「英語キライ 無理!」
と諦めていた。
高校の卒業が、英語の成績のせいで危なかった。
3年間赤点ギリギリの点数しか取ってこなかったせいで、英語のセンスも知識もゼロに近かった。
追試験で先生に情けをかけてもらって、なんとか35点を取れて高校卒業。
英語はそのまま、ゼロのまま封印した。
30歳になるまで!
しかし、おっさんでも、英語のセンスゼロでもTOEIC900点が取りたい!
だから、頑張って勉強法を工夫して取りました!
初めて900取れた時、感動して涙出ました。

”人間的な成長”という素敵な副産物も得られました。
当時一番意識していたことは、『TOEIC 1050点くらいを目標に勉強すること。』でしたね。
そのあたりを詳しく書いていきます。

30歳から TOEIC300→900点まで 6年かけて伸ばしました。
リスニングは満点です。aki(漢)と申します

私はいっぱい遠回りしちゃいました
今回の記事を参考にしてもらえれば、900点を目指す際の遠回りを回避し、時間の無駄なく勉強を進めることができます。
- 勉強してるけど、なかなか900点が取れない!
- しばらく800点台で満足していたけど、900点を目指したくなった。
- 将来的にTOEIC900点を目指したいけど、何から始めていいかわからない。
- 効率的にTOEIC 900点を取りたい!

という場合は、是非参考にしていってください。
目次
TOEIC 900点取得のメリット
・スゴイ人だと思ってもらえる。
少しいやらしい話になるかもしれないですが、TOEIC900を取得することには様々な利点があります。
単純に転職の機会や就職に有利に働くのは言うまでもないです。これは事実。
TOEICスコア900は収入に直結します。
あと、個人的に意外だったのはTOEIC900点というだけで周囲からスゴイと思われる。(環境にもよりますが…)
実例:
TOEIC800点 → おお、すごいじゃん。頑張ったんだね。
TOEIC900点 → は…? えー!? そんな人今まで会ったことないよ。
TOEIC900点は、『難しい』というイメージだけ持っていて、勉強をしないで諦めている場合がほとんどです。
だからTOEIC900点というだけで一目置かれるようになります。
それに、TOEIC900を目指す途中で人間的に成長ができます。

個人的には、これが一番の収穫でした。
900達成までの間に、様々な課題が次々と発生し、その都度改善を求められるので、努力の中でしか経験できない、あなたの中の大事な”何か”に気づくチャンスです。

『高い目標に向かって努力を続けられる人』という評価を得られるのはまず間違いないです。つまり、いろいろな場面で信頼されます。
世の中、スゴイ人ってたくさんいます。
その人達が、どんなふうにスゴくなっていったのか、その一端を垣間見ることができるでしょう。

あなたも、そんなスゴイ人達の仲間入りができるキッカケになり得ます。
私のTwitterのフォロワーさん達も、900達成した方の言うことって、900取る前と後で、なんか重みが違ってるんですよね。
TOEIC900点はこのように良いことだらけ、挑戦しない手はないです。
TOEIC 900点は、それまでとは勉強のやり方が違う
TOEIC800点台から900点台を目指す場合、それまでのスコアと違ってかなりの時間を要することになります。
800点までは、伸びしろが190点分もあるので『自分の弱点の中から伸ばしやすい分野を見つけて理解を深める』ことでスコアをグングン伸ばす事ができていましたが、
つまり、必然的に自分の苦手とする問題も正解しなければいけなくなるということ。
そうなると900点達成のためには、それまでよりも長い勉強期間が必要になります。

この記事にたどり着いたあなたも、なかなか900点の壁が超えられないと悩んでいるのではないでしょうか?
でも、心配要らないです。
800点が取れているのであれば、900点も必ず突破出来る。
その力は間違いなく既にあなたの中にあります。
※あなたがもし、まだ900点を目指すレベルでない場合は、TOEICスコアをイチから上げるための勉強法をまとめたので、こちら『TOEICの勉強法』を参考にしてください。
↓ここから先はガチで900取るための内容。※準備が出来ていない場合は読んじゃダメです。
TOEIC900点のレベルはどのくらい?
・何問正解すれば900点が取れるのかを知ろう。
900点を取るための心の準備は万端ですね!

素晴らしい!
それではまず、900点がどのくらい難しいのかを解説します。
900点てどのくらい難しい? 800点の人との違い
TOEIC800点以上が上級者と言われるTOEIC試験において、900点を取る人は800点台の人と何が違うのかというと、
・知っている単語や表現の数の多さ
・TOEIC試験への慣れの度合い
この3つの能力が優れている人が、900点取得者です。

シンプルですね!
要するにこの3つを鍛えるよう勉強していけば、いずれ900点に達することができます。
800点から900点までの勉強時間は○○時間必要!
さて、ではどのくらいの時間勉強すれば、TOEIC800点台から900点に届くのか?です。
こちらの表を見てください。
出典:OXFORD UNIVERSITY PRESS, A Teacher’s Guide to TOEIC
850点から950点に必要な勉強時間は
325時間
となっています。

つまり、およそ320時間程度の勉強時間が目安ということになります。
1日に1時間程度の勉強を毎日続けたとして、約1年はかかると思ったほうがいいですね。
勉強法を選べば、もっと短い時間で達成できることもあります。
詳しくは『TOEICの勉強時間について』の記事で詳しく解説しています。
つまりまとめると、一日に使える自由時間が多くない社会人は、目安として 半年~1年の勉強期間が必要です。

ちなみに、私の場合は800点台から900点達成まで、1年半かかりました。遠回りしましたからね…
900点のスコア内訳 ”LRそれぞれ何点取ればいい?”
TOEIC900点を取るためには、リスニング、リーディングの平均が450必要です。

当たり前ですね。
ですが、実際にはそんなにきれいにL450 R450を取っての900点は珍しいです。
TOEIC公式サイトのスコア分布を見れば明らかですが、リスニングよりもリーディングのほうが約50点も平均点が低いです。

実際に私も、Lが満点で Rがそれにカバーされるような形で900点を取っています。
なので、理想の900点スコア内訳の目安としては
くらいを目指すといいです。
そうなると、リスニングで間違えていい問題数は
です。
そしてリーディングで間違えていい問題数は
です。
不正解の問題数がこの範囲内なら、トータルで900点を超えます。
あくまで『リスニングのほうが高いスコアが取れる場合の目安』として覚えておいてください。
不正解してもいい問題数を改めて数字で見てみてどうですか?

「割と間違えられるじゃん」
もしくは

「え?それしか間違えちゃいけないの!?」
どんなふうに感じました?
ちなみに、不正解数をLRトータルで4問以内に抑えれば、990点満点が取れる可能性があります。

いやー、難しそうですね。
TOEIC900のための正答数について 満点の目安
ちなみに、LRともに495点満点は必ずしも全問正解する必要はないです。
私は過去のTOEIC受験で、L満点を数回取ったことがあります。
そのうちのどの回も、少なくとも100問中 2~3問は不正解していたことが後日郵送されてきた結果表で見て取れました。

2~3問間違えても満点になるので、リスニングのスコア判定は意外と緩いということがわかります。
一方、リーディングは2問間違えただけで満点が取れなくなる恐れがあるので、判定基準が厳しいです。
900点だけ勉強法が特別
TOEICで500~800点を目指す場合、リスニング、リーディング、両方をまんべんなく勉強することで目標スコアにどんどん近づいていきます。

伸びしろがまだまだたくさんあるからです。
しかし、900点を目指すとなると、『全体で5問間違えたらほぼアウト』のように完璧な解答、正解率が要求されるようになります。
各セクションの満点が495点ということは、一度満点に到達するとそれ以上のスコアの伸びしろが無くなるということです。
つまり、リスニングで満点を取れるようになったら、それ以上リスニングの勉強をしてもTOEICのトータルスコアが伸びることはないんです。

当たり前ですけどね…

繰り返しになりますが、自分の今のスコアを見て、弱点を一つ一つ発見していくことが重要です。苦手な問題を見つけたら、スコアを上げるチャンスです。
これはリスニング、リーディングどちらにも言えること。
TOEIC900点に必要なこと ”大きく2つのスキルが必要!”
ここからは、TOEIC900点を取るのに必要なことを書いていきます。
800点までとは違って、非常に高いスキルが求められることがわかると思います。
900点のための対策には、大きく分けて
- 効率よく解くためのテクニックの練習と
- 英語力を上げるための勉強
の2つがあります。
それぞれ足りない部分を相互にカバーし合うことができるスキルです。
足りない英語力をテクニックでカバーして問題を解く。
足りないテクニックを高い英語力でカバーして問題を解く。

英語力はわかるけど、テクニックって何?って感じですよね。
これから説明しますね。
900点のための勉強法 その1 ”テクニック”
・Part 1~7の各パート別に、使えるテクニックを知ろう。
まずは、テクニックを鍛える勉強法についてです。
TOEICの問題をたくさん解くことで鍛えられる『慣れ』とも言えますね。

例えば”パート3での先読み”もテクニックの一つです。
ただ、私の考えるテクニックは、もっともっと複雑です。
このテクニックが上達すると、試験中の時間節約にもなるし、無駄な部分を読んだり考えたりしないで済むようになるので、脳のリソースを温存できる効果があります。

つまり、効率よくTOEICを解いていけるってことです。
”2時間以内に900点ぶんの問題を正解しないといけない”
これは正直かなり難しいことです。
だからこそ、このテクニックが必須になってくるんですよね。

目指すは、2時間以内に200問全部解き終わること!
目安として、TOEICは時間内に200問を解き終われば、900点前後のスコアが取れます。
テクニックを鍛えるためにやること
さて、では具体的にどのようにしてテクニックを鍛えていくかですが…
単純です。『TOEIC形式の問題をたくさん解く』だけです。
できれば2時間ぶっ通しで、テスト一回分を。

それだけで解き方までわかるの?って疑問に思いますよね?
わかりやすく解説していきますね。
200問を解き終えるために、まず大事なのは”1問に使える時間を覚える”ことです。

1つの設問にダラダラと時間を使っていると、2時間はあっという間に過ぎていっちゃいますね。
そのために、週に一回は公式問題集のテスト1回分を解きましょう。しっかり2時間を計って。
時間内に解き終わるための感覚を、体で覚えることができます。

『パート5に使っていいのは~分だから、このくらいのペースで解き進めて行けば間に合うね。』みたいな感覚を身につけるんです。
そして、間違えた問題は理解できるまで解説を読みましょう。
これで、先ほど言った『正解のヒントを速く見つけるコツ』も同時に鍛えられます。
TOEICによく出る問題に慣れて、最小限の負担で問題を解けるようになります。

TOEICは素直な問題が多いから、パターンを覚えてしまえば、全文を読まなくても解けるようになるんですよね。
900点を目指すレベルまで来ているなら、すでにこの感覚は掴んでいるハズ!

それを、900点レベルまで磨くんです!
『TOEICに慣れて、正解となるパターンを覚える』
この能力を伸ばすことは、効率よく900点を取るために絶対に必要です。
この『TOEIC形式の問題をたくさん解く』については、『英語力』の項で詳しくやり方を書きます。
TOEICの世界の常識に慣れることも必要
『慣れ』にはもう一つあります。
TOEICを解いていて、こんなふうに感じたことありませんか?
TOEICの世界の常識って、ときどきズレてるんですよね。

日本の常識とTOEICの世界の常識の違いを理解するのも慣れのひとつです。
例えばTOEICの世界では、クレームの対応が良かったという理由で、客が企業を褒めるメールを送ることがあります。
でも、日本でそういった常識は馴染みがありません。
この『クレームの対応が素晴らしいから、メールを送る』みたいなヘンな常識があることを理解していないと解けない問題があります

特にパート6に多いです。
このようにメール送信者の意図がわかっていないと解けない問題が、TOEICには必ず出ます。
『この間買った商品が、すぐに壊れてしまいましたよ』っていう文があるから、クレームのメールかと思ったら、
『その対応が良かったから、あなたのとこの商品を友達にもおすすめするよ』っていう感謝のメールだったみたいな問題がよくあります。
こういうTOEICの常識は、たくさん問題を解いてひとつひとつ覚えていくしかありません。

ややこしいですね~
リスニングでのテクニック
リスニングにも、使えるテクニックがたくさんあります。

私は特に、最低限のリスニング力で、最大限のリスニングスコアを取得するテクニックを磨きました。
意外にも、リスニング満点を始めて取った時、アナウンスの6割くらいしか聴き取れていませんでした。

テクニックってそのくらい効果的なんですよね。
具体的には、パート3&4で、なるべく聴くことに集中するために、先読みの練習など、正解のヒント部分を聴き逃さない練習をしました。

先読みに慣れれば、アナウンス中に問題を読む必要がなくなり、アナウンスを聴くことに集中できますね。
そのテクニックの具体的な方法ですが、『アナウンス中は選択肢を読んで、一致するキーワードを見つけたらマークする方法』です。

どゆこと?
細かい説明や、詳しいやり方は『TOEICパート3攻略法』の記事にまとめました。
是非、参考にしてください。リスニング満点がかなり取りやすくなります。
リーディング part5でのテクニック
リーディングで使えるテクニックはまだあります。
リーディングは、固有名詞の部分を読まないっていうテクニックが必須です。
読んでたら時間がなくなります。

↓の例題を見てください。
パート5によくありそうな文ですね。この文頭は、大文字なので会社名だということはすぐに分かります。
なので、Glideline Technologies の部分はマジメに読まずに、(なんか会社名)というふうに頭の中で処理して解答しましょう。

地味だけど、リーディングではよくお世話になるテクニックですね。

選択肢に、知らない単語が並んだボキャブラリー問題が出たら、潔くすっ飛ばすのもまたテクニック。
パート5の目標は、8分以内に30問全部解き終わること!
ちなみに、パート5を極めたいならTOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問がおすすめです。パート5に特化した問題集で、これ一冊で全問正解レベルまで練習できます。

良かったら、『TOEIC出る1000問使ってみた感想』 の記事を書いたので、参考にしてみてください。
この記事の下の方で解説する、パート5の解き方を確認したいときは、←こちらをクリックしてジャンプしてください。
リーディング part6でのテクニック
パート6は、4つの設問中3問は話の流れを理解して解く問題です。

パート5に比べて語彙問題の割合が少ないですね。
(このイベントはいつも、一年で一番大きいイベントなんです)と書いてある文を見つければ、annual (毎年恒例の)の選択肢が正解になりますね。

っていうコツなんですけど、わかりますかね?
あとは、その記事が『誰が誰に宛てたものなのか?』をなるべく早く理解することを意識しながら解くと早く解けます。
~~~に入る単語は例えば、advertisement, notice, letter などがあります。
advertisement なら、お店や企業がお客さんに宛てたものだし、notice なら会社が従業員に宛てたものなどの可能性がありますね。
パート6は、単純に英語を読む速さも求められるパートでもあるので、『英語力』の『読む速さ』を鍛えることでも解きやすくなるパートです。
この記事の下の方で解説する、パート6の解き方を確認したいときは、←こちらをクリックしてジャンプしてください。
リーディング part7でのテクニック
パート7はパート6で使えるテクニックがそのまま使えます。
更にそれに加えて、もう1つ使えるテクニックがあります。

説明しますね。
各設問を解く流れですが、
- 設問を1つ読む
- 記事の中から答えを見つけ出してマークしたら、次の設問を読んで、記事の続きを読む
- 設問を全て解き終わったら、即、次の問題に進む
という流れに慣れましょう。

設問をまず頭に入れてから、記事を読み始めるっていうことです。
記事を読み始める前に、設問をさきに読むのが早く解くコツです。記事の中からヒント部分を探し出しやすくなります。

かなり解きやすくなります。
また、全ての設問を解き終えたら、まだ読んでいない部分があっても無視して次の問題に進みましょう。
設問さえ解いてしまえば、残りの部分には用無しです。

ちょっとでも時間短縮して、脳への負担を減らしましょう。
また、パート6で使えるテクニックと似たことが、ダブルパッセージ問題と、トリプルパッセージ問題で使えます。
例えばTPで、
- 一個目の記事は広告、
- 二個目は客がお店に送ったメール、
- 三個目はお店のレビュー。
みたいにざっくりでいいので、それぞれがどんな記事なのかを把握してから1つ目の設問を解き始めましょう。

それだけでも頭に入れておくと、解き易さがだいぶ違います。
テクニックに関しては以上です。
テクニックは知っているだけでは効果がありません。何度も練習して身につけてください。
この記事の下の方で解説する、パート7の解き方を確認したいときは、←こちらをクリックしてジャンプしてください。
900点のための勉強法 その2 ”英語力”
・TOEIC以外の教材も取り入れると、900点が近くなる。
テクニックの次は”英語力”を鍛える勉強法です。
一般的な英語力とは違って、TOEIC L&R には ”自分で考えて喋る、書く” という英語力は要りません。
私の言う”TOEICでの英語力”とは、先ほど少し触れた
・知っている単語や表現の数の多さ
この2つのことを指します。
ここでは、TOEIC L&R に必要な英語力を上げるための勉強法を書いていきます。

TOEIC900点を取ったあとに、本当の意味での幅広い英語力を身につければいいんです。
800点までとは違う、900点ならではの戦略
まず、900点レベルの英語力を身につけるための前提として、意識するべきことが2つあります。
TOEICよりも、1段階難しい教材で勉強する必要がある。
ということです。
TOEIC試験200問の中には、難しい高レベルの問題に比べて、600点や700点の人でも正解できるような簡単な問題のほうが多いので、それらのレベルに合わせて勉強していたら、効率が悪いんです。
900点を狙うとなると、長期戦を覚悟しないといけない。
ということです。
長期間勉強を続けなければいけないので、途中で勉強をやめてしまう可能性が高いです。
要因としては、『頑張っているのに成果がなかなか出ない。』
とか、
『同じことの繰り返しのような勉強で飽きてしまう。』
といった理由です。

私も、これらの理由で何度もやる気を失くしかけました。
なので、今までの努力を無駄にしないために、
- 定期的な確認テストで、自分の成長を実感する
- 長期間でも飽きない、変化のある刺激的な勉強法を意識する
これらを取り入れるといいです。
それらを踏まえて、私が900点を取るために実際に行っていた勉強法を紹介します。
英語力を上げる勉強法1 リスニングのためにシャドーイング練習
900点を取るためには、リスニングパート1と2を全問正解しないといけません。
900点目標なら、パート1と2を全問正解、パート3と4での不正解数が3~10問に抑えることが目安です。
そのために効果的なのは、『毎日のシャドーイング練習』です。

英語を英語のまま、即座に理解する力が伸びるので、リスニングだけでなくリーディングのスコアも上がります。
TIPS
・シャドーイングとは 英語を聴いて、自分でも追いかけるように発音する練習法のこと。
・ディクテーションとは 英語を聴いて、自分で書き出す練習法のこと。
リピーティングについて
シャドーイングはかなり上級者向けの練習方法なので、慣れないうちは”リピーティング”から始めたほうがいいです。
シャドーイングと似ていますが、”英語音声をしっかりと聞き終わってから発音をする”という点が違います。
(シャドーイングは、英語音声を0.2秒遅れくらいで追いかけるように発音する練習方法です。つまり、集中して聴きながら発音も同時にするという高度な練習です。)
速さに追いついていかないといけないシャドーイングと違って、リピーティングは自分のペースで発音の練習ができます。
それに、英語音声をしっかりと”聞く”ことに集中ができるので、初心者のリスニング練習に向いています。
シャドーイングに利用する英語音声ですが、TOEIC形式のものと、海外ドラマや映画の両方を使って練習するのがおすすめです。
TOEIC形式の音声は『公式TOEIC L&R 問題集』や【スタディサプリ ENGLISH】のものをそのまま使えばいいです。

スタディサプリは特に問題のボリュームが多いので、シャドーイングのためだけに利用するのも賢い方法です。
ではなぜ、海外ドラマや映画を混ぜたほうがいいのかですが…
公式問題集の音声だけだと、900点のための練習にしては少し簡単過ぎます。

それに、TOEICの音声だけだと飽きます。
私はシャドーイング練習に、海外ドラマの”フレンズ”を利用していました。
内容が楽しく、難易度も900点を目指すTOEIC学習者にピッタリでした。
フレンズの1シーン↓

フレンズは、海外の英語学校でも教材に使われるくらいおすすめの教材です。1話が24分と長すぎず、勉強にピッタリなんです。
ちなみに、
なぜかと言うと、何を言っているのか聴き取れなかったセリフでも、英語字幕を表示させれば答え合わせができるからです。
それに、英語の文章とその発音とを一致させることができれば、シャドーイングの効果も高まります。

英語字幕がなければ、音と意味を一致させることができず、聞き流すだけになってしまいます。
この令和の時代では、いろいろな動画配信サービス(通称:VOD)が充実しているので、自分に合ったサービスが選べますね。

その中でも、英語字幕に対応しているものは少ないんですが…
英語字幕付きで、フレンズが観られるのは『Hulu』がおすすめです。
フレンズ以外の映画作品にも英語字幕が付いています。
パソコンでの画面はこんな感じ↓

私もずーっと使ってます。フレンズは楽しいし、練習しやすいですよ~
↓その他の英語の勉強に向いている動画サービスもまとめました。
よければ参考にどうぞ。


フレンズ以外では、子供向けの海外ドラマや日本の逆輸入アニメなど、シャドーイングのやりやすさ重視で作品を選びました。
どのくらいの難しさが丁度いい?
わからない部分が多いと、覚えることが多すぎて逆に勉強にならないんです。

その4割が徐々に聴き取れるようになっていくのが楽しいです。
英語を聴いて瞬時に理解できたり、英語を読む速さを上げたい。
そういう練習がしたいなら、丁度よい難易度の英語でのシャドーイングが一番です。おすすめ。
どんな作品で練習すればいい?
英語力を上げる勉強法2 英文を読む速さを上げる練習
私が800点台のころは、リーディングセクションを最後まで解ききることができなかったので、英文を読む速さを鍛える練習をしました。
結果的に、これは正解でした。
特にパート6、7を解くスピードが上がりました。

記事の内容がスラスラと頭に入ってくるようになったんです。
『調子が良ければ、ギリギリ2時間で200問を解き終えることもある!』
くらいのレベルまで鍛えました。

800点台のころは、毎回最後の30問くらいは塗り絵してました。
私は、この能力を集中的に上げることで、900点に届きました。

つまり800点台で悩んでいた当時の私は、この能力が今ひとつ足りていなかったんですね。
実際の勉強法としては…
新TOEIC TEST読解特急3 上級編という教材を使って、長文を時間を計ってなるべく早く読む練習をしていました。
WPMを計りながらトレーニングできる教材なので、成長が見えやすくて良かったです。難しめの記事が20記事収録されていました。
一つの記事を時間を計って読み、次に読む時に、前回のタイムより速く読み終わるように意識する。
こうすることで、英語が素早く頭に入って来るようになります。
同じ記事を何度か繰り返し読むことが重要で、
2回目以降は、何が書いてあるのかがわかった状態で読むので、純粋に速く読むということに集中できるようになるんです。
なので、あえて使う教材は難しめなものを選びました。

800点台のときは、40WPMくらい。900点を取れたときは、180WPMくらいになっていました。

180WPMでも遅いくらいなんですね…
英語力を上げる勉強法3 単語を覚える
TOEICは、知っている単語が多ければ多いほど、スコアが取りやすくなる試験です。

当たり前ですよね。
でも、TOEICでよく使われる単語ってある程度決まってます。そこまで幅広く問われるわけではないです。

これらはTOEICでよく見ますよね。
なので、当時私は金のフレーズを使ってボキャブラリーを増やしました。

金のフレーズとは、有名なTOEIC専用単語帳ですね。千円でお釣りがくるほど安価なのに、とても役に立つおすすめ教材です。
当時、金のフレーズを使ってボキャブラリーを増やしていたんですが、私自信の反省点として、実はTOEICのテクニックばかりを磨いて、あまりボキャブラリーの部分には力を入れていませんでした。
900点達成当時でも、金のフレーズの半分くらいまでしか覚えてなかったんです。

おかげで、今頑張って単語を覚えています
なのでボキャブラリーにもっと力を入れていれば、900点達成は更に早かったと、今は思います。

それに、もっと楽に900点を取れただろうなぁ。。。とも思いますね。
900点を余裕で取りたいのであれば、金のフレーズに加えて、黒のフレーズまで手を伸ばしたほうがいいです。

黒のフレーズは、更にマニアックな単語まで覚えることができる、上級者専用の単語帳です。
ちなみに、更にマニアックな暗黒のフレーズというものまであります。

ちなみに現在私は、オンラインゲームのマッチング待ち時間中に単語を覚えています。『意外と”ながら”でも覚えられるものだなぁ』と驚いています
英語力を上げる勉強法4 TOEICの模擬試験を実施する
この項目は、先ほどの”テクニック”にも、”英語力”にも両方当てはまる勉強法です。
なので、先ほどよりも詳しく書きます。

英語力も上がるし、TOEICのテクニックも練習できます。
やることは単純です。

これはおすすめ!勉強の成果を一定間隔で感じられるので、やる気の維持もできます。※スコアが落ちることもあるので、長期的に考えよう。
例えば、TOEIC(R) L&Rテスト 至高の模試600問は、問題の質が良くて練習にピッタリでした。TOEIC試験3回分が収録されていました。
テストに慣れるとスコアも上がる
さて、定期的な模擬テストは、やる気の維持だけが目的ではありません。
むしろ、もう一つの効果の方がスコアに直結します。
TOEICのスコアを上げるには、
”TOEIC試験への慣れも重要”
と”テクニック”の項で説明しました。
模擬試験の実施で、このテクニックの部分を効果的に鍛えることができます。

『900点の感覚を体で覚える』ってやつです。
時間を計ってのTOEIC模擬試験をすることで、テクニックの項で説明した、以下の2つの”慣れ”の力を特に鍛えることができます。
- タイムマネジメント能力
- TOEIC形式問題のパターン把握
どちらも、200問を全問回答するために必要な慣れの部分です。
TOEIC試験は時間との勝負でもあります。
ほとんどの受験者が、時間内に200問全問を回答することができないのが実情です。

わからない問題や、間に合わなかった問題は塗り絵でぬりぬりです。
もう一度言いますが、『200問全問回答できる=900点取得可能レベル』ですからね。
タイムマネジメント、つまり時間管理能力が鍛えられていれば、
リーディングセクションのどの部分に何分の時間を消費してよいか、何分以上消費したら全問回答ができなくなってしまうか
それらが体感でわかるようになります。

これがわかると、歴戦の猛者ですね。900点は近いですよ。
何を聞かれるかは毎回ほぼ同じ パターン化している
さて、模擬試験を行うもう一つの効果、『TOEICのパターンの把握』についてです。
TOEIC形式の問題パターンを把握していれば、問題文を全部読まなくてもどんなパターンの問題なのかが経験から推測でき、時間短縮につながります。

おまけに、無駄に頭を使わずに済みます。
結果として取り組めるトータルの問題数が増えて、全問回答がしやすくなります。
900点を目指すのであれば、これは必須の勉強法になります。
まず、目指すは全問回答です。
ちなみに、”900点を取る感覚”を覚えるのが目的なので、この模擬試験に関しては、高難易度の教材を選ばないほうがいいです。『公式TOEIC L&R 問題集』とか『TOEIC(R) L&Rテスト 至高の模試600問』でいいと思います。

もちろん、模擬試験で間違えてしまった問題の答え合わせは、必ずしてください。
間違えた問題を理解する=スコアを上げる大チャンスですからね。
テクニックと英語力 まとめ
ひとまずここで、テクニックと英語力についてまとめます。

まだ解説は終わりじゃないよ
ここまで説明した通りTOEICは、英語力を上げる勉強をしながら、900点のためのテクニックを意識して磨いていくと、バランス良く勉強が進みます。
それに対して英語力は奥が深く、伸ばす余地がたくさんあります。
TOEIC900点を取ったあとも、英語力を伸ばす勉強は天井が見えないんです。

大人のネイティブでさえ、知らない単語のほうが多いでしょうね。。。
単語を覚えだしたらキリがないですし、ネイティブがしゃべる早口英語まで聴き取れるようになるには相当な練習が必要です。
それに対してテクニックは、TOEICだけにしか通用しない分、極めるまでの時間は短いです。

テクニックの重要性、わかってもらえました?
900点 勉強法の悪い例 私の失敗談
・教材選びは学習者目線で作られたものを使おう。
ここまでは、私の勉強体験の中から『これがおすすめだった』というものだけを紹介してきました。

実際には、いろいろと試して遠回りしてきたんです。。。
この項では、私の失敗談を書きます。
『こういう方法で勉強しても、TOEIC900点には意味ないよ』という悪い例を紹介するので、あなたの勉強に活かしてください。
失敗談1: 難し過ぎる教材で勉強する
『難しめの教材を使わないと、900点の勉強法にならない』と書きましたが、難し過ぎてもダメです。

いいあんばいが難しいですね~
私は当時、読む速度を上げる練習をするために、『新TOEIC TEST読解特急3 上級編』を使いました。
でも実はその前に、もっと難しい英語の小説を使っていた時期がありました。

『なにカッコつけてんだ』って感じですよね? イケるかなぁって思っちゃったんです。。。
結果的にはほぼ無意味でした。
内容が難しすぎて、知らない単語ばかりだし、知らない表現も多いし、1ページ読むのに30分くらいかかっていました。

たった30分で疲れてしまってました。
結果的に、勉強になったことはほとんど無くて、『これはだめだ』と気づくまでに数ヶ月かかっちゃいました。。。

やはり、あくまでTOEIC用に作られた教材の中から探さないとだめなんです。

900点を目標にしているからといって、難しい教材ならなんでもいいってことではないんです。
失敗談2: 模擬試験に公式問題集以外を使う
900点のための勉強法の項で、『模擬試験を定期的に実施して、900点の感覚を体で覚えよう』と書きました。

これは効果的!
ですが、ここで一つ注意です。
模擬試験に使う問題集ですが、テキトーに選んではいけません。
必ず、この2つの点に注意して選んでください。
- 問題集のサイズが、本番と同じサイズ(A4と同じくらい)
- 問題の掲載のされ方が、本番と同じ様式

なぜかと言うと…
本番と同じ見た目に作られていない問題集で練習しても、練習にならないから。
ですね。
私は一度、B5サイズくらい(本番よりかなり小さい)のTOEIC問題集を購入して模擬試験をしたことがあります。
感想としては、最悪でした。
- 文字サイズが小さくて読みづらい。
- パート1の写真が小さくて見にくい。
- 問題の配置がB5サイズに合わせてあるので、別の試験みたいな感覚になる。
- 常に手で押さえていないと。本が重さで勝手に閉じてしまう。
こんな感想でした。

特に4番目の特徴は酷かったです!
TOEICの問題集として出版するなら、せめてTOEIC本番の問題用紙と同じサイズにしなければ模擬試験として100点は付けられません。

つまり、TOEIC学習者目線に立って作られていないんです。
これでは練習になりません。
そして、TOEIC学習者目線に立って作られていない問題集なので、問題の質も低いです。アナウンスの訛りが酷かったり、最新のTOEICの出題傾向が反映されていなかったり。
※注意 これはあくまで、TOEIC試験200問が数回分掲載されている模擬試験用の問題集に限った条件です。
パート5の練習に特化したTOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問とか、単語を覚えるための金のフレーズなどは、サイズを気にしなくても大丈夫です。
失敗談3: 不安を溜め込む
もうすでに感じているかもしれませんが、TOEIC900点を目指すって、割と孤独な戦いです。

同じ目標の人ってあんまりいないですからね。
なかなかスコアが上がらなくて、『この勉強法で間違いないんだろうか?』という不安は常に付きまといます。

この不安が溜まっている時は、スコアが大きく下がりがちです。
こういう時に不安を外に出せないと、勉強を続けるのがイヤになって止めてしまうおそれがあります。

再開するつもりなら、休むのは必要だけど、やめるのは誰のためにもならないですから。
なかなかスコアが上がらない辛い気持ちはわかっているつもりです。

そこで!解決策!
人に話しましょう。不安を全部!
もしも、適任な人が周りにいないのであれば、
Twitterとかで、不安を書き出す。反応がなくても『誰かが読んでるかもしれない』と思って書くと気が楽になります。

それ専用のアカウントを作れば、かなり気楽。
『TOEIC勉強アカ』みたいな。

当時はTwitterの使い方知らなかったので…
900点は独学にこだわる必要ないです 頼りになるおすすめ講座もあります
・TOEICのセンパイ達からアドバイスを貰いながら勉強しよう。
さて、ここまでは実際に私が実施した独学での900点勉強法や、900点のための基本的な考え方を書いてきました。

独学で900まで踏ん張った今だからこそ言えることですね。。。
なので、独学でどうしても伸びなくなった場合のため、もしくは無駄に時間を使わずに900点を取りたい場合のためのおすすめ講座を2つ紹介します。

「なんだよ宣伝かよ」と思いますよね。。。。でも、ちゃんとおすすめのものしか紹介しないので、よかったら参考にしていってください。
おすすめ講座 2つ目:900点取得の最終手段! ”マンツーマンコーチング”
この記事では、私が900点を目指したときの経験の全てを書いてきました。

参考になりました?
それでも、やはり900点は実際に挑んでみると難しいです。
なかなか成果が出ないのが当然なので、心が折れそうになります。

私も何度も諦めかけました
そんな場合、TOEIC900点を諦めてしまいそうなら、最終手段があります。
英語のマンツーマンコーチングです。

どんな特徴があるかというと…
・あなた専属のコーチと二人三脚で学習を進めていく。
・コーチがあなたの問題点を分析して学習計画を立てて、管理してくれる。
・困ったことや不明点があったら、コーチになんでも相談できる。
という特徴があるので、勉強中の不安やストレスが溜まりにくくなり、目標達成までやり遂げ易くなります。

どうしても成果が出ないなら、これが最後の手段ですね。
マンツーマンコーチングは、他の人に勉強を見てもらうことで、途中で諦めてしまうリスクを減らせて、更に勉強の相談をすることで、ストレスや不安を、コーチが半分負担してくれます。
こういったサービスはいくつかありますが、先日その中の一つ”フラミンゴ”というサービスのマンツーマンオンラインコーチングについて取材してきました。
フラミンゴコーチングの大まかな特徴としては
- 勉強の習慣化を身に着けさせてくれるので、その後も一人で勉強が続くようになる。
- 無料カウンセリングの時に、あなたの問題点や課題をもとに計画表を作ってくれる。

ライザップみたいなものですね。
『どんなサービスなのか気になったフリをしてあげてもいいよ』と思ってくれたら、私の突撃取材記事で詳細を参考にしてみてください↓。
フラミンゴに取材してきて、どんなサービスなのかを分析しました。
900点のための 各パート別の解き方
・ひとつひとつ練習して本番に活かそう。
それでは、900点を取得するための、各パートを解くコツを解説します。

テクニックの項でも少し解説しましたが、更に細かく説明しますね。
900点を取るなら、ほぼ全問正解するつもりで解く必要があります。
以下を参考にして、自分の弱点を克服していってください。
パート1
TOEICの中では一番簡単なパートですね。
ウォーミングアップと思って気楽に解きましょう。
あえてコツを言うならば、パート1でよく使われる単語をしっかり覚えて聴き取れるようにしましょう。
などです
ちなみに、パート1の全ての選択肢が
というシンプルな形をとっていることも特徴です。
それと、写真を見て正解を選ぶので、過去形が存在しません。
パート2
このパートも全問正解を目指したいパートです。

難しい単語は使われない傾向にあるので、落ち着いてセリフを聴き取りましょう。
目標スコア800点までは、アナウンスの冒頭だけ聴き逃さないように気をつければ
必要最低限の正解数を稼げましたが、
900点目標ならば、全部のセリフを聴き取って正確に解答することが求められます。
つまり、消去法でしか解けない引っかけ問題も、理解して正解する必要があります。

と言ってもサービス問題ばかりです、全問正解を目指しましょう。
攻略法としては、アナウンス冒頭の部分を聴き逃さないのはもちろん、普段からシャドーイング練習をして、英語を聴いて英語のまま瞬時に理解する力を養うと良いです。

結局、セリフをまるごと聴いて理解できるように練習するしかないんですよね。。。
なので、リスニングを練習する音源として優れています。
ここで、試験本番でのちょっとしたワザを紹介します。
このパート2とパート1で使えます。
試験中に選択肢を聴いていて、
「間違いなくこの選択肢が正解だ」
と確信することはよくあると思います。
例えば、それがAの選択肢だったら、その後のBとCの選択肢は聴かずに、目を閉じて次の問題まで頭を休めましょう。

油断しすぎて寝ちゃわないようにね
パート3 4
パート1と2での全問正解ができるようになったら、900点の本当の勝負所はこのパート3と4になります。
合計69問のうち、間違えていいのは6問までです。
不慮の聴き逃しでの失点を考えると、やはり全問正解するつもりで挑むことになります。

全問自信を持ってマークしても、数問は間違えちゃうんです…
解くコツは、問題の先読みのとき以外では設問文を読まないことです。
先読みをして、会話アナウンスが流れ始めたら、設問文は読まずに”聴く”ことに集中し、同時に選択肢を縦に目でなぞります。
そして、正解の選択肢を見つけたら軽くマークする。
3つの設問が終わったら、マークをしっかり塗りつぶして、次の問題の先読みを始める。

先ほども書きましたが、詳しくは『TOEICパート3攻略法』の記事を参考にしてください。
TOEICの問題は毎回パターンがほぼ決まっています。
パート3と4の設問文も例外ではなく、ほとんど似たようなものばかりです。読む価値が薄いんです。

『何について話しているでしょう?』『~さんとは誰でしょう?』『彼らはどこで会話をしているでしょうか?』『これはどういう意味で言ったでしょう?』『この会社は最近どんな変化があったでしょう?』『この男性はこのあと、何をすると考えられますか?』
パターンなんて↑これだけでしょ。
なので、アナウンスより設問文を優先しても、正解率は上がりません。
正解のヒントの9割以上は、アナウンスと選択肢の中にあります。
パート5
パート5は、30問中の24問は正解したいパートです。
文法の問題は、一度覚えてしまえば何度でも解くことができますが、ボキャブラリー問題は、その単語や表現を知らなければ解けません。

なので、TOEIC頻出単語を毎日覚えることで対処しましょう。
わからない問題にいくら時間をかけても無駄なんですよね…
リーディングセクション全てに言えるコツですが、
これを意識しておけば、無駄に時間や労力を使うことなく、解きやすい問題の取りこぼしが減り、スコアを上げることができます。
上の方で解説した、パート5のテクニックをもう一度確認したいときは、←こちらをクリックしてジャンプしてください。
パート6
パート6では、パート5と似た性質の設問が出題されます。
英語の文章を読む力があれば、例え知らない単語を含む設問だったとしても、空欄の前後の流れからある程度正解を予想することができるので、パート5より解きやすいです。

パート6のほとんどが、文の流れを理解して解く問題だからね。
解きやすくなるコツとしては、文章を読み始める前に、この文章は何なのかを事前に把握することです。
注意書きなのか、
お知らせなのか、
誰かに宛てたメールなのか、
これを特定するために見るべきは、パート6問題の上部、
の部分です。
___の部分は、その問題によって違っていて、
など様々で、この文章が何なのかをひと目で把握できます。
何の文章なのかがわかったうえで読み始めると、内容の理解が早く、設問が解きやすくなります。

スラスラ~っと進められる。
上の方で解説した、パート6のテクニックをもう一度確認したいときは、←こちらをクリックしてジャンプしてください。
パート7
パート7は、54問中 44問以上正解できれば900点圏内のパート。

リーディングセクションでの腕の見せ所。
目安としては、TOEICの制限時間内に最後まで解き終えれば合格点。

ちなみに、私 aki(漢)が初めて900点台を取得した時は、最後の10問程度塗り絵をしていました。
やはり、コツとしては”難しいと感じた問題を積極的に塗り絵して先に進むこと”です。

1分考えて、難しいと感じたら即スキップ! 迷っているとスコアがどんどん下がっていくよ。
それと、必ず設問文を読んでから記事を読み始めること。
冒頭で述べた、”英語を読んで瞬時に意味を理解する能力”が一番活きるパートなので、普段の勉強で、長文記事を1分でも速く読む練習をしていると、パート7のスコアは上がっていきます。
もう一つコツとしては、
TOEIC試験の慣れにより、記事のどのあたりに正解のヒントになる部分が述べられているのかを経験から察して、なるべく設問と関係のない、無駄な部分を読まずに設問を解き進める。
これを意識しておくとパート7の難易度は更に下がります。

↑これはちょっと説明が難しいんですけど、要するに速く解く練習をたくさんして慣れれば、効率よく解けるようになるってことです。『速く解く練習』を意識するのがコツです。
上の方で解説した、パート7のテクニックをもう一度確認したいときは、←こちらをクリックしてジャンプしてください。
各パートの解き方 まとめ
900点を目指す場合のTOEIC試験全パートのコツ、解く際に意識することをまとめましたが、いかがでしょう?

800点までと違って、やることが増えてレベルが一気に高くなった感がありますね。
でも、TOEICという試験の中で考えると難しいですが、英語という分野全体から見れば、そこまで複雑なことではないんです。

日本語でも、相手がどんなことを言おうとしてるか、会話の流れで先にわかる時ってあるでしょ?それは私達が日本語に慣れているから当然なんですよね。
900点を目指す以上は、普段の勉強の難易度を、TOEICのレベルから一段階上げたくらいが丁度いいです。
しつこいようですが、TOEIC700点や800点を目指す人のレベルに合わせた勉強法では簡単過ぎです。
リスニング満点のための勉強法
リスニングで満点(495点)をとってしまえば、リーディングは410点程度で900点に届きます。
私の場合は、このパターンで届きました。
このほうが、L&Rどちらも450点取得するより、現実的で簡単だと思います。

『それができれば苦労しないよ』ってお思いですよね。仰るとおりです。。。
でももしも、リーディングよりもリスニングのほうが得意ならば、リスニング満点を目指してみてはどうでしょう?

↑私が実施していたリスニング満点のための勉強法です。
満点を取るためのテクニックをまとめましたので、よかったら参考にしてみてください。
スコアアップのために、勉強以外でできること
・試験当日に全力を出せるように環境を整えよう。
おつかれさまでした。ここからは、難しい勉強のお話はナシです。
勉強以外で気をつけるといいこと、アドバイスを書いていきます。

長かったですね。。。お疲れ様です。
せっかく勉強して実力をつけても、TOEIC本番当日でその力を100%発揮できなければ900点取得は難しいです。
この項では、試験当日に100%集中できるテクニックを紹介します。
ちょっと気をつければできることなので、是非実践してください。
勉強は朝がおすすめ
試験当日の行動とは少しズレますが、普段の勉強は朝がおすすめです。
お仕事に行く前、少し早起きして1時間程度勉強しておくと、トータルの勉強期間も短くなります。

おすすめです。
ちなみにこの理由から、TOEIC試験は午前受験のほうが良い結果が出やすいです。
アンケートの事前チェック
TOEIC本番当日は、試験までなるべく頭を使わないでおきましょう。

だから、TOEIC試験が始まるその瞬間までは、なるべく頭を使わないほうがいいです。
そのためにできることの一つとして、TOEIC解答用紙に記入するアンケートの事前チェックです。
これを毎回、律儀にマークしていると、少しだけ頭を使うことになります。

損した気分ですね。
『アンケートを正しく記入しないとスコアが出ない、、、』
なんてことはないでしょうが、記入しなかったことで何か問題があってもつまらないですよね。
私は、マークするべき番号、記号を予めメモしておきます。
そして、試験会場の座席に着いたら、何も考えずにメモしておいたものをそのままマークして、あとは試験が始まるまで目を閉じて頭を休めています。
よろしければ、今ここでそのメモを作ってみてはいかがですか?
一度作ってしまえば、その後の受験時に毎回流用できます。
かなり長いので、アンケートと選択肢は(別のページ)にまとめておきます。

↑こちらを参考にして、事前メモを作っておいてください。
ちなみに、私の場合は
D A 50 15 E BAAAADA DDE
です。

これを毎回、何も考えずにマークしてあとは試験開始まで席で寝てます。グーグー…
TOEIC前日にできる準備
当日に頭を使わないという観点から、前日にできることは全て済ませておくといいです。
・持ち物を全て用意しておく。
・試験会場までの順路。
・何時に家を出るかを決めておく。
・早めに寝る。
これを済ませておくだけで、当日かなりの余裕が生まれます。

試験にも集中できますよ。
本番当日の朝食で勝負をかけよう!
TOEIC試験は、集中力をいかに持続させるかの勝負でもあります。

そうなると、重要になってくるのが当日の朝食です。
朝食を正しく摂ることによって、200問全部解ききる力が備わりやすくなります。

脳の持続力ってやつです。
それに気づいてから、私が様々な朝食を試して、最適な朝食を探し出しましたので↓の記事にまとめておきました。

TOEIC試験前日に読んでみてください。

TOEIC900点勉強法 まとめ
以上がTOEIC900点のための勉強法でした。

おつかれさまでした。
スコアを伸ばすために、大事な部分だけをまとめると、
・単語や表現の知識
・TOEIC試験への慣れ
つまり、この3つを900点レベルまで伸ばすことを意識して勉強しよう。
ということですね。

それが大変なんですけどね…
そして、そのうえで重要なコツが、
・モチベーションを維持しやすい勉強法を意識しよう
この2つです。
これらを全て満たしたおすすめ講座がやはり、オンラインコーチングなので、もしも独学で難しいと感じたら、これらの利用を考えてみてください。
※アルクTOEIC講座は、2022年11月に販売休止になりました。

以上、おすすめです!

『900点』という数字を見て、それが自分で勝ち取ったスコアだと認識した瞬間は本当に感動します。
あなたの900点達成をお祈りしています。
このブログでは、このようにTOEICに役立つ情報を発信していきます。
よろしければ、また見に来てください。
今回は以上です。お疲れさまでした!
Twitterでも情報更新してます。aki(漢)のついったー
Twitterでしか呟いていないマル秘攻略情報もあるので、ぜひ一度覗いてみてくださいね。

※フォロワーさん 2800人 突破しました!ありがとうございます!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
aki(漢)