒ですが、、、

ひと手間省けますね。
『紙ではなく、アプリでの勉強で本当に覚えられるか不安』と感じることもあると思います。

私もそう思いますし…
でも、自分でノートにまとめながらスタディサプリを使えば、効率よく勉強できますよ。
能動的な学習ができて、知識が頭に定着しやすくなり、より一層スタディサプリを活用できます。
↑こちらが、スタサプの公式リンクです。
ですが、やはり興味がない場合はまだクリックしちゃダメです。
↓私が実際に使ってみて研究しました。こちらを参考にしてみてください。

スタディサプリは…
- POINTTOEIC勉強に必要なあらゆる機能が揃った贅沢アプリ
- ”自分ノート”と一緒に活用すれば効果アップ
- 無料期間中に解約すれば、完全に無料
TOEIC公式問題集
おすすめ度 | ★★★★☆ |
---|---|
お手軽度 | ★★★☆☆ |
対象者 | 初心者~上級者 |
お値段 | ¥3300 |
TOEICを目指すなら、必ず一冊は持っていたい必須教材です。
本番と同じ品質の模擬試験が2回分収録されています。

公式なので、リスニングのアナウンスも同じ人が担当していますね。
なので、本番に近い状態での模擬試験が自宅でできるのが最大の魅力です。
でも、解説はあんまり親切じゃないので、この本だけでTOEICの攻略をするとなると難しいです。

ちなみに、私は10冊持っていて。それぞれ3回以上は解いています。
本ヨレヨレです。
TOEIC試験への慣れを鍛えるのであれば、この教材を数冊購入して 何周もするといいです。
私はこの勉強法で800点→900点を達成しましたが、正直もっと他の教材、近道はあったと今は思います。
公式問題集を利用して、TOEICの単語を暗記する小ネタを考えつきました↓

文法問題 でる1000問
おすすめ度 | ★★★★★ |
---|---|
お手軽度 | ★★★☆☆ |
対象者 | 初心者~上級者 |
お値段 | ¥2530 |
TOEICパート5が苦手なら、おすすめの一冊。
パート5の問題が
・レベル別
・問題の系統別
に1000問収録されています。
『このパターンの問題は、この部分に注目するとかんたんに解けます』のように、問題の系統別に細かく攻略法が解説されているので、初心者にとてもわかりやすい作りになっています。

もちろん、上級者向けの難問もしっかり収録されてる!!
それに加えて、練習問題がレベル別に1000問ですからね。
値段に対してのパフォーマンスは良です。
700点を目指す場合、パート5のいわゆる
”一目見ただけで解答できるやさしい問題”
は全問正解する必要があるので、この本で練習するとスコアが底上げされて安定します。
そういったパターンの問題は、本番で毎回必ず出題されますからね。

パート5に関しては、これ一冊あれば十分です

↑実際に私が使ったレビューもどうぞ~
金のフレーズ
おすすめ度 | ★★★★★ |
---|---|
お手軽度 | ★★★★★ |
対象者 | 初心者~上級者 |
お値段 | ¥979 |
TOEICに必要な、重要な単語を覚えたいならおすすめの一冊。
お値段もとてもお手頃です。

本のサイズも、私の脳みそ並に小さいので持ち運びにも便利。
TOEIC600点レベルの単語→700点レベルの単語→800点レベル→900点レベル
のように重要度順、テストで表れる頻度の高い順に単語が掲載されているので、非常に使いやすいです。
単語は、必ず例文と一緒に掲載されていますし、音声も公式サイトから無料でダウンロードできるので、発音も覚えることができます。

TOEICの単語に関しては、この一冊があれば十分です。欠点が見当たらない珍しい教材。
ケンブリッジ英文法 ベーシックグラマー in use
おすすめ度 | ★★★★★ |
---|---|
お手軽度 | ★★★☆☆ |
対象者 | 初心者~中級者 |
お値段 | ¥3478 |
TOEIC700点までの文法を完璧にしたいならおすすめの英文法書です。
初級編→中級編→上級編
という三部作のうちの、これは初級編(Basic)ですね。
ちょうど、TOEIC700点レベル相当の文法にあたります。
ちなみに、上級編はレベルが高すぎるので、英語版しか出版されていません。
つまり問題も、解説も全部英語で書かれています。
この『初級編』は日本語訳版なのでご安心を。

一応、英語版もあります。買い間違えに注意!
英文法の全てを網羅したような内容で、英語を身に着けようとする外国人のために作られた文法書です。
”イラストと、わかりやす例文で英文法を理解してもらう”
というコンセプトで作られているので、日本語に訳した『理屈での英文法』ではなく、英語のニュアンスそのままで、直感的に文法を理解できます。
品詞の知識に関しても、各品詞ごとに詳しく解説されているので、十分に理解ができます。
私が初心者の頃にスッゴくお世話になった本です。

世界的に有名な文法書なのに、日本ではあまり有名じゃないのが不思議です。
もったいない。
ベーシックグラマー in use を実際に使ったので紹介します
700点のためのおすすめ講座 オンラインレッスン ”ひとりじゃないから続けられる!”
ここまでは、あくまで一人で勉強するための教材の紹介でした。
そしてこの項では、頼れる先生になんでも相談できる『TOEICのオンラインレッスン』のおすすめを、厳選して紹介します。

誰かと一緒に勉強すると、不思議と続くんですよ。
700点取得の最終手段!もう諦めちゃいそうな人専用の奥の手 ”フラミンゴ マンツーマンコーチング”
おすすめ度 | ★★★★★ |
---|---|
お手軽度 | ★★★★☆ |
対象者 | 初心者~上級者 |
お値段 | ¥27,5000(※4ヶ月コース) |
それでも、やはり700点は実際に挑んでみると難しいです。
なかなか成果が出ないのが当然なので、心が折れそうになります。
そんな場合、TOEIC700点を諦めてしまいそうなら、最終手段としてこういう方法もあります。
『フラミンゴのマンツーマンコーチング』です。

『フラミンゴ』っていうのは、サービス名ですね
・あなた専属のコーチと二人三脚で学習を進めていく。
・コーチがあなたの学習計画を管理してくれる。
・困ったことや不明点があったら、コーチになんでも相談できる。
という特徴があるので、勉強中の不安やストレスが溜まりにくくなり、目標達成までやり遂げ易くなります。
どうしても、成果が出ないなら、これが最後の選択肢ですね。

「でも、お高いんでしょ?」って感じますよね。
はい、一対一なのでお高いです。

お高い分、目標達成はしやすいですけどね。
だから、”最終手段”なんです。
詳しく知りたいなら、”フラミンゴ”のマンツーマンコーチングについて取材してきましたので、よければ詳細レビューをこちら↓の記事からどうぞ。
フラミンゴコーチングの大まかな特徴としては4つあります。
1.”第二言語習得理論”に基づいた学習計画を提案してくれる
言語研究者たちの間で、何十年も研究されている理論
第二言語習得のための理論に基づいた、最も効率が良いとされている理論をもとに、あなたの目標に合った最適な学習計画を提案してくれます。
個人的にも、この理論は納得できる部分が多いです。

とはいえ、難しいことは考えなくていいです。『なんか科学的に根拠のある理論なんだな~』くらいの認識で大丈夫。
2.サービスを修了後も、ひとりで効率の良い勉強を続けていけるように習慣化を身に付けさせてくれる
ネイティブ並みに英語を使って活躍している日本人コーチと二人三脚で学習を進めていくことになります。
あなたの日常生活に学習を組み込むかたちで計画が組まれるので、学習の習慣化がしやすく、更に一人でも勉強を続けていけるように効率化してくれます。
3.あなたの目標と現状に合った最適な教材を柔軟に提案してくれる
提案してくれる教材は、市販のものから、無料で利用できるアプリなど様々です。
TOEICの高スコアが目的なら、フラミンゴのコーチには専門家の方が多く、『黒のフレーズ』、『スタディサプリ』や『Abceed』など、的確な教材を提案してくれます。
4.無料カウンセリングだけでも受ける価値アリ!
大まかな学習計画表は無料カウンセリング時にファイルにしてメール添付してくれます。
あなたの現状、目標を丁寧にヒアリングした後に、おすすめの教材と一緒に学習計画表をその場で作ってくれるので、これをもらうだけでもカウンセリングの価値はあります。

といった4つの大きな特徴があるサービスでした。
興味があれば、私の突撃取材記事で詳細を参考にしてみてください。
↓フラミンゴに取材してきて、どんなサービスなのかを分析しました。


私個人の『現状(910点)から、TOEIC満点を取るのに必要な勉強法』をカウンセリングしてもらいました
TOEIC 700点勉強法 まとめ
以上が、TOEIC700点のための勉強法でした。
やはり、一番大事なのは、
500点を目指す場合も、900点を目指す場合も700点を目指す場合も同じ、
”毎日、無理なく継続すること”
です。
最初から肩に力を入れすぎてしまうと、なかなか成果が出ないなどの理由で、途中で嫌になって勉強を辞めてしまう危険性が高くなりますからね。

いちばんもったいないやつ
毎日続けていれば、結果としてスコアが勝手についてくる感じです。
気楽にいきましょう。
それが一番の近道です。
あなたの目標スコア達成をお祈りしています。
このブログでは、このようにTOEICに役立つ情報を発信していきます。
よろしければ、また見に来てください。
今回は以上です。お疲れさまでした!
Twitterでも情報更新してます。aki(漢)のついったー
Twitterでしか呟いていないマル秘攻略情報もあるので、ぜひ一度覗いてみてくださいね。

※フォロワーさん 2800人 突破しました!ありがとうございます!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
aki(漢)
おまけ TOEIC試験ではどんな問題を正解しないといけない?
パート1
700点目標の場合、全問正解が望ましいです。
ほとんどの選択肢が、
という単純なパターンなので、単語さえ知っていれば正解は難しくないです。
パート2
25問中の20問は正解したいところです。
アナウンスの冒頭だけは絶対に聴き逃さず、何を質問しているのかをしっかり聴き取りましょう。
正解になる選択肢が、
素直に質問にこたえているものと、
”知らないよ、彼なら知っているかも”
のような、ちょっと変則的なセリフが正解になる問題の2パターンあります。
素直にこたえる問題は全て正解できるようにしましょう。
それ以外の変則的な受けこたえが正解になる問題でも、
冒頭さえ聴きとっていれば、3択を2択まで絞ることができる可能性は高いです。
パート3 4
パート3全39問、パート4全30問、合計69問のうちの30問を自信を持って回答できれば合格ラインです。
問題の先読みは積極的に実施してください。
問題のアナウンスを全て聴き取ろうとすると、一度ペースが崩れた場合に大事な部分をどんどん聴き逃してしまって
結局3つの設問を全て塗り絵にしてしまうことが頻繁にあると思います。
それならばいっそ、設問3つのうちの2つ目を諦めてしまうのも手です。
設問の1つ目と3つ目は、それぞれ必ずアナウンスの最初のほうと最後のほうにヒントを言います。
例外はありますが、ほとんどの問題が当てはまります。
つまり、1つ目と3つ目はヒントの場所がわかりやすく、解きやすいです。
逆に2つ目の設問のヒントは1つ目と3つ目の間のどこかで言うので、見当がつきにくいです。
最初から取り組む設問を2つに絞ることで、先読みの負担も減らし、アナウンス中に問題を考える時間も数秒確保できるので、
正解率が上がるという作戦です。
全問正解を狙って力みすぎて3つとも落としてしまうくらいなら、
2つに絞って正解率を上げたほうがずっとお得ですね。
パート5
30問中のうち、18問は自信を持って回答できれば最低ラインはクリアです。
語彙問題は、その単語を知らなければ解けないので、
解けたり、解けなかったりと、不確定な要素が絡んできます。運です。
これは、普段から英単語を覚えることで対応していくとして、、、
最低限正解しなければいけないのは、空欄に入る
- 正しい動詞の形、時制を選ぶ問題。
- 正しい品詞を選ぶ問題。
- 正しい前置詞を選ぶ問題。
これらだけは必ず正解する必要があります。
これらは、それぞれ対応する英文法を理解していれば、確実に正解できるので、
労力に対しての成果が大きいです。
TOEICの問題、特にパート5はほとんどパターン化していますからね。
文法を理解してしまえば、スコアが安定します。
パート6
16問のうち、8問は正解したいパートです。
積極的に解くべき問題の質はパート5とほぼ同じですが、
空欄の前後だけでなく
その前後の文まで読まないと解けない設問もあるので、
記事全体にどういった趣旨の内容が書いてあるのかを読み取る力が必要。
それが出来れば、パート6の全ての問題を(全問正解は出来ずとも)考えて解くことができるようになります。
パート7
54問中 30問を自信を持って回答できればギリギリ合格ラインです。
あとは塗り絵の高正解率を祈るだけです。
700点を目指す場合、狙うべき問題は、
1つの問題に2~3問しか設問がないパート7前半の問題。
読むべきポイントが特定しやすく、文章量も少ないチャット問題。
これで大体20問くらいですね。
正解すべき残りの10問は、先程も少し触れた
パート7に潜んでいる、比較的簡単な問題です。
TOEICの試験問題に慣れていると、大体どのあたりがその簡単な問題なのかがわかってくるものですが、
ダブルパッセージとトリプルパッセージ問題の1つ目の設問は簡単な場合が多いですね。
TOEICの傾向としては、パート7のDP、TP問題の5つの設問のうち、2つは簡単です。
これを逃してはいけません。
逆に、ダブルパッセージ問題の1~3つ前くらいの問題、
設問番号でいうと164~175番あたりは、読む量が多く難易度が高いです。
ここで時間を消費してしまうくらいなら、テキトーにマークして
ダブル、トリプルパッセージ問題に進んだほうがいいです。