500点から800点、遠い道のりです。
でも、ゴールまでの全体像をイメージできれば、あとは勉強を進めていくだけです
TOEIC800点が取れた瞬間は、独特の達成感があります。

30歳から TOEIC300→900点まで 6年かけて伸ばしました。
リスニングは満点です。aki(漢)と申します
今回は、TOEIC500点から800点まで伸ばすために必要な勉強時間とその方法について解説していきます。
こんなお悩みを解決していきます
- TOEICで800点を目指したいので、イチから勉強法を知りたい。
- TOEIC500点は昔取ったけど、久しぶりに英語を再開して800点を取りたい。
TOEIC800点台は、本当に実力があると認められるスコアです。
是非、効率よく800点を取得して、頭一つ飛び出しましょう。
手っ取り早く800点を取れる方法ってあるの?
まず最初に、TOEIC300から900まで伸ばした経験から言いますと、『手っ取り早く800点を取れる方法』についてですが、そんなもんは無いです。
一方で、コツコツと勉強して伸ばしていくための勉強時間は絶対に裏切りません。
あなたの実力として確実に身についていきます。
もしも手っ取り早い方法をお探しでしたら、コツコツと確実に英語力を伸ばすという意識に変えましょう。

それこそが最短ルートです。
私も面倒くさがりです。
勉強なんてだらだらと続けたくありません。
それに、勉強のやり始めはなかなか伸びないし、やる気が続かないです。
でも、英語を始めて3ヶ月くらい経つと、急に伸び始めます。

そうなると楽しいです。
ほとんどの人がこの事実にたどり着く前に脱落してしまいます。

なんてもったいないことでしょう。
つまり、なんとしてもTOEICの勉強は3ヶ月は続けて、その先の栄光の800点を取って欲しい。

そう思います。
TOEIC800点を取るメリット
まずは、TOIECで800点を取ると得られる、大きなメリットを紹介します。

まず、シンプルに収入が増える機会が多くなりますね。
↓そしてこれは、個人的に調べた『派遣社員で求められるTOEICスコアと平均時給』の表です。
『関東 英語を使う仕事』での検索結果600件を調べました。
900点 | 時給2550 円 |
800点 | 時給 2389 円 |
750点 | 時給1850 円 |
700点 | 時給 1838 円 |
600点 | 時給 1877 円 |
500点 | 時給 1725 円 |
↑800点より上を求める求人は、ほとんど見当たりませんでした。

注目すべきは800点ラインですね。一気に時給が跳ね上がっています。
TOEIC800点だと、月給の手取りが50万円弱ですか…派遣なので賞与は無いにせよ、なかなかの数字ですね。
あとは、自分の周りの人の反応も良くなります。

スゴイ!っていう反応になりました。
800点に必要な正解数
TOEICで800点を取るために最低限必要な正解数は、リスニング、リーディングともに100問中の 76-80問です。

つまり、リスニングだけで25問。もしくは、リーディングだけで25問間違えるとかなりキツくなってしまいます。
ちなみに、500点は リスニング、リーディングともに50問程度正解すると取れます。
つまり、TOEIC500点から800点が取れるようになるには、今の状態からリスニング、リーディング、両方とも25問~30問多く正解できるようにならなければいけません。
LR合計では、50問~60問です。

これは、難しいですよ
なので、500点から800点までいきなりハードルを高くすると、なかなか先が見えなくて精神的にツラいです。
100スコアずつ目標を上げていく重要性
”TOEIC500点から800点に、いきなり目標を設定するのはおすすめできない。”
これの理由についてもう少し詳しく解説しますね。
TOEICスコアが上がる仕組み
TOEICのスコアが上がっていく仕組みを理解すると、100スコアずつ目標を上げる重要性がわかってもらえると思います。
TOEIC試験の全200問には、それぞれ難易度が設定されています。

解いてみないとわからないけどね。
ざっくり言うと、
- TOEIC400~500点レベルの受験者が正解できる設問
- TOEIC600点レベルの受験者が正解できる設問
- TOEIC700点レベルの受験者が正解できる設問
- TOEIC800点レベルの受験者が正解できる設問
- TOEIC900点レベルの受験者が正解できる設問
これらがまんべんなく配置されています。

ちなみに300点以下は、全問をテキトーにマークしても取れちゃうので、判定はできないよ。
つまり、理想的なスコアの上げ方というのは…
500点レベルの設問が解けるようになる→600点レベルの設問が解けるようになる→700点レベルの設問が解けるようになる→…
このように、下から土台を固めるように理解していくことです。

TOEICってうまくできています。
800点に必要な知識いろいろ
TOEICは、英文法、英単語(語彙)、リスニング力、この3つのスキルを磨いてスコアを上げていくテストです。
500点から800点までスコアを上げるのに、それぞれどのくらいレベルアップする必要があるのかを細かく比較していきます。

800点ていうゴール地点を、具体的に把握しよう
英文法について
英文法について、基本的な英文法は全て理解しているのが800点レベルです。

応用的な英文法もしっかり理解しているのが800点
500点レベルは、基本もまだ理解できていない段階です。
関係代名詞、現在完了形、各品詞の特徴、
↑基本の英文法の中でも、特に理解に時間がかかるこの3つまで理解できれば、やっと700点レベル。
語彙について
500点レベルで必要な語彙数は4000語と言われています。
800点レベルだと10000語です。
6000語も新たに覚えないといけないわけですね。
これを一気に進めようとすると、やることが多くなって勉強が複雑になってしまいます。
リスニングについて
リスニングに関しては、パート1と2を全問正解できるレベルが800点レベルです。
パート3.4も 三分の一は正解できます。

かなりハイレベルですね
100スコアずつ目標を上げていくのが一番の近道!
↑で比較したように、500点と800点の間にはとても大きな英語力の差があります。

ちょっとしつこいくらいに解説しちゃいましたね…
なので、ひとつひとつの勉強を丁寧に理解して、徐々に前に進んでいくことが一番の近道になります。
身の丈に合わないレベルの高い勉強ばかり続けているせいで、理解が浅いまま時間ばかり過ぎていってしまっているんです。
じゃあ、どうやって計画を立てて勉強していくと800点をスムーズに取れるのか?
解説していきますね。
TOEIC500点から800点への勉強法
それでは、500点から800点への具体的な勉強法を解説していきます。
800点までに、それぞれかかる時間
500点から800点を目指す場合、最短でも約14ヶ月は想定しておきましょう。
ちなみにこれは独学で、一日1時間程度勉強した場合の目安です。
500点から600点まで上げるのに4ヶ月~6ヶ月。
600点から700点まで上げるのに更に4ヶ月~6ヶ月。
700点から800点まで上げるのに更に6ヶ月~8ヶ月。

あくまで目安です
基本的に目標スコアが上がるごとに、必要な勉強時間も長くなります。
より高度な英語の理解が必要になってくるからです。
TOEIC500点から600点 の間にやるべき勉強法
500点から600点の間にやるべきことは、基礎固めです。
基礎的な英文法を覚えつつ、頻繁に使われる単語を覚えていきます。

基礎的な英文法は、学生時代に英語の授業で習ったようなものだよ
学生時代に習ったからとわかっているつもりでも、意外と細かい部分を理解していないことが多いので、イチからしっかり覚え直すつもりでいきましょう。
これらの基本的な英文法が理解できたら、600点レベルには到達できます。
ちなみに、さらに各品詞の理解までできれば700点~レベルです。
使う教材としては、まずはやさしめの英文法書を一冊購入して終わらせるといいです。
自分で見てみて、わかりやすそうなものを選びましょう。
個人的におすすめなのは、『マーフィーのケンブリッジ英文法(初級編) (Basic Grammar in Use)』です。
イラスト付きで わかりやすく、中級者レベルまで深く学べます。

当時、実際に私が使っていたものです。
勉強中にわからない単語を見つけたら、意味を調べてノートにまとめて覚えましょう。
『銀のフレーズ』という単語帳は、TOEICの基本的な単語を覚えるのにおすすめです。安いですし。
リスニングについて
リスニングに関しては、まずは公式TOEIC L&R 問題集の音声を聴いて、理解できるまで何度も聴き直して自分でも発音する練習から始めましょう。
特にパート1とパート2のアナウンスは、難しい単語も出現せず短いものばかりなので、500点→600点の段階での練習にはうってつけです。
パート3,4は少し難しくなるので、毎日の練習に組み込むのは700点や800点を目指す段階になってからにしましょう。
ちなみに、目安として
リスニングパート1とパート2を全て聴き取れるようになった場合、
英語のレベルとしては、だいたいTOEIC800点が取れる実力が身についています。
つまり、600点台、700点台の段階でどれだけ練習をしたとしても、
パート2までを完全に聴き取ることはできないのが普通です。
映画を使っての英語勉強について
『映画を使って英語の勉強をする』よく聞く魅力的な勉強法ですよね。
でも、これはTOEIC500点のような初級者のうちはやらないほうがいいです。
易しい映画でも、聞き取れない部分が圧倒的に多いはずなので、勉強になりません。

当時の私の失敗談です。。。
どうしてもなら、勉強の息抜き程度にしましょう。
英語字幕付きで見れば、単語を覚えることくらいはできますし…
積極的にこの勉強法を取り入れるのは、700点が取れるようになってからがおすすめ。

ある程度リスニング力が付いてからね
TOEIC600点から700点 の間にやるべき勉強法
TOEIC600点から700点の間にやるべきことですが、今の時点では軽く説明する程度に留めておきます。

500点の段階で詳しく知ってても、すぐに忘れちゃうし
英語力を上げる勉強
英文法の基礎は身についているので、更に発展させた文法を勉強していきます。
覚える単語は、より使われる場面が限定的なものを覚えていくことになります。
短いセリフなら、しっかり聴き取れるくらいのリスニング力が身についているので、パート3と4で先読みなどのテクニックを使って、効率的にリスニングを解く練習をします。
TOEIC試験問題に慣れるための練習
基礎的な英語力が付いてきているので、TOEICの練習問題を積極的に解いて、パターンを覚えていくとどんどんスコアが上がっていきます。
詳しくは『TOEIC700点勉強法』の記事を参考にしてください。
TOEIC700点から800点 の間にやるべき勉強法
TOEIC700点から800点の間にやるべきことですが、やはり今は軽く説明する程度に留めておきます。
英語力を上げる勉強
英文法に関しては、基礎も応用も理解できているので、ほとんど覚えることはありません。
英文を早く読む練習をして、一問でも多く設問を解く能力をつけていきます。
英単語は更に限定的なマニアックな単語を覚えていきます。
『金のフレーズ』のようなTOEIC用の単語帳を使って覚えていくと効率的です。
リスニングは、シャドーイング練習を取り入れて、英語を英語のまま理解する力を強化していきます。
パート1と2はほぼ全問正解できるのが800点レベルの目安です。
TOEIC試験問題に慣れるための練習
基本の英語の知識に加えて、レベルの高い英語力も身に付いているので、TOEICの練習問題をどんどん解いて出題パターンを頭に叩き込んで、更に効率的に問題を進めていく練習をしていきます。
詳しくは『TOEIC800点勉強法』の記事を参考にしてください。
TOEIC500点から800点 勉強法 まとめ
以上が、TOEIC500点から800点を目指す場合の勉強法でした。
まずは、難易度の低いTOEIC600点を目指して、勉強を習慣化して。その勢いで700点を目指していくとスムーズです。

勉強を一日の中の決まった時間に1時間やる!っていう習慣をつけると 気分に左右されずに勉強が続くよ。おすすめは1時間早く起きて、朝やる!
TOEIC600点までは、基礎を覚えるだけなので正しい順序で勉強を進めればいつか取れます。
まずは、600点!目指してみてはいかがですか?
600点のための詳細な勉強法は
『TOEIC600点の勉強法』の記事にまとめました。よかったら参考にしてみてください。
↑勉強法を説明している項目に直接飛びます。
今回は以上です。お疲れさまでした!
Twitterでも情報更新してます。aki(漢)のついったー
Twitterでしか呟いていないマル秘攻略情報もあるので、ぜひ一度覗いてみてくださいね。

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ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
aki(漢)